――とある夜。
ざざっ、ざざっ、と古ぼけたラジオから流れてくる音。
それを気まぐれに弄っていると、ふと、音楽が流れてくる。
暖かな、でもどこか寂しい旋律の奥。
優しい声が聞こえてくる。
「みなさん、こんばんは。
『最後の伝言』の時間となりました」
貴方は知らない。
このラジオ番組が発信されている場所を。
だけれども、貴方は知っている。
このラジオ番組が何を発信するのかを。
「誰もが、いつかは死んでしまいます。
けれども、大切な人に告げたい事はあるでしょう」
妙齢の女性が、静かに言う。
一呼吸置き、彼女は再び言葉をつむいだ。
「今宵は、今は亡き方々から貴方への『最後の』メッセージを
お届けいたします」
月に照らされた明るい夜。
貴方は、大切な人からのメッセージを受け取るべく、静かに待っている。
菊華です。
今回はしんみりとした特殊シナリオをお届けします。
概要
今回はPCさんへ『PCさんを大切に思う人』(故人)からの最後のメッセージをお届けするシナリオです。
アクションには
・PCさんへメッセージを送る人について
・メッセージの内容
・メッセージを受け取ったPCさんの反応
などを書いてください。
サンプルアクションを参考にしていただけると幸いです。
時間帯
深夜1時ごろとなります。
小学生低学年ぐらいの子供にはおきるのがつらい時間かもしれません。
ラジオについて
月夜の晩にラジオを弄っていたら、通じました。
どこで、だれが、何の為に放送しているのかは未知数です。
DJをしている女性が妙齢である事ぐらいしかわかっていない模様。
注意事項
今回はあたたかなモノの予定です。
ホラータグがないのはそのためです。また今回はラジオの正体を探るといったようなアクションは無効とさせていただきます。
それではよろしくお願いします。