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東海 道
は最上級生らしく、真面目に作業に取り組んでいた。
「何色にしようかしら……」
落ち葉選びは慎重だ。自分のぶんだけでなく、家族のぶんまで、落ち葉を使ったしおりを作ろうとしている。
落ち葉といっても、葉っぱによって色合いは様々だ。
形と色、それに大きさがぴったりのものを選びたかった。
「私のぶんはこの色がいいわ、きれいだし……」
自分の気に入る葉っぱを選ぶのは簡単だったが、家族のぶんがなかなか決まらない。
それぞれのイメージに合う色や形のものを選びたかった。
両親のぶんと、離れて暮らす祖父母のぶんだ。
「そうね……、これにしましょう」
じっくり悩んだかいもあり、納得のいく落ち葉が手元に何枚も並ぶ。
少し失敗しても平気なように、葉っぱは余分に選んでおいた。
「さてと」
手触りの良い和紙を、長方形にちぎる。
そこに選んだ落ち葉を貼って、上のほうにパンチで穴をあけた。
「リボンの色も大事よね」
葉と紙の色に合うリボンを結んで、しおりは完成だ。
何度か葉とリボンを付け替えたりして、一番素敵だと思う組み合わせのしおりを作った。
自分用のしおりと、緑の和紙を使った父用のしおり、橙色をした母用のしおりを並べ、祖父母に贈るぶんを作成する。
「きっと、喜んでくれるわよね……」
手紙と一緒にしおりを送ったら、どんな顔をするのだろう。
目を細めて喜ぶ顔を想像すると、道もわくわくしてしまう。
作業を進めながら、同封する手紙で何を伝えようかと考えた。
(島の生活のことはもちろんとして、学校のことでしょう、それに季節のことも伝えたいわ)
図工室でしおりを作ったこと、最近の出来事、それに、元気で過ごしているのかということ。
手紙に記したいことはたくさんあった。
机に並ぶ、秋を閉じ込めたかのようなきれいなしおりには、道の気持ちがつまっていた。
「あれれ、はっぱにおかおがついてるのー……?」
一原 みと
の手元を見て、
小島 海美
が不思議そうな顔をした。
みとは目や口を描き込んだ葉っぱを海美に見せて、誇らしげな表情だ。
「うん、これ、ね、コノハガエル」
「コノハガエルってなぁに?」
「コノハガエルは、はっぱにそっくりなの。はっぱに、ずっとかくれてる」
こんなふうにと言いながら、みとは他の落ち葉をコノハガエルの上にかぶせた。
「ほら、ね、わからない」
「あー、なるほどー!」
どれが本物かわからなくなって、海美は小さく拍手した。
みとは嬉しくなって、コノハガエルについてさらに説明を加える。
「コノハガエルはね、カエルさんだけど、ジャンプするのにがて。それでね……」
こんなふうに歩くんだっていうところを見せてあげたかったのに、葉っぱに埋もれたコノハガエルがどれだかわからない。
「あれ……、あれれ……!?」
葉っぱを漁りながら肩を落としたみとだったが、きゅっと唇を引き結ぶと顔を上げた。
「……ほ、ほら、ねっ。かくれるのが、とくい!」
めげずにみとは、さっそく次のコノハガエルを作ることにした。
今度はすぐにいなくなってしまわないように、紙粘土を使うことにする。
「よいせ、っせっと……」
紙粘土に落ち葉を何枚か貼り付けたら、コノハガエルの完成だ。
画用紙の上に座らせて、周囲に落ち葉を散らすと、とても素敵な雰囲気になった。
そんなみとを、「がんばれー」と応援し、海美も自分の工作を始めた。
「んーっと、ぎゅうにゅうパックをはさみできって-、ぺらぺらのビニールをはがしてー……」
ちょうどいい大きさにカットした牛乳パックの印字されている側のコーティングを慎重に剥がす。
ここだけは丁寧にゆっくり剥がしていかないと、せっかくの紙がやぶれてしまうのだ。
ぺりぺりぺり……、と上手に薄く剥がしていって、海美ははーっと息をついた。
「うまくできた!」
牛乳パックの内側のコーティングの上に紅葉を置いて、ティッシュペーペー越しにアイロンをかけたら完成だ。
海美は手を振って、かおり先生を呼んだ。
「せんせー! そうだーん!」
すぐにかおり先生はやって来て、海美の話に耳を傾けた。
「あのね、かていかしつにアイロンあったでしょ。あれつかっちゃダメ?」
「そうねえ……」
かおり先生は少しだけ考えて、もう少し後で一緒に行こうと約束をした。
「ありがとー、せんせー」
「危ないから、一緒にやりましょうね」
「はぁーい!」
後で補助の先生が来たら一緒に行ってくれるというので、それまで海美はもっとたくさんしおりを作っておくことにした。
今作っているしおりは、お父さんにあげるぶんだ。
予備も必要だし、お母さんにも作ってあげないと不公平になってしまう。
「……おかあさんは、お花とかがいいのかな?」
牛乳パックも時間もまだまだあるので、葉っぱもお花も、いろいろと作って遊ぶ。
真っ白な画用紙に、
双葉 由貴
は紅葉をぺたぺた貼っていた。
赤緑黄色の色とりどりの紅葉だ。
葉っぱの形を活かして、絵の具で背景も描き加えていく。
(ばーちゃん、喜ぶといいな……)
贈る相手の顔を思い浮かべながら、ぎゅっと秋を詰め込んだ一枚になるように、筆をはしらせた。
秋の景色に、本物の落ち葉が加わって、色の濃淡が美しい絵ができていく。
描きながら、由貴の気持ちは揺れていた。
喜んでもらえたら嬉しいなと思ったり、変だって言われたらどうしようと思ったり。
そうしながら細かいところまで丁寧に、気持ちを込めて作業を進めていく。
「……できた」
ぐっと伸びをして、あらためて見てみると、なかなかの良い出来だ。
「お、けっこういいじゃん」
時計を見ると、まだ時間に余裕がある。
「なんか作るかな……」
視線を向けた先にどんぐりが転がっていた。
「ん、そうだ」
以前テレビで見たどんぐりコマを作ることにする。
「簡単そうだったもんな」
由貴は材料を集めて、さっそくコマ作りに励んだ。
粘土の上に逆さまにしたコマを置き、どんぐりの底の中心にキリで穴を開ける。
接着剤でつまようじを穴に刺し、少しして乾いたら、サインペンで模様を描いた。
「よーし、いいじゃん、かっこいいな」
何個か作って、どれがよく回るか試してみたい。
由貴は次のどんぐりに手を伸ばした。
建物を作ろうと張り切っていた
八葉 あいら
だったが、あいにくと作業は難航していた。
木の枝や葉を使って、立体を形作ることが思った以上に難しい。
柱を四本立てて直立させようと思っても、細い枝で屋根を支えられず、いっそ枝をたくさん並べて壁にしたほうが手っ取り早いかもしれないと考える。
うんうんうなりながら、あいらは助言をくれそうな人物を求めて、周囲を見回した。
目が合ったのは、優しげな上級生の
東海 道
だ。
「どうかしたの? お手伝いしましょうか?」
ありがたいことに先方から手をさしのべてくれたので、あいらはぱっと飛びついた。
「おねがいしてもいいだろうか!」
「ええ、もちろんよ」
「じつは、たてものがつくりたいんだけど、うまくいかなくて……」
枝を並べて壁を作る方向へ切り替えようとしているのだと説明すると、道が手伝ってくれることになった。
「まず、後ろ側のかべを作ってしまいましょうか。大丈夫よ、きっとすてきな家ができるわ」
道と一緒に、枝を並べて、高さをそろえる。
それを三面作って起こしてみると、ぐっと安定感のある形となった。
「すごい……」
「ささえているから、このまま固定しちゃいましょうね」
「うん!」
後ろと横の壁をくっつけたら、次は屋根だ。
何本か細い枝を縦横に乗せて、その上に葉っぱや木の実をくっつけていった。
「屋根がかわいいわね」
「うん、すてきだ」
あいらが目指していた建物よりはずっとシンプルな構造になってしまったけれど、自然の素材そのままの屋根飾りはいかにも秋にふさわしく見えた。
入り口側の壁もなく、スタイリッシュではないけれど、手作り感あふれるかわいらしい建物だ。
「ここに、まつぼっくりをのせたい」
「いいわね。好きなものを乗せていきましょうよ」
木の実でボリュームを出すと、いっそう素敵に見えてきた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年07月29日
参加申し込みの期限
2015年08月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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