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木の実のアクセサリーをあっという間に作り終えた
苑下 ちか
は、もっとゴージャスなものも作ろうと張り切った。
「まだまだ作るで。次は、大きいのと小さいのと、ならべてみよか」
せっさく材料が豊富にあるのだ。もっとたくさんのアクセサリーを作りたかった。
「あー、葉っぱのんもええな」
葉っぱも色や形が様々で、カラフルなアクセサリーが作れそうだ。
「長さもかえよ。……色もかえよか。めだつ色がええな」
佐々木 濫丸
を見習って絵の具を使えば、いっそう豪華なアクセサリーが作れそうだ。
その濫丸もせっせと手を動かしながら、時々周囲の子の手元をのぞいている。
「それは何を作ってるんだ?」
声をかけられた
曖浜 瑠樹
が、ぱっと顔を上げて、作品を見せた。
「まつぼっツリーだよぉ! こっちは、どんぐりのどんツリー」
まつぼっくりやどんぐりで、瑠樹はツリーを作っている。
「へえ、おもしろいな」
「でしょー。んっと、次はね、木の葉マスツリーも作るんだぁ……!」
話しかけられたのが嬉しかったのか、とたんに瑠樹もきょろきょろしだして、ちかや濫丸の作品をのぞいた。
「ねぇねぇ、それは何ぃ?」
「秋てんこもりのアクセサリーや。なんかぎょうさん出来てきたな」
胸を張って答えたちかが、机の上を見て言った。
「そや、これ全部つけたらお姫さまみたいやない?」
「うん、そうだねぇ、きっととってもかわいいよ~」
「秋のお姫さま、オータムプリンセスや。プリンセスいうたら、あれやな」
はっとして、ちかは木の実を集め始めた。
「ティアラも作らな!」
かっこいいティアラを作るのだと意気込んで、ちかが目を光らせる。
「ティアラいいねぇ、ふぁいとぉ~!」
無邪気に応援する瑠樹に、濫丸も机の上の木の実を指さして答えた。
「僕は、どんぐりでブレスレットを作ってるんだ。今は、絵の具をかわかしているところ」
「そっかぁ~、きれいな色だねぇ。どんぐりじゃないみたい~」
瑠樹が言うと、濫丸の目もきらりと光った。
「そうだ、どんぐりと違うといえば、こんななぞなぞがあるよ」
「なぞなぞ~? 知りたーい!」
教えてとせがむ瑠樹の反応に、濫丸は気をよくした。
「くりはくりでも、口から出るくりってなーんだ?」
「えぇ~? 口からくりは出ないよぉ……?」
「出るくりもあるんだ。ゆっくり考えてごらん」
「う~ん……。くり、くり……、くりきんとん!」
「残念! 答えは、しゃっくり!」
「あぁ~、そっかぁ、しゃっくり! 言われてみれば、だねぇ……!」
おーっと感心して、瑠樹は拍手した。
にぎやかな彼らの隣で、
水 カジカ
は再び材料をじっと見つめていた。
実際に手にとってみると、素材の質感がそれぞれ異なる。
色も形も違う葉や木の実の中から、いくつか気に入ったものを選んで並べた。
枝と蔓を結んでつなげて、集めた素材を好きなところにつけていく。
まるでシーソーのような形は、秋の素材で作ったモビールだ。
右や左に飾りをつけて、持ち上げてみるとどちらかに必ず傾く。
(……こっち、おもいの?)
モビールと同じぶんだけ、カジカの首も傾いた。
ちっとも左右の重さが均等にならなくて、困り顔のカジカに、濫丸と瑠樹が話しかけた。
「どうしたの……? オレ、お手伝いするよぉ!」
「僕も手伝おうか。モビールを作りたいのかい?」
肩を跳ねさせて二人を交互に見つめ、カジカはおずおずとうなずいた。
「そう……。モビール」
「それなら、僕が上を持っていよう。そうしたらバランスがとりやすいんじゃないかな」
濫丸が、モビールを持つと、枝は右に傾いた。
「ってことはぁ、左にもうちょっとつけようかぁ」
カジカはおずおずと、左側に小さな飾りをつけ足した。
「右に、あとちょっとぉ~!」
「……右」
小さくて軽い木の葉を右につけると、傾きはほとんどなくなった。
(すごい……。てつだってもらったら、できた)
じわじわとこみあげてくる嬉しさをかみしめて、カジカは二人にお礼を言った。
「……ありがとう」
「ど~いたしまして!」
「うん、きれいなモビールができてよかった」
絵の具が乾いて、すぐに濫丸はどんぐりに穴をあける作業にうつった。
ちかがやったときにはとても簡単そうに見えたのに、自分でやるとなると意外と難しい。
「木の実が小さいから、難しいな。手がふるえて上手くできない……」
濫丸がそうつぶやくと、瑠樹がはいっと手を上げる。
「じゃぁ、オレがおさえといてあげる~」
「助かるよ、ありがとう」
「はーい!」
瑠樹は両手でぎゅっと、どんぐりごと濫丸の手を握った。
「……これじゃ穴があけられないかな」
「そっか~、そうだった!」
笑いながら瑠樹が、濫丸の手首を握る。
「これでどぅお~?」
少し笑ったせいか、上手いこと緊張がほぐれて、今度はきれいに穴があく。
「あ、安定したみたいだ。ありがとう」
「うぅぅ~ん」
ティアラと格闘していたちかが、カジカを呼んだ。
「これ、たおれてしもて、こまっとるんや。ちょっとこっちもっとって?」
「……っ!」
こくこくと無言のままうなずいて、カジカはティアラを両手で押さえた。
「せや、うまいで。そのままや、そのまま」
カジカの手を借りて、ちかがティアラの台座を安定させる。
「よっしゃ、できた!」
ほっとするカジカに、ちかはにかっと笑いかけた。
「たすかるわ-。お礼に自分のんもいっしょに作ったるわ」
「え」
「ティアラがええか、ネックレスがええ?」
どぎまぎしながら、カジカはつぶやいた。
「……ネックレス」
「まっとって」
そうしてちかは、どんぐりとまつぼっくりをつかむと、手早く穴をあけてひもを通した。
「ほら、完成や!」
首にかけてもらうと、カジカの胸元で木の実が揺れた。
「ありがとう」
「おたがいさまやで。うん、にあっとるわ」
恥ずかしそうに目を伏せるカジカを見て、ちかも満足げだ。
「まつぼっくり、そろそろかわいたかなぁ?」
指先でつんつんと触れてみて、
椎名 あさひ
はほっとした。
「うん、だいじょうぶみたい」
すっかり緑色に染まったまつぼっくりに、いろんな色をちょんちょんと塗り足していく。
ぐんぐんとツリーらしくなっていくまつぼっくりに、胸が高鳴る。
「そしてもちろん、これだよねぇ……」
ツリーになくてはならないもの。
「てっぺんのお星さまは、とうぜん黄色……!」
慎重に、黄色い星を描き加えた。
「……できたぁ!」
木の板の上に、ツリーとサンタさんをのせて、ボンドで止める。
「ゆうくん、よろこんでくれるかなぁ」
まだ小さな弟の喜ぶ顔を思い浮かべて、あさひも嬉しくなり、くすっと笑う。
山盛りのアクセサリーを作り終えた
苑下 ちか
は、満面の笑顔で片っ端から身につけた。
「プリンセスちかやでー。あ、せんせ、どや?」
「まあ、苑下さん、かわいらしいですね。重くはないの?」
ちかに呼び止められたかおり先生が、じゃらじゃらと幾重にも重ねづけされたアクセサリーを見て、微笑んだ。
「重さになんてまけへん」
「そうね、とてもおしゃれで素敵ですよ」
「先生、僕のはどう?」
佐々木 濫丸
も数珠のようにどんぐりを連ねたブレスレットを、手首に巻いて先生にかざして見せた。
「かっこいいだろー」
「あら本当。とても似合いますよ、佐々木くん。かっこいいわね」
褒められた濫丸は、嬉しそうにうへへと笑った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年07月29日
参加申し込みの期限
2015年08月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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