「ほーん。不思議な占い師サンねえ」
旧市街に店を構える古書店、今日は来客も少ない『OLDLYNX』のカウンターの向こうで、店主の馳 つるぎはおせんべいをぱりん。
綾辻 綾花はこくりとうなずき、
不思議な雑貨屋さんでのひと幕と、その後の
不思議な体験を語りました。
「最初に会ったときは、おばあさんだったと……思うんですけど」
早川 珪といっしょに、つるぎの誕生日プレゼントを選んだときのこと。
シーサイドタウンの雑貨屋さん『たそがれ屋』はなんだか魔女の家といったふぜいで、応対してくれたのもまるで魔法使いのおばあさん。外観はいかにもボロ家なのに、中へ入ってみれば明るく小奇麗な内装で、品ぞろえも素敵で綾花好みで……なんだか混乱してしまいました。
そして後日、声をかけられて振り向くと、そこにいたのはタロットカードを操る占い師さん。見たことのない女性……のはず、なのですけれど。
「声も、姿も違うんです。若くて綺麗な女性で、でも」
「マゴとかムスメってんじゃなく?」
「はい、私も最初はそう思いました。でも雰囲気っていうか……なんとなく、同じひとだって分かるんです」
浅黒い肌をして、金色の長い髪の、若い女性はけれどどこか老成したような語り口で、覚えてないのかい? なんて言うのです。珪と選んだプレゼントについて、気に入ってくれただろう? なんて。
おせんべいをもう一枚、ぱりん。
「ふむ。そりゃあまた、興味をそそられる話ッスなあ。で、もういちど会ってみたいって?」
「はい、その……」
なんだか言いよどんで、綾花はちょっぴり小声。つるぎの耳もとへささやくように、
「恋愛について、占ってほしくて……あ、なんで笑うんですか? もう、つるぎさん!」
墨谷幽です。よろしくお願いいたします~。
綾辻 綾花さん、プライベートシナリオの申請、まことにありがとうございます!
ガイドのイメージによらず、どうぞご自由にアクションをおかけくださいませ。
このシナリオの概要
ガイド本文で触れられている、不思議な占い師さんに会いに行く。というお話ですが、
あまりこだわらず、自由に行動していただいてかまいません。
たとえば早川先生やつるぎさんと街歩き、おいしいもの食べたり、遊んだり……とか。
やりたいことがあれば、なんでもお気軽にご指定ください。
なるべくご対応できるようがんばります。
件の占い師さんは、雑貨屋『たそがれ屋』、または街中のどこかで出会うことができます。
探せば見つかるでしょう。あるいは、向こうが見つけてくれるかもしれません。
ちなみに、タイトルにある夕顔は、夏の夕方に咲き翌日の朝にはしおれてしまう花です。
今のらっかみ!タイムは1月。おや、不思議ですね?
NPCについて
NPCは、登録済みのキャラクターでしたら誰でも登場可能です。
また、墨谷のシナリオに登場したNPCでしたら、登録・未登録問わず登場OKです。
ただし、不自然でないシチュエーションに限ります。登場が難しい場合もありますので、ご了承ください。
こんなNPCと絡んでみたい、なんてリクエストがありましたら、お気軽にご指定ください。
細かく指定もOKですし、マスターにおまかせもOK。
Xキャラクターも登場可能です。
口調などのキャラクター設定は、アクションに記載してください。
Xキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのURLだけ書いていただければ大丈夫です。
以上になります。
それでは、ご参加お待ちしております~!