あれたべたいな、これたべたいな!
うぬ、そのおねがい、かなえましょう!
おぉ、ありがとう。では早速いただこうかね。一つ持つかい?
(カップを持ってきた皇氏を出迎えて)
・・・・・・ん、なかなかいい香りだ。出来たぞー
(本格的なものを淹れられるような道具も材料もないのでたまたまあったティーパックで二人分の紅茶を作り、カップに注いで持ってくる)
む、そうか……では待たせてもらおうかな
(なんかはぐらかされたと感じるも、そこまで深く知る踏み入ることでもないと思って、言われた通り手を洗いに行き)
なぁんでもねぇよ。さ、あとはこれを冷凍庫に入れて20分待つ。茶でもいれるから手洗って座ってな
(手をひらひらしてはぐらかし、丸めたものを冷凍庫に置いてお茶を淹れにかかる)
知り合いだったかね……で、何かあったのかい?
(苦笑を見て何かあったのか気になり)
如月?あぁ、庚のことか。・・・なるほどな
(とっくに知ってたので納得すると同時に何を思ったのか小さく苦笑いを浮かべ、誤魔化すように置かれた生地をラップで丸めていく)
如月氏という男子がいてね、彼もここではおかん担当と呼ばれているんだよ。いつも飯やらなんやら差し入れてくれるんでね、きっと話も合うんじゃないかな
(作業しつつ答えて)
二人?他に誰かいるのか?
(おかんの部分より二人という方が気になり、首を傾げる)
その発言、なんというかおかんのようだね……おかん担当は二人もいらんというに
(褒められて嬉しいが、チョッピリ誤魔化すようにそんなクチヲたたいて
いざやってみればなんでも意外とできるもんさ。まぁ、うちの家族はみんなやれば出来る子だってことだな
(指示通りにちゃんと出来てる解理に満足気に笑い、その様子はどこか誇らしげでもある)
うむ、それぐらいだね。了解……ふふっ、思った以上に出来るじゃあないか。さすが僕だ
(指示された事をこなしつつ、笑みを浮かべながらつぶやく)
どれどれ?・・・うん、丁度いいな。そしたらこれをいくつかに分けてこれぐらいの長さの棒状にしてくれ、出来たらここに置いてくれな
(横から覗きこんで状態を確認すると小さく頷き、指で長さを指示しつつ適度な長さにラップを切って置いていく)
ふにゅっ……ふっ……ちょっと、固くなったかな?
(ある程度混ぜてそれなりに混ざり合ってきてるのを見つつ)
あんまり混ぜすぎんなよー。で、それなりに混ぜたら固まってくるはずだから・・・
(材料の投下を見守り、隣に立って混ぜ方を指示しつつ次の準備をする)
よし、任された……よぉし、きっちり混ぜてくれる……!
(無駄な気合い入れての材料投下)
お前ってさ、たまに変な事言うよな・・・。あぁ、じゃあまずはここに薄力粉と牛乳を入れて混ぜてくれ、計量は俺がする
(理解はできるがネットっぽい言葉に肩を竦めつつ、既にバターを投入してなめらかにしてあるボール内に材料の投下を頼む)
そ、それで僕は何をすればいいんだい? 今北産業って感じだからさっぱりだ
(ささっと立ち上げると手を洗おうと歩き出し)
安心しろよ、まだ仕事は残ってる。・・・ん?そうか?
(まだやってほしいことはちゃんとあるのでニッと笑い、食べないと聞くと少し残念そうにしつつ自分の口に戻す)
そ、そうか。ならよかった。手伝って欲しいと頼まれたのに手伝えてないなんてギャグでしかないからね……あ、あとそのチョコは君が食べたまえ!
(ほっと安堵しつつ、少し赤面しながら断りを入れて)
暇だったんでちょっとな。まぁまだ全然進んでねぇよ。あと、これの匂いもあるんじゃねぇの?
(本当にまだちょっとしか進んでないので大丈夫だと言い、反対の手で咥えてたシガレットチョコを摘むと食べるか?と解理の口元に差し出す)