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寝子島高校
【遠足】ねこでんに乗って、どこ行こう?
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●浅草・浅草寺 ~古と未来と~●
浅草寺の起源は遠く飛鳥時代、推古天皇の世に遡るという。
東京では最古の寺院とされ、その分幾度もの火事や天災に見舞われた記録が残っている。
今の本堂は昭和33年に再建されたものだ。
寝子島高校の制服を着た少年少女があちこちに見られる中、方々に跳ねた長い銀髪の少女が雷門の前に姿を現した。
「ん……」
朱色の大きな提灯を見上げ、静かに手を合わせる彼女――
アガサ・プレラチ
――もまた同じ制服を着ている。
ただし、校章の色は3年生のもの。
それでも、アガサが小柄なのも相俟って、傍目から見ればこの日よく見掛ける同じ制服の少女たちのひとりと思われる事だろう。
思惑通りではあったものの、彼女の表情は芳しくない。
(雷門は、新天地での天下泰平を約束してくれると聞きましたが……)
晴れやかな空から照らす太陽の光も、アガサの心を覆っている不安という名の雲に遮られてしまう。
アガサももう3年生。
次の年には親しんだ学び舎を卒業し、新たなステージへ飛び立たなければならない。
寝子島の広さと生徒の数を比べれば、当然多くの同級生たちが島の外へと進路を向けるだろう。
胸に不安の二文字を抱くのは、決して自分だけではない筈だ。
誰にでも門出は訪れる。
そこには不安があり、期待があり、そして喜びがあるべきなのでしょう、と思いを巡らせながら、自分と同じ制服の学生があちこちに見える仲見世通りを進み……やがて立派な本堂が見えてきた。
脇にそびえる五重塔もまた、どっしりと構えている。
先客に倣って香炉の煙を仰ぎ受け、階段を上り本堂の中へ。
手順に従って参拝し、合わせた手の前で目を閉じる。
(神様……少しだけ、私の背中を押して頂けると幸いです)
御宮殿の中に祭られているという菩薩の姿は見えないけれど、アガサは静かな空気に願いを乗せるのだった。
「さてと……行きましょうか」
感傷を取り払うように顔を上げ、アガサは階段を降りていく。
昼食を摂ったら、付近の大学や企業の下見を続ける予定のようだ。
「……? 今のは……」
擦れ違った女子高生を見送って、
楚良
は参拝に訪れた。
お参りをした後は、おみくじを引く。
穴の開いた筒状の入れ物を振ると、数字の書かれた棒が1本出てくる。
番号に対応するおみくじを受け取って中身を確認すると。
「末吉か……」
下から数えた方が早い運勢のようだけれど、書かれている内容はそう悪くない。
凶運の持ち主という自覚と、浅草寺のおみくじには凶が多いという噂からすれば、救いのある結果だろう。
尤も、本人の努力や良い心掛けがなければ、という部分は他の占いも一緒だ。
気持ちを引き締めて、楚良は階段を降りて行った。
●浅草 ~ニンジャとコースター~●
100年以上も前から浅草にある、遊園地。
こじんまりとした敷地の中に、アトラクションがひしめき合っている。
高さ6mしかない観覧車や、ミニマムな乗り物が多いけれど、ローラーコースターは意外と面白いようだ。
『最高時速たったの42km/h!』と謳われているものの、アップダウンが激しくトンネルの入り口が銭湯になっていたり、民家を模した壁スレスレを走ったりとそれなりに楽しめる。
「あー、面白かった!」
「結構スリルがあったね」
美咲紀
や
直樹
たちが感想を言いながらコースターを降りてきた。
「これって日本最古のコースターなんだよね?」
「昭和28年生まれだそうです」
「へー!」
首を傾げた美咲紀に、
蓮
が自前のメモをめくる。
「こういうレトロなのって、私は楽しいと思うけど神木くんはどう?」
「そうだね、なかなか面白いんじゃないかな」
「でしょー! こういうのでいつでも遊べるといいなぁ……」
はにゃんと力の抜けた笑みを浮かべる美咲紀を見て、なるほどと直樹は頷いた。
「東雲さんも何か乗る?」
「えっ……」
直樹に話を振られて、
人里
は戸惑う。
さっき浅草寺で『友達ができますように』とお願いしてきたのもあって、積極的に加わって行った方が……という思いも過ぎる。
人見知りの気がある彼女にとっては、踏み出すのは勇気が要るけれど。
「スピード系が苦手なら、可愛いのもあるよ♪」
メリーゴーランドや足で漕ぐヘリ型の乗り物、水上をくるくる回る白鳥。
浅草を一望出来るシンボルタワーには、お菓子の家を模ったゴンドラが吊るされている。
色々見ていると、ファンシーな四足歩行の乗り物がやって来るのが見えた。
昔なつかし、パンダカーだ。
「ああいうのもあるし……って」
美咲紀は言いながらあれ? と目を瞬かせた。
「いえーい!」
パンダカーに跨り、ひとつに結んだ長い髪をなびかせ……てはいないものの、ぶいぶいいわしているのは寝子高生だった。
正しくは2年生の、
秋風 透
だった。
「先輩……だよね」
「なんでこんなところにいるんだ?」
ぽかんとしている直樹に、
誉
も首を傾げる。
「おっ寝子高生発見♪」
パンダカーは一行目指して突っ込んできた。
しかし鈍足だ、みんな普通に避ける。
透は気にせず屈託なく笑う。
「楽しそうだな、どんな所見に行ったんだ?」
「ボクたちはさっきまで浅草寺に……って、先輩はどうしたの?」
円
がしげしげ眺めると、透はよくぞ聞いてくれた、という顔をした。
「忍者ショーを探しに来たんだ!」
……はい?
透以外のみんなが、顔を見合わせた。
どうやら、以前来た時に迷子になって観る事の叶わなかった忍者ショーをリベンジに来たらしい。
「えっと、忍者のショーなら外側のステージのじゃないかな?」
「おっ、そうなのか? ありがとう、行ってみる!」
美咲紀が教えると、透は笑顔で手を挙げて去っていった。
勿論、パンダカーで。
「どんな写真を撮ったんですか?」
人里が尋ねると、直樹はデジカメのモニターに撮った写真を映し出した。
街並みや仲見世通りの様子、近景から遠景、ちょっと変わっているところでは、角の店のカウンター側に近い視点の写真もある。
「裏側とかも、どうなってるのかなって気になるからね」
と説明する直樹に、人里は「記念に写真を撮ってる姿を撮ってみたいな」と呟いた。
「ん?」
「使いこなせてないけど、デジカメ持って来てるから……」
「構わないけど、ちょっと不思議な感じだなぁ」
デジカメを構えながらちょっと意識してしまう様子の直樹に、緊張してるのと円が笑い掛ける。
「そうだ、ボクが撮影しようか? 神木くんも風景と一緒に写ったほうが思い出に残ると思うよ」
「えっ」
「そういう事だから、デジカメ貸したまえ。綺麗に写してあげよう」
円に押されるようにしてデジカメを渡した直樹は、レンズを向けられてちょっと緊張気味に笑みを浮かべた。
一方、透は野外ステージに辿り着いていた。
遊園地の外側にあるとは、どおりで園内を探し回っても見付からない訳だ。
「遂に、遂に見つけたぜ! 憧れの忍者の舞台!」
既にショーは始まっており、江戸屋敷の回廊のような上階のステージで瓦版売りに扮した女性が進行を行っている。
どうやら客寄せの意味合いもあるようだ。
長い棒を持った同心が回廊を行き交うと、遥か上からワイヤーで釣られた忍者が宙を舞って現れる。
足を止めた見物客がどよめく。
屋根や壁を蹴って下のステージに降り立った忍者は、与力と寸劇を行いながら立ち回りを繰り広げ始めた。
「すげー! すーげー! これが……これが忍者の動きか!!」
大興奮の透は、自分もこんな風に動いてみたいと笑顔を浮かべた。
ショーが終わった後は、忍者グッズを見に行ってあれこれと見比べ……一番安い手裏剣や忍者刀を手に取る。
忍者刀を背負った透、気分はすっかり忍者だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
羽月ゆきな
メシータ
癒雨
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
125人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月24日
参加申し込みの期限
2013年03月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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