this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【遠足】ねこでんに乗って、どこ行こう?
<< もどる
1
…
26
27
28
29
30
…
34
つぎへ >>
もふもふたちの欲は収まったのか、やっと開放された
八城 昌也
。
息をぜぇはぁ、と乱しながら、数分。ようやく落ち着いたらしい。
「牧場の女性たちは積極的だね」
(※もふもふの多分♀ですが)
そんな昌也が起き上がれば、近く言い争うような声が聞こえる。
「ねぇねぇ取材してるんでしょ? オレたちも取材してよ~」
「そうそう、何でも答えてあげるよー」
チャラチャラと軽い男たちに絡まれていたのは、取材と称して同行を強行した
真壁 真美
だった。
「しつこい」
冷たい言葉で振り払うも男たちに諦めるつもりはないらしい。
取材したい彼女からすれば、して欲しいと売り込んでくる人は願い下げ。
あくまで自分の目で見た面白いもの、人を取材したいのである。
この拘りを曲げるつもりは微塵もないのだ。
「ねぇねぇ、」
そろそろ助けたほうがいいだろうかとはっとした昌也が近付こうとしたその時。
ゾクリ――殺気のようなものに空気が変わる。
たった一度のひと睨み。それで全てが終わったのだ。
相手が彼女の“絶壁”というNGワードを口にしなかったのが、せめてもの救いだったろうか。
呆気に取られる昌也、気がつけば真美に覗きこまれていてぎょっとする。
綺麗な黒髪に整った顔立ち、ホスト部としてナンパするとすれば自分も声をかけていただろう。
しかし問題はこの状況で自分と真美二人しか居ないことが、昌也にとっては大きな問題なのである。
やはり女性と二人というのは怖い、しかし外に出す訳にはいかない。何としても。
滑りだす甘い言葉が出てこない。それどころか――、
「あ、そういえばさっきどんな気持ちだった?」
逆に取材される始末。
「さっき?」
頭のなかで殺気に変換されたのは内緒の話。
「随分人気だったでしょ」
きっと彼女が聞いてるのはあのもふもふの波のことらしい。
ここで格好を付けられなくてはホスト部の名が廃るというもの。
「それはねぇ、」
奮い立たせてのキラキラとしたホストオーラ。
部の紹介まで取り入れてみたはいいものの、彼女はどこまで聞いていたのやら。
「もふもふー!」
テンションを心のままに叫ぶのは
野々 ののこ
。
ソフトクリームでヨダレを垂らしていたことは、ひとまず忘れてもふもふと戯れている。
そんな姿が目立ったのか、
「野々さんこんにちは、よかったら一緒に回りませんか?」
声をかけてきたのは
御鏡 聖
だ。
「うんうん、いいよー! ほら、もふもふ可愛いよ!」
ののこが差し出したのは隣にいるはずの兎で。迷子だろうか。
「えっと、触って良いんですか? 餌もあげて良いんですか?」
「うん、かわいーよ。あ、餌はさっき飼育員さんに貰ったから分けてあげるね」
「ありがとうございます」
ふんわりとお礼を言ってから餌を受け取って。
そっと兎に差し出せば、可愛い仕草でひと齧り。
なにこれ、可愛い。
つい抱っこしてしまっても仕草はかわいいまま。
なんとも言えない、言葉は出てこない。でも可愛いのである。
(寝子島神社に来てくれる狐さんにも負けていません……今度、狐さんに抱っこさせてもらえないか聞いてみましょう)
ふと脳裏に浮かんだのは、少し前に知り合った狐のこと。
きっとあの毛並みも気持ちいいんだろうなぁ…なんて。
視線はそっとアルパカへ。想像より少し大きいなぁなんて見ていたら。
「おーい君たちもアルパカを眺めてるのか?」
ふと耳に降ってきた声は
邪衣 士
の声だった。
彼は『アルパカに会えると聞いたら黙ってるわけにはいかない!』と勇んでここへ来た。
テンションで言うと水族館でアシカを見た時の非常にハイな感じである。
「うん、もふもふしようと思ってるよ!」
ののこが元気に返事をする。
「けど気をつけないと唾をかけられるからな……」
「えー、そうなの?」
真顔。とっても真顔。難しい顔のののこ。
「威嚇するときにつばを吐きかけたりするらしいね、まるでヤンキーだよね」
気がつけば混ざっていた
七草 八兵衛
も言葉を添える。
「や……ヤンキー」
ごくりと、辺の人を含めて唾を飲む。
しかし3分後には「大丈夫だよね!」なんて超ポジティブであった。
その話でちょっとアルパカに近づき難くなった聖。
なので先にと羊の方をぎゅっとしてみることにした。
「柔らかくて、温かくて、もふもふします……」
「もふもふー♪」
「このまま眠ってしまっても良いでしょうか?」
「ソフトクリームもいいけど、それとっても気持ちよさそう!」
ののこの思考からソフトクリームは消えていないようです。
「よ、野々。ずいぶんはしゃいでるな。動物好きなのか?」
「うん! 好きだよー!」
覗きこんできたレオンにもへらりと笑って力いっぱい頷く。
「そうかそうか、楽しそうで何よりだ」
その笑顔は見てるとついつい和む。こっちまで楽しくなるみたいだとレオンは思うのだ。
次は勇気を出してアルパカ! 先陣はののこと士が切っていく。
戦いでは無いが、心意気は似ていたかもしれない。
――戦闘結果:唾はかけられませんでした。
しかし唾を警戒していた士、その為に何時も身にまとっている毛皮は控えたのだが……
「おーい、待ってくれー?」
何故かアルパカたちが一目散に逃げ出したのだ。
首を傾げる士。そんな士を見てののこは言う。
「おぉ、士くんはクマさんなんだねー!」
なんて。
まさかと思い自分の姿を振り返ると……癖で毛皮被ってたー!?
気がついていなかったようです。
そんな熊に怯えるのがもう一匹。
先程の迷子兎はその場に居たようで、ふるふると震える兎を見て見かけた八兵衛が兎の思い出を語る。
妹が可愛がっていたこと、不慮の事故で失ったこと。
ペットを飼わないことを面倒臭いで〆る八兵衛。
そっと兎を抱き上げた聖が悲しそうな顔をすれば、八兵衛は……あれ? っと首を傾げた。
予想外の反応が返って来たのだろうか。
けれど重い空気を切り替えるかのように、
「そういえば羊って背後が見れるらしいね、間抜け面してるくせに抜け目ないよね」
「でも、のんびりしてるのに後ろが見えてるとかカッコイイよね!」
ののこの言葉に聖もこくこくと同意するように頷いた。
そんな聖のスカートがくいっと引っ張られる。
「きゃ……!?」
見てみればさっき抱きついていたの羊らしい。
構って欲しいのか、餌がほしいのか、ぐいぐいとスカートを引っ張るのである。
「あっ、駄目です、スカートを引っ張らないで下さい、ポケットに入っている餌は差し上げますから、一度口を離して下さ~い!?」
「うわっ!?」
更に素っ頓狂な声を上げたのは
八神 修
だ。
視線を移せば羊の波が彼に押し寄せている。懐かれている。何だかとっても懐かれている。
先ほどのアルパカ第一波に負けていない、流されてはいないが完全に埋もれている状態で。
「おぉっと、聖ちゃんと修くんがピンチだ! みんな助けるよ!」
ののこの一声でレオンや士も加わり、八兵衛は様子を見ている。
無事救い出せることができるのだろうか!?
その近くを通りかかったのは、乳搾りに向かおうとしていた
綾辻 綾花
と
七夜 あおい
だった。
思わず二度見してしまうようなもふもふの群れ。
何だか騒ぎになっているのもわかる。
ひょいっと覗けば誰かが埋もれているらしい!
「た……大変です!」
「綾花ちゃんは待ってて! わたし行ってくる!」
男前な言葉を残し、あおいは急いで駆けていく。
ひょい、ひょい、と羊をかき分けた先は……手!?
「だ、大丈夫ー?」
その手を引っ張ってみるが、どうやら起き上がれないらしい。
「すまないが動物達を少しのけて……くれ」
「あ、うん、任せてっ……ってあれ? 修くん?」
言われた通りに羊を退かしてみれば見知った顔。
実はこの埋もれている修、あおい、綾花の三人は
『狐火の花盗人』
で行動を共にしたことも有る知り合いである。
「七夜?」
こっそり覗いた綾花も「あっ」と声を上げる。
顔を合わせた三人は以前の狐騒動の際に共に行動した面子だったのだ。
とりあえずは修を羊の群れから救い出し、そのままその場から離れる。
もふもふたちが気がつく、その前に。
「……修さん、動物さんたちによく懐かれてましたね」
「うん、大人気って感じだったよね」
綾花とあおいが凄かったと零せば修は大きく一息吐いて、
「そんな動物まっしぐら人生、獣医になるしかないじゃないか」
そう呟きもするのだが、隣の二人からは『それいいね』と笑顔で肯定が返ってくる。
動物まっしぐら……この笑顔を前にすれば案外悪くないのだろうか、なんて。
折角だからと、一緒に当初の予定だった乳搾りに向かうことにする。
「ううっ、大変な目にあってしまいました……野々さんも皆さんも有難うございます」
ののこや士、そしてレオンの連携プレイで聖のスカートは死守された!
ぺこりとお辞儀をする聖によかったねーっとののこも笑う。
修くんはー?と首を傾げきょろきょろするののこだったが、
「そいや野々、お前さソフトクリームがどうとか言ってなかったか?」
「うん、後で一杯食べるよ!」
レオンの質問によって、意識は突然にソフトクリームに占拠された。
「それなら、自分たちで作ってみませんか?」
乳搾りの体験学習や、体験工房なら全て自分たちの手で可能だから。
「気になるなら後で行ってみたらどうだ? なんなら俺も一緒に行くし」
「みんなでやったら楽しそうだねー!」
いいねいいねと、ののこもやる気である。
「ねぇ、ならその前にみんなで運動しない?」
喜ぶののこたちに声をかけてきたのは
七海 真帆
だった。
「この前で子豚レースがあるらしいのよ」
――運動後の方がソフトクリームも美味しいわよなんて誘惑。
「七海、あれは小学生以下が参加できるものだぞ」
話を聞いていた見回りの高野先生が一言を添える。
「まぁまぁ先生、そこを何とか、ね?」
更には先生も一緒にと言われてしまれば、可愛い生徒の為に頑張らないわけにもいかず。
「よし、わかった。頼んでみるけど迷惑そうなら諦めること、いいな?」
「はーい!」
手を挙げる人や頷く人、そっと付いてくる人。
高野先生はそんな皆を引率しつつ、交渉へと向かうのだった。
人目を避けてのろっこん――ベトナムユニコーンの使用。
サオラに変身した
シダ 美穂戸
はもふもふたちの群れに混ざり、触れられることを楽しんでいた。
撫でるのもいいけれど、撫でられるのも悪くないものである。
(お ごはんくれるか 草か)
動物だと思われているから当たり前の話なのでは有るが。
それなら、せめて。
「…し、」
鹿せんべいと言いかけた所でハッとする。
(あ 喋ったらびっくりか 気をつけよう)
そう今、自分は人ではなくサオラなのだと。
うっかり騒ぎになるところだったと、小さな鳴き声で誤魔化して大人しくするシダであった。
すりすり、すりすり。この感触はなかなか気持ちのよいものである。
「あ、こっちには羊が居るー」
可愛いーと背中をわしゃわしゃ撫でる
緑野 毬藻仔
の隣で
千鳥 雅人
も、もふもふにご満悦。
「そういえば羊って、ラムだよね。大人ならマトンだったかな?」
「へ~、子供の羊はラムで、大人はマトンって言うんだ。毬藻仔ちゃん物知りだねっ!」
初耳の雅人はおぉ、と拍手を鳴らした。
その直ぐ側にはフェリーの船酔いで、すっかりふらふらになってしまった
影臣 澄子
。
辿り着いた先はアルパカや羊のふれあい広場だった。
見つけたのは一匹だけ群れから逸れた羊の姿。
「お前も一人なの? 悲しいな」
それは自嘲するような呟きにも聞こえる。
「当たり前だけど、みんな同じように見えて違うんだよな」
純粋に此方をみるキラキラな瞳も、きっとこの毛のもふもふ具合も。
「私たち逸れもの同士で滑稽だ……あ、れ」
一匹だけに見えた羊はそのまま群れに戻り、皆と仲よさげに戯れ始めて。
(……なんだ、居場所、あるじゃん、)
急に悲しくなってしまった澄子はじわりと視界を滲ませる。
私だって居場所くらい、とやけになったその時、目元に温かい何が触れた。
羊でもない、アルパカでもない。それはサオラになっているシダだった。
ぺろりと目元を舐めてすりすりと。“心配 ない”そんな声も聞こえた気がしたけれど。
動物が喋るはずがない、と澄子は気のせいと思うことにした。
「その子可愛いよねぇー」
「ね、そう思わない?」
不意に毬藻仔と雅人に話しかけられた澄子。
「あ、あの、えっと……ぅぁ、ぅ かわいいですね、えへへへ……」
余りにもいきなりで上手く言葉は紡げなかったし、どもってしまったけれど。
すり寄ってくれるサオラの温かさも、話しかけてきた雅人と毬藻仔の笑顔も何だか嬉しいものだなとは思えたから。
言葉の最後にはちゃんと頷いて見せるのだった。
<< もどる
1
…
26
27
28
29
30
…
34
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【遠足】ねこでんに乗って、どこ行こう?
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
羽月ゆきな
メシータ
癒雨
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
125人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月24日
参加申し込みの期限
2013年03月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!