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【遠足】ねこでんに乗って、どこ行こう?
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●その手で触れて、思うこと
服装は皆ジャージに着替えて。動きやすくのびのびと!
響くモォ~というのんびりとした鳴き声。
此処で体験できるのは牛の乳搾りだ。
並べられた牛たち、飼育員さんが注意事項を説明してくれる。
「いいですよー」の言葉を合図に皆はまじまじと近づいて部分を観察。
そんな生徒たちの中で異彩を放っていたのは船の中、誰よりも男前だった
尾鎌 蛇那伊
。
彼の今回の気合の入れどころはまさにココである。
呼吸を静める様は、乳搾りとは違う緊張感に溢れていた。
まわりから、ごくりと唾を飲む音が聞こえる。
緩やかな動きと共に練り上げられた気! 何か凄い、すごい!
そんな指先が紡ぎ出すのは優しさ。
むに。ふに。ぐっ。
掴む指は力強さに対してとても優しく、それでいて力強い。
おぉ、牛が心地好さそうだ、とってもほんのりとしている。
「な……なかなかやりますね」
ごくり。
「あら、そうかしら?」
飼育員さんもびっくりです、観察しています。
繊細に力強く、牛にも配慮がされた動き。
――与えるのは苦痛ではなく快感を!
その両手はもはや神の手、ゴッドハンドである。
船の中で先生たちを快楽に沈めた手は幻でも何でもない。
しかし濃い。しなやかで感動の場面なはずなのに、濃い。
何がとは言わないが、不思議な感じである。
蛇那伊が一揉みする度に、湧き上がる歓声!
「まだまだ、あたしの腕はこんなもんじゃないわよ」
その指先は溢れだす多才を止めない。
牛たちの表情を見てると、飼育員さんでさえ『いいなぁ、』なんて思ってしまう。
いやいやいや、仕事中です。駄目です。
蛇那伊の指先は癒すと言うことを知っている。
身体の構造や壊し方、それを全て理解するために学んだ歴史深い中国拳法が取り入れられている。
しかし、もう一度言うが濃い。
ごくり。見物人が唾を飲むのは何度目だろうか。
「あら、先生もまたされたい?」
話しかけられたのは一緒に覗き込んでいた
浅井 幸太
先生。
船の上の極上を思い出し、つい頷きそうにもなるけれど。
「い、いや。遠慮しておくぞ。し、仕事中だからな!」
ぶんぶんぶん。とはいうものの指先チラリ。
またされたい、という蛇那伊の言葉。
この時の皆の認識→今は牛の乳搾り→乳を揉む体験。
結論―― まさか、揉まれたのか!?
である。
そんな事とは知らず、
「でも尾鎌の指は心地よかったぞ、また今度頼むな」
なんて浅井先生が褒めてしまうので、辺りはひと時ざわりとした。
「……?」
首を傾げる浅井先生。
そんな中、誤解を振りまいた蛇那伊はというと。
「じゃ、手伝うわね」
その自慢の肉体で、絞り終えた牛乳の運搬手伝いを申し出てたりなんてしていたのだ。
ふりーだむ!
そんなショーみたいな神業の反面、真面目な顔で乳搾りに臨むのは
綾辻 綾花
だ。
七夜 あおい
と一緒にそっと覗きこみ、観察して。
飼育員さんの指示に従いながら、そっと試していく。
なかなか出ない、コツが必要らしい。
「む……難しいです」
「が、頑張って綾花ちゃん……!」
「よし、なら俺がやってみよう」
自分がコツを掴めば教えられるかもしれない、そう思って申し出た
八神 修
。
いざ。
…………。
どう試しても出ないのである。
「揉まれると大きくなるって言うけどどうなんだろうね?」
横で同じく乳搾りをしていた
名義 冰
の言葉にドキリ。
いや、牛の乳のことではない、多分。
どちらかと言えば彼女の視線の先は豊かな女生徒の方の胸元。
それ以上に気にしているのはやはり、目の前の体験学習。
掴めば出ると思いきや、出ないのである。
「おぉ、……こう絞ればいいのかな?」
少しずつ、少しずつでは有るが、慣れてきた気がする。
一旦コツを掴めば簡単らしく、こなしていく冰と、尚にらめっこ状態の修と綾花。
こうですよと飼育員さんが実践してくれれば、おやおや不思議。
「出た……!」
「こっちも出ましたっ」
乳が出た瞬間の感動は、とっても大きい。
ゆるっと直ぐに出来てしまうので、空気もゆるっとしたまま。
「わ、二人共おめでとう! 私も頑張ってみるねっ……あれ?」
出ないのだ。
むに、むに。
出ない。
そんなあおいの様子に綾花と修が小さく笑って。
――今度は自分たちが教える番。
動物を観察して一息ついた
神野 美野梨
。
次は自分の手で確かめようと、乳搾りのコーナーへ足を運んでいた。
「この牛は産後どれくらいですか?」
近くにいた従業員さんに早速の質問。
「あぁ、それはね――」
聞いたこと一つ一つをメモして、綴っていく。
「一回に何ccくらい絞れるのかしら?」
頭のなかの疑問は全て口にして、返った答えはまた綴る。
自分なりにこの日を楽しむ美野梨。
豊かな自然、沢山の動物、そして満たされる知識欲。
「生物部に帰ったらみんなに教えてあげたいわ」
今日のことを全部。なにひとつ零さずに。
きっと皆、笑って聴いてくれるはず。
絞った乳でソフトクリームを作りたい。
そんな綾花の提案から、次はソフトクリーム作りに挑戦するあおい達。
(頑張った分、いつもより美味しいと思うんです……)
だって絞れた時、あんなに嬉しかったから。
そんな横でアイスを作るのは、先程も近くで乳搾りをしていた冰だ。
ひと通り材料や器具は準備されているのだが、彼女は自分で持ち込んだ、
砂糖とバニラエッセンスを牛乳に混ぜ、
「変哲もない容器に新鮮な牛乳やらを放り込むよ」
シェイク用にと程よい大きさのプラスチック容器とタオルを取り出して。
「それからシャカシャカふるふる」
それを自らのろっこん――冷却御手(セルシウス)でそっと冷やしていく。
これは彼女の特技であり、種は秘密。
「そしてアイスが出来る」
じゃーんと出来上がるアイス、その手さばきはまるで手品。
あっという間にアイスが出来上がってしまったのだ。
「す、すごい……」
ぽかんと口を開けるあおい。
「あの、私たちにも教えてもらえませんか?」
綾花の申し出に、冰が嫌な顔をすることはない。
「ん、いいよ」
ろっこんの部分だけ、ちょっと誤魔化すことになるけれど。
修もまじまじとそれを眺めていた。
どうせなら七夜においしいアイスクリームを――なんて、考えていたのかもしれない。
「で……出来ました!」
アイスの完成。
完成となれば次は食す時間である!
ひとくち食べてみれば、冷たくて、ほんのり染みる優しいみるくの味。
「美味しいねっ! あおいちゃんのも食べてみてもいい?」
「うん、いいよ!」
「あ、私のも食べる?」
笑顔で差し出し、それが笑顔で返れば、交換会の始まり。
何故かそれは周りにも伝染したそうな。
優しい優しい、それでいてひんやりした、楽しい時間。
「えー聞いてないっ!」
建物の外、誰かが抗議の声をあげている。
校外学習と聞いて、身なりから張り切ってきた
最上 るるか
の声だ。
ネイルをデコってバッチリキメて。
ミニスカートにヒールの高い靴。どう考えても牧場には不向きである。
現にその姿は視線を集め、なんか視線が痛い。きっと気のせいではない。
乳搾りをしてみようにもその爪は、牛の乳を傷つけてしまいそうだ。
むむむと考える、るるか。
けれど彼女はポジティブ、考えていたかと思えば>
――参加したんだから目一杯楽しまなきゃ! と既に切り替えていた。
出来る事をときょろり視線を巡らせれば、誰かを追いかけている
桐島 義弘
先生の姿。
ぴーんとひらめいた、るるか。
(楽しくなりそうかも♪)
くすりと、小悪魔のような笑みを浮かべる。
「桐島セーンセ!」
がばっとその腕に抱きついて。
「なっ……!?」
不意打ちに動揺する桐島先生。
「ね? ね?」
「生憎今取り込んでいる、早く追わねば……あ、」
……見失った。
眉間に指を当てて、大きく溜息をつく桐島先生。
そんな事情も知らないるるかは、変わらずの自分ペース!
「ねぇ、桐島センセ。一緒にソフトクリームなめよっ!」
もちろん返事は最初から聞いていない。
「お、おい、待て……!」
話を聞かない生徒には、乱されっぱなしである。
「ほら、あったよ!」
機械の前で自分でソフトを巻けるらしい。
牧場の人の言うとおりにぐ~るぐる、ぐ~るぐる。
これはこれで何か、体験学習っぽい。
「先生もやってみて」
手本見せてよと言われれば、やらないわけにも行かず、流されるまま。
しかしるるかの勢いはこれだけでは止まらない。
「こーして並んでるとデートみたい、カップルに見えるかな?」
「生徒と教師だろう」
意図が全く伝わっていないのか、凄く真面目な返答だ。
「ぶー」
ちょっと悔しくなって桐島先生をちら見。
「あ、せんせー 頬にクリームついてる」
指ですくい取ってぺろりとしてみたり。
「間接キス……な~んて、刺激強すぎたかな? てへぺろ★」
「いや、口にはついていないだろう」
「む、」
またも真面目な返答。というかマジな回答。
さっきの動揺とは裏腹に細かいと通じないのだろうか。
なんか悔しい。それでもるるかがめげることはない。
「あたしせんせーのこと知りたいの。出身は? どこ住んでるの? どうして教師になったの?」
「俺のことはいい。それよりも高校生らしく体験に勤しんだらどうだ」
「もーっ、子供扱いばっかり!」
むっとしたるるかはわざと転んだふりで桐島先生に抱きつく。
最初の不意打ちで唯一通じたこの方法。これならどうだ!
「な……! いいから早く離れなさい」
「顔赤いよ、せんせー♪」
楽しそうに携帯で写メぴろりん。
直ぐにこの携帯が桐島先生に没収されたのは言うまでもない話。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
125人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月24日
参加申し込みの期限
2013年03月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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