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【遠足】ねこでんに乗って、どこ行こう?
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●ランチクルーズ! ~屋形船に揺られて~●
しかしいくら食べ盛りとはいえ、あちこち食べ歩きをした上で胃袋に余裕がある生徒はそんなに多くない。
あまりお腹が空いていないという生徒だっている。
お昼に美味しいものが用意されていると分かっていても、その場所ならではの名物には抗えないのは仕方のない事だ。
団十郎
も、箸があまり進んでいない生徒のうちのひとりだった。
「美味いのは美味いんだけどなァ……あっ、ネタローにカセクン!」
横並びで食事中の
寝太郎
と
礼二
に声を掛ける。
「まぁどうぞどうぞ食べて食べて、ほらあーん」
「え、大山田さん食べられないの?」
イモ天を箸に取り、差し向けてくる団十郎に寝太郎は目をぱちくり。
「さっき色々食べすぎて食いきんねーんだよ」
「俺も結構お腹がいっぱいなので……」
礼二が辞退する中、寝太郎にイモ天を口に押し付けようとする団十郎。
「じゃあ、い、いただきます。あーん」
恐る恐る噛り付き、もぐもぐ。
「……あ、美味しい」
「そうかそうか、遠慮なく食べてくれよな!」
「えっ……モゴモゴ」
「お二人とも仲が良いですね」
「えっ違、いや、違わないけどっ……」
ちょっと慌てる寝太郎、しかし礼二は微笑ましげに眺めているだけだ。
「これも美味そうだぞ!」
「もがもが……!」
危うし、寝太郎のお腹。
大方の生徒が料理を食べ終える頃、デザートのどら焼きが運ばれてきた。
ふんわりとした甘みのある皮に、甘さ控えめの上品な餡がバランスよく挟まれている。
重たいお菓子が苦手な人でも、不思議と丸ごとひとつ食べられてしまう。
「……俺が、作ったのは……」
器に並べられたどら焼きを、
拓郎
はゆっくりと見回していく。
綺麗な色と形のもの、ちょっとイビツな楕円のもの、端っこが他の皮とくっ付いてしまって、切り離した跡があるもの。
焼き色も濃かったり薄かったり、ちょっとコゲていたりで非常に個性的だ。
小淋
が、その中のいくつかを見付けてさっとメモに文章を描いた。
『印が付いているのが、ありますね』
「……うん、これだ」
拓郎は自分で焼いたどら焼きを手に取って、じっと眺める。
苦労して自分で作ったものだと思うと、感慨もひとしおだ。
「私の、すぐに分かったなぁ」
ちょっと焦げのあるどら焼きを、ぱくりとかじる佳奈。
やっぱり皮の外側が香ばしすぎる感はあるけれど、それも自分の努力の痕跡。
「美味しいよ~♪」
『皆さんも、是非食べてみて下さい』
そう書かれたメモを小淋が掲げると、形や色合いが綺麗なものから先になくなっていく。
「これ、うちが作ったどら焼きだにっ! ちょっと形がヘンだけど……瑠奈も一緒に食べよ?」
侑は身近な生徒たちにどら焼きを配っていく。
「やっぱり、リンちゃんの売れ行き良いね♪」
『高梨さんのもです』
微笑む
彩葉
にふんわり笑みを返して。二人とも、自らが焼いたどらやきを味わった。
「……あれ? うちのキーホルダー、何処行ったんやろ?」
鞄に付けてあった筈のどら焼きキーホルダーが見当たらず、かなえはきょろきょろと周囲を見回す。
「あら、何か探して……?」
座布団をひっくり返したりして捜索しているかなえに、
零葉
は声を掛けた。
「うちのキーホルダー、なくなってしもてん。
屋形船に乗った時は確かにあった筈やねんけど……誰か間違って食べてしもたんやろか」
「どんなキーホルダー?」
「食品サンプルのなぁ、可愛いどら焼きのやねん」
「……そう」
零葉は心当たりがあったらしく、ちょっと待ってとかなえに言い置いた後、入り口側の方にいるクラスメイトに声を掛け、二つ三つ言葉を交わす。
相手の生徒は合点が行ったように何かを零葉に預けて、かなえの方に手を振った。
「?」
「これね」
「あー! それや!」
どうやら、屋形船に入った後何かの拍子に取れてしまったようだ。
「買ったばっかりで失くすとこやったわ。おおきになー」
かなえは零葉と拾ってくれた生徒にお礼を言って、改めて安心して自分のどら焼きを食べ始めた。
「これは?」
従業員とは別に
雛姫
が持ってきたどら焼きを、クラスメイトの
楚良
は怪訝そうに眺める。
「私がきなこもちを普及させるべく作った、きなこもち入りのどら焼きだバカ野郎」
淡々としたぶっきらぼうな口調の上、つい口癖が出てしまう彼女の表情を、波ひとつない湖面のような青い瞳で眺める楚良。
「……君は物を勧めたい、広めたい相手にバカ野郎というのかい?」
「いや……これは口癖だ」
「まあ、折角だし頂こうかな」
さらりと水に流した楚良は、皿からきなこ餅入りのどら焼きをひとつ取った。
どの生徒が作ったかは不明な皮の形や大きさはイビツだけれど、焼き色は悪くない。
一口かじると、ふんわりとした皮の甘みの中に、強い柚子の風味を感じる。
餅を包むきなこには、おろした柚子の皮と隠し味に少々の塩が混ぜられていた。
そして、餅の中には小豆餡が詰まっており、餅自体は焼いてあり、蜂蜜入りの柚子湯に潜らせてから柚子皮入りきなこを塗してある。
味の評価は、それぞれの組み合わせが許容出来る者とそうでない者では大きく左右されてしまうかも知れないが、オードソックスなどら焼きからすれば変り種である事は確かだ。
目新しいもの好き・食いしん坊の生徒たちによって、雛姫のどら焼きは平らげられた。
「それでさ! すごかったんだぜー!
こんな風にさびゅんびゅんびゅびゅん! シャキーンって感じで」
ちゃっかりランチクルーズに混ざっていた
透
が、玩具の忍者刀を振り回しながら観て来た忍者ショーの内容を嬉しそうに後輩たちに話している。
「あら秋風君、屋形船の中で長物を振り回しちゃダメよ~」
それを見付けた白沢先生が、困った顔になる。
「やばい、見付かった!」
透は笑いながら、船内をショーの忍者を真似てぴょんぴょん跳ねながら逃げ出した。
いざ人質役を調達――と思った時、
「あっ、ここでそんなに飛び跳ねたら……」
ゴッ!
「あでっ!?」
白沢先生が言い終わるまでもなく、透は天井に頭をしたたかにぶつけた。
「先輩、大丈夫?」
頭を抱えて蹲っている透に、軽音楽部でよく顔を合わせるアリーセが声を掛けてみる。
「ほらぁ、ぶつかっちゃったでしょ? 見せてご覧なさい」
白沢先生と保健委員に、頭のたんこぶを手当てして貰っている透をしげしげと眺め。
(今回は私のろっこんを使うまでもないかしら)
しょっちゅう人を驚かせたり悪戯をしている彼にはお灸……にはならないかも知れないけれど。
「せんぱい大丈夫か? どら焼きもあるから元気出すのだ」
小麗が持ってきた余りのどら焼きは、しっかり頂く。
そこに、泉先生が面白いものを見付けたような顔をしてやって来た。
「なんだ秋風、君は進級したと思ってたんだが……気のせいだったか?」
「いや、ちゃんと2年生だよ……?」
騒々しさがちょっと落ち着いたところで、食事を終えた梨樹はまたスケッチブックを取り出した。
屋形船から望む岸のアングルは、描いてみたいという気持ちを刺激する。
残りの遊覧時間はあまりないけれど、ラフなものくらいなら描けるだろう。
「カメラを持ってくれば良かったな……」
「撮っておくか? モノクロだが」
丁度カメラを手に船内を回っていた龍八が声を掛けてきた。
「助かるよ、頼んでも良いか?」
龍八は表情こそ変えないが、了承の意を示して窓から見える隅田川と岸の写真を何枚か撮ってくれた。
「まぁ、川だしこんなものかしら」
窓辺でスケッチしている海の隣で景色を眺めていたブリジットは、若干退屈そうに呟いた。
「そうかなぁ……」
風景と、海の描いているスケッチを交互に眺めながら、日向は小首を傾げる。
築地も屋形船でのひと時も、今度は家族と一緒にまた来たいと思えるくらいだったから。
「う~~~。お腹がきついよ~~~~」
ちょっと離れた畳の上で、寝太郎がゴロゴロと横たわっている。
『だいじょうぶ?』
恐る恐るスケッチブックを出す海。
「もうちょっと休んだら、たぶん大丈夫……それより、面白いところあった?」
「それは勿論……」
ブリジットはフッと自信に満ちた笑みを浮かべ、片付けられたテーブルの上に取り出した観光マップをバーンと広げると、周囲の生徒たちと午前中に回ってきた場所の事を話した。
「そうそう、ここでね……あ、ここも行けば良かったわねぇ」
限られた時間で巡るには、気になる場所は多い。
午後に行きたいと思っている場所も、全部回るには時間が足りない。
「んー、ここも捨て難いけど、こっちも行ってみたいわねぇ」
「迷ってるのか」
のんびりお茶を飲んでいた刀もどれどれとマップを覗き込んで、チェックされた場所を見比べる。
今一番話題の場所と言えば……。
「スカイツリーはどうだろう。みんなで一緒に行かないか?」
「良いですねぇ、スカイツリーを背景に良い写真が撮れるスポットもありますし」
横たわる寝太郎の向こうから、礼二が微笑む。
やはり完成したばかりのスカイツリーは、注目度が高い。
話の輪に加わっていた
円
も声を上げた。
「ボクも午後はスカイツリーの方に行こうと思ってたんだ。
確か、立派なプラネタリウムが出来てた筈だから」
「そうなんだ」
早速
直樹
が食指を示す。
円が改めて誘うと、「うん、行ってみよう!」と嬉しそうに頷いた。
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担当ゲームマスター
羽月ゆきな
メシータ
癒雨
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
125人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月24日
参加申し込みの期限
2013年03月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月03日 11時00分
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