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サマー! 部活動のお時間です! ~運動部編~
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射撃部1 <ある廃墟でのサバイバル>
維都月 茉菜
は廃墟で息をひそめていた。
「はっ」
背後に音。振り返りながら銃を構える。開けさらしの窓には雲一つない空が広がっている。風が吹き込んで笛のような音が出ただけのようだ。
ほっとしながらその場に座り込む。すでに味方の
後木 真央
はやられたようだ。「うあああなのだああ」という悲鳴が廃墟一帯に響き渡ったのは数分前。他の仲間もどうなったかわからない。
(このままじっとしていても仕方がない)
覚悟を決めると茉菜は廃墟を出る。
出てすぐに置いてあったドラム缶の陰に隠れると、周りを注意深く見渡した。
(! あれは……)
敵の背中があった。
(やらなければ、やられる!)
深い呼吸をつくと、ドラム缶の上で銃を構えた。スコープを通して、積まれたタイヤで身を低くしている敵をとらえた。
(一発で仕留める!)
シュパ。軽い発砲音の後、手に反動があり後ろに姿勢が傾く。両足で踏ん張ると、再びスコープを覗きんだ。
(当たったかな!?)
「いったああい!」
真っ白に染まった背中をさすりながら
椿 美咲紀
は悲痛な叫びを上げる。
「あーんゲームオーバーかあ」
防護服を着ているものの、着色弾の衝撃はなかなかのものだ。
「はぁ、負けちゃったなあ」
「やったぁヒットぉ!」
すごすごと去っていく美咲紀を見送った茉菜は、銃を抱いたまま大喜びで跳ねる。まだまだ射撃の経験は浅く、美咲紀と茉菜の実力はおそらくさほど変わらない。位置関係が逆だったら茉菜のほうが餌食になっていただろう。
「サバイバルゲーム楽しいー!」
と叫んだ直後。ピチャッという音とともに、胸に白いペイントが広がった。
「あ……」
「仕留めた後も気を緩めてはいかんぞ。そういうタイプが戦場でいの一番に死ぬことになる」
どこからともなく声。
「くー」
喜びも束の間だった。悔しいが負けは負け。セーフティゾーンへ向かう。
ここは千葉県内の山中。某サバイバルゲーム場。寝子島高校射撃部一行は、射撃の腕を上げるためここへ合宿に来ていた。現在は実践向きな動的射撃訓練を実施。廃墟のステージを借りて、3チームに分かれてペイント弾を使ったサバイバルゲームを楽しんでいた。
美咲紀と茉菜、立て続けに、ペイントを体のどこかしらにくっ付けた、負け組の集まるセーフティゾーンへやって来る。
「あれ、立井さんもやられてたの!?」
部員の中では腕の立つ
立井 駒鳥
を見つけ、美咲紀は思わず驚きの声をあげる。彼はチームの大将格だった。
「うむー警戒されていたようじゃのう、真っ先に狙われてしもうた」
素早く構える練習を繰り返しながら、駒鳥がカラッとした声で言う。
「狙われたって、まさか」
うむ、そうじゃ。少し忌々しめな顔になる駒鳥。
「オサムじゃ」
射撃部の部長、
八神 修
に撃たれたのだった。
「真央ちゃんもなのだ! 修ちゃん容赦なかったのだ!」
ここに修がいたら、「獅子博兎」とでも言って一笑に付すことだろう。
と、新たな犠牲者がやって来る。
「加代ちゃんまで……!」
美咲紀の技術指導者、
鈴野 加代
だ。
「鈴野もスナイパーオサムにやられたクチじゃな?」
駒鳥の問いに首を横に振って答える加代。計算力と集中力で勝負する加代にとって、同型の戦法を取る修は動きが読みやすく、簡単に負けるようなことはない。運動を苦手とする加代を射止めたのは、俊敏性と経験に優れた人間だった。
「そうか、“あいつ”じゃな」
「加代ちゃんも負けたってことは……あとは八神ぶちょーと“あの人”の一騎打ちね」
美咲紀が言うと、そこにいる全員が静かにうなずいた。フィールドでは今どんな探り合いが始まっているのか。緊張感を覚え、茉菜はつばを飲む。
修は廃墟の2階にいた。
(あと1人か……)
ゴーグルを掛け直し、窓外へ姿勢を向ける。この位置は地の利があった。廃墟の外にいる相手をいち早く捕捉できる。
(相手もきっと建物の陰から狙ってくるはず。できるだけ身をさらさず、相手よりも先に見つける)
目視で怪しい場所を見つけては、銃を構え、片方の目を閉じスコープを覗く。その繰り返しでしらみつぶしに相手を探していくしかない。
(どこにいる……?)
「甘いな八神」
すぐそばから声がして、修は全身が脈打つのを感じた。閉じていた方の目を開けると……
「ウォルター先生」
目の前に
ウォルター・B
先生がいた。2階にも関わらず、だ。胸に感触。ペイント銃を突きつけられている。
「遠くから狙ってくると思って、たもとがおろそかになってたねぇ」
(馬鹿な。2階だぞ)
運動神経も抜群な天才教師ウォルター、気配を殺し外壁を伝って修の目の前まで接近していた。
「至近距離で僕の白い魔弾を食らうかい? それとも」
「降参です」
両手を上げる。
「いい心がけだね」
サバイバルゲームの3チーム。修率いるAチームと、駒鳥率いるBチーム、そして孤軍奮闘のウォルター先生。勝ったのはウォルター先生だった。
(さすが射撃部顧問。こうではなくては困る)
心強いと同時に武者震いする思いだった。
(射撃部の仲間はこれから伸びる。ウォルター先生がいれば)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
74人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月17日
参加申し込みの期限
2014年05月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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