this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
サマー! 部活動のお時間です! ~運動部編~
<< もどる
1
…
22
23
24
25
26
…
35
つぎへ >>
射撃部3 <枕撃ち>
男子部屋。修は物理の問題集を広げて勉強中だった。
「楽しそうに勉強しておるのう」
日記をつけていた駒鳥が声をかける。
「勉強が楽しくないみたいな言い方だな」
「武術や工芸の勉強は楽しいが、理科や社会はあまり好かんのう」
「そうか? わかってくれば楽しいぞ。この参考書がお勧めだ。少しやってみないか?」
駒鳥は首を横に振って、また鍛錬記録をつけるため日記へと戻ることにする。
筆を握ったそのとき。
「ふむ」
また筆を置く。近づいてくる複数の足音を誰よりも早く察知した。
「どうした?」
「何かが始まる予感じゃ」
「ほう」
男子部屋のふすまが開け放たれる。
「八神ぶちょー覚悟!」
机に向かって勉強中と目論んでいた美咲紀だったが、修は意外にも布団の上で正座しこちらを向いている。まるで待ち構えていたようだ。
(他に誰もいない……?)
茉菜が違和感を抱く。
「待ちたまえ君たち。何を企んでいるんだ」
「それはぶちょー、これまでの家庭教師で厳しくされた腹いせ……! じゃなくて、合宿の夜の楽しみ、枕撃ちよ!」
「ここの備品を壊したらどうする。弁償ものだぞ」
と言いつつ、壊れやすいものはすでに片づけ済みだった。
少し遅れて真央が入ってくる。
「修ちゃんだけなのだ!? 好都合なのだ! 修ちゃんさえ打ち取ればあとはなし崩しなのだ!」
「やめるんだ、話せばわかる」
「問答無用!」
小さい体に枕を2つ抱え、加代が突撃する。
「先鋒行きます!」
と、押し入れのふすまが勢い良く開いた。
「やめろと言ったのにな」
修の発言の後、押し入れから次々と流れ出てくる男子部員。
「間に合わせます!」
予想外の横やりだが、走った勢いをつけたまま修に向かって枕を発射。微動だにしない修。
「防壁は任せるのじゃ」
間に割って入った駒鳥、修の前にあった敷き布団を引っ張り返し、シールド代わりにする。
「く」
壁になった布団越しに、男子サイドから枕の一斉射撃。命中し、枕ごと後方へ吹っ飛ぶ加代。茉菜が受け止める。
「全員突撃だよっ!」
射撃部全員が入り乱れての枕撃ち大会勃発。
「イヤッハーなのだ!」
「クハハ! 楽しいのう!」
「ファイエル!」
今日の成果を試すように、研ぎ澄まされた集中力を活かし、持っている腕力の全てを使って、枕を撃ち合う。
「あ、トマトが」
意表をつくように、修が夜食のトマトを放った。飛び交う枕の間を縫って舞うトマト。
当たったらひどいことになる。全員、トマトが地面に落ちるまでを見送った。
「隙だらけだな」
修のジャンプ枕撃ち! 最も隙だらけだった美咲紀にヒット!
「くーぶちょー卑怯ー!」
ドタバタと繰り広げられる熱戦。その騒々しさは当然、ウォルター先生にも聞き届いていた。
「ほんとドンパチ好きな部員たちで嬉しいよ僕は」
ブツブツ言いながら、男子部屋へと向かう。それを見守る影が一つ。
「ん?」
気配に気づくウォルター先生。振り返るとすでに影はない。
「なんだ、猫かな?」
「部長くらえ!」
茉菜と加代が、逃げる修に集中砲火。
「あ」
布団の縁に足を引っかけこける加代。
「大丈夫?」
心配する茉菜の横顔に枕が当たる。
「戦場に情けは無用じゃのう」
「やったわねー立井さん」
ぶつけられた枕を、力の限り駒鳥へ投擲。
「ひょっと」
持ち前の瞬発力であっさり回避。
「おい君たちいい加減に」
モフッ。ちょうどよく登場したウォルター先生の顔面に直撃。
「う……お約束」
枕を投げる構えのまま固まる美咲紀。シーンと静まる室内。
「戦場に情けは無用ねぇ……」
ポケットから何かを取り出すウォルター先生。ステンレスのケースだ。
「君たちに本当の戦場を教えてあげよう」
ケースを開く。中にぎっしり詰まっていたのは、真っ白のチョーク。
「ひっ」
誰かが短く悲鳴をあげた直後。カッカッカッと、連続してダーツがボードに当たるような音がした。数刻して、そこにいる部員全員が気づく。ウォルター先生の放った白い魔弾が、自分の額に突き立てられていることに。
「いったあああい!」
このウォルター先生の魔弾を免れた者がいる。
「よかったのだ〜」
ベランダを伝って非常階段へと逃げ延びた真央。
「がおー、知らせてくれてありがとうなのだ!」
ろっこん「にゃにゃにゃがおー!」を使って、ウォルター先生の動向を張らせておいたのだ。
「みんなに知らせる時間はなかったのだ……みんなの死は無駄にしないのだ」
「そうだな」
「! 修ちゃん!? なんで先生来るの知ってたのだ!?」
「真央が遅れてきたのが引っかかっていてな。動きを追っていたのさ」
「……さすが修ちゃんなのだ」
男子部屋では相変わらず悲鳴が鳴り響いている。
戦場での厳しさをウォルター先生からしこたま叩き込まれた射撃部一行。精神面と技術面を鍛えられ、後日の大会では上々の成績を収めることができた。高校生男子部門では駒鳥と修がそれぞれ入賞し、女子部門でも加代が入賞。おしくも入賞を逃したが美咲紀も好成績を収めた。茉菜と真央も次につながる成果を出すことが叶う。
ウォルター先生率いる射撃部のさらなる成長に期待だ。
<< もどる
1
…
22
23
24
25
26
…
35
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
サマー! 部活動のお時間です! ~運動部編~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
74人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月17日
参加申し込みの期限
2014年05月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!