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かぐや姫救出作戦
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【いざ、伐採】
「たけのこを掘る前に、まずは竹をどうにかしないといけないな」
ふところからブーメランを取り出したのは、
マウル・赤城・スティック
。
「まずは上の方をロープでまとめておくか。これだけ長いと危ないだろうし」
ブーメランには長いロープが結わえてある。これを投げつつ、彼のろっこんである『救いの手』を活用するつもりだ。
ろっこんが発動している間、ブーメランからは彼の右腕が生える。高いところの作業も、これで安心だ。
よし、と意気込んでブーメランを投げたマウルだったが、あいにくとここは猫鳴館前。
「……あれ?」
美しい弧を描くはずだったブーメランが、立ちふさがる木にぶつかって地面に落ちた。
くじけず幾度が挑戦するものの、あたりは障害物だらけ。何度やってもうまくいかない。
「どうかしましたか?」
肩を落とすマウルに声をかけたのは、
森 蓮
だ。
マウルが彼に考えを語ると、蓮は共に解決策を練った。
「たしかに、好き勝手に竹を切ると、倒れてきて危険ですね」
「ひとまず、これ以上迷い込むヤツがいないように、周囲にロープを巡らそうとは思ってるんだ」
「すばらしい考えだと思います。予防にも手を尽くすべきですね。……竹は他の植物の成長を阻害するうえ、土壌の保水力も低下させます。取り除くなら速やかに。安全面にも気を配らないとなりません」
「せめて倒れる方向は決めておいたほうがいいな。みんなも気をつけやすくなるだろ」
「勝手に決めるのは恐縮ですが、猫鳴館を背にして右側から切れ込みを入れてもらえないか、みなさんに相談をしてみましょう」
「あとは目視確認と声かけな。よし、俺は進入防止のロープ張るから、あんたそっち頼むわ」
「わかりました」
効率よく除去がすめば、それだけ早くたけのこの収穫に取りかかれる。
マウルの顔は、期待にゆるんだ。
集団から離れて、さっそく借り物のオノを振りかざすのは、
恵御納 夏朝
。
「猫さん、待ってて」
口数は少ないが、意欲にはあふれている。
地面に近いところが光っている竹を狙って、カンカンカンと、打ち下ろす。
二次災害に巻き込まれないよう、手元や足元には十分気を配り、幾度かオノを振るうと、ようやく竹が木の枝を揺らしながらドサッと倒れた。
ふわわわん、と光が放たれ、猫が一匹姿を現す。
「かわいい。かぐや猫さん、おいでおいで」
オノを置いて背中をなでると、猫はお礼を言うかのように、みゃうぅ、と鳴いた。
「もし俺がいなくなってたら助けてくれよなっ」
そう言い残し、玄関前を離れたのは
奈良橋 博美
だ。
彼女のろっこん、『トンビの飛翔』を使うため、木々のまばらな場所を探してやってきた。
「よーっし、いくぞー!」
間違って光っている部分を切ってしまわないように、ターゲットとしたのは、うんと高い部分が発光している竹だ。
障害物のない直線をどうにか確保し、博美は飛んだ。
ぐんと地面を蹴っ飛ばす。自在に空を舞う鳥のように、全身で風を感じるのはなんて心地が良いのだろう。
博美はしっかりとオノを構え、竹に向かってトンビのごとく滑空した。
「よし!」
あっさりと竹は倒れ、捕らわれていたスズメが一羽、ぱたぱたと飛んでいった。
「もういっちょー……っと、ぅお!?」
じゃんじゃん伐採していこうとした博美の足元を、一匹の猫が通りかかった。
慌てて避けようとした博美はバランスを崩し、あえなく竹に吸い込まれていってしまった。
「さぞかしお困りでしょう。早く救って差し上げなくては」
清秋院 静香
は光る竹を探していた。薙刀なら持ち慣れている彼女も、オノには不慣れだ。
竹の中に入るなど、さぞかし窮屈な思いをしているのだろう。早く全員を解放してあげたい。
「あら、向こうにありますね。……そうね、せっかくですもの」
静香はためしに、自身のろっこんを使ってみることにした。
その名は、『ダイレクト・ドア』。思い浮かべた場所へと続く穴を出現させる能力だ。
気合いをいれて、彼女は竹の前方を見据え、扉を叩く動作をおこなった。
「穴は通じましたけど、……弱りましたね」
意図した通り、少し離れた場所へと通じる穴が開通した。手を入れてみると、向こうにつながっているのが確認できる。
ただし、その穴は小さくて、腕一本がかろうじて入る程度のものだった。
オノを持った手を伸ばして竹を切ってみようとしていたのだが、到底オノは通らない。
「世の中そう上手くはまいりませんね。堅実にまいりましょう」
静香はあきらめ、オノを手に、竹を切るため歩いていった。
【竹を切らない人々】
白浜 渚
は、人気のなさそうな竹林の奥を目指して、一人きりで歩いていた。
ロングスカートが下生えの草をなでていく。つややかな長い黒髪が風に揺れる。
人目を避けてやってきたのにはわけがあった。歌が歌いたかったのだ。
時折、人の寄りつかなさそうな山中で存分に歌い上げることがある。
歌声が大気を震わせて広がっていくとき、渚の胸に得も言われぬ開放感が満ちる。
そんなときには自然と一体化したかのような、実に豊かな気持ちになれるのだ。
だが、渚は人見知りということもあり、人前で美しい歌声を披露するなど考えられない。
「雨上がりの緑というのは、美しいものでございますわね。まるで心が洗われるよう」
しかし悲しいかな、彼女は運動神経には恵まれなかった。
「あっ……」
ぴょこんと顔を出していたたけのこにつまづいて、竹にぶつかってしまったのだ。
そのひょうしに、眼鏡が落ちた。めったなことでは外れない、顔の一部とでも言うべき眼鏡が。
ぼやける視界の中、竹に吸い込まれながら、渚は意識を失った。
和装の少年、
逆巻 天野
は、眠い目をこすって外を見ていた。
「休みの日に元気だな、何かのイベントかな?」
観察をしている間にも、鳥やら猫やら人間やらが、竹の中へと姿を消していく。
謎の竹林。生物部としては見逃せない。
「なんというか、これは……、うずくよね。探求心が」
やがて彼は外に出て、携帯で竹をコツコツたたいてみた。
「小耳にはさんだ通り、道具越しだと平気のようだね」
他にもいろいろ試してみたくて、リンゴやタンポポなんかも押しつけてみる。
「果物も植物も平気、か。あとは……」
やってみたいことのリストを、頭の中で整理する。
天野は寮からトングを持ってきて、切られた竹の残骸を漁った。
自分は直接触れないように細心の注意をはらい、つまんで持ち上げたのは、三十センチたらずの短い竹だ。
「誰にしようかなー。……おや、ちょうどよさそうな人がいる」
オノを片手に、竹林をうろうろしていた
緋王 輝夜
は、いきなり背中をつんつんされた。
「うわ。もう、なんだよ、つつくなよー」
文句を言いつつ振り向く先には、天野の姿が。
「そうか、一回切ってしまうと、能力もなくなるんだね。ありがとう、ひとつ参考になったよ」
などと、清々しい顔をしてうなずいている。
「コラ! 今、あたしで何か実験しただろ」
「ちょっとね。大丈夫、もう済んだから。いやつい、僕のほかにも何かたくらんでいそうな人を見かけたから、放っておけなくて」
「あたしはべつに、なんにもたくらんじゃいねーぞ? 知的好奇心を満たしに来たんだ」
「そうかな。ほら、その小瓶。それは何だい。怪しげだけど」
手に持つ薬瓶を指摘され、輝夜はふふんと、胸を張った。
「これはあたしが作った特製の栄養ドリンク。効果てきめん、ビンビンのドッカンドッカンな代物だ。まいったか」
「いや、参りはしないけど。それ、どうするの」
「うーん、疲れてるヤツがいたら、分けてやってもいいよな?」
毒々しい色の液体を目にして、天野はイヤな顔をした。
「……僕にだけは飲ませようとしないって、約束してくれるかい。うんそうだ、きっと他に、必要としてる人がいるはずだからね。おそらくね」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
23人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月30日
参加申し込みの期限
2013年01月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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