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\ オーバータイム!/
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茜空の向こう側
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◆ありがとう
暮れる陽は懐かしさを心に齎して行く。
浸るにはうってつけの時間。
だから
柏田 貴弘
も、この色に素直に想いを委ねた。
辿る思い出はひとつひとつが懐かしさを帯びた欠片。
笑えることも、そうじゃないことも。どれもある。
ただ、今日は少し違っていた。
辿った先にあったのは階段で、見覚えは無い。
眼の前の夕暮れはもう無く、在るのは両脇に夕焼けを吸い込んだかのような橙の壁。
下っていく階段の終わりにいたのは――とても懐かしい顔。
亡くなったはずの友人が、そこには居た。
幼い頃から二人で一緒に馬鹿をやった仲、いわゆる幼馴染だった。
見間違えるなど、有り得ない。
思い出の終わりは遊び盛りの中学二年の夏。
積み重ねた年月に反して、嘘みたいにあっさりと居なくなってしまったのだ。
交通事故、それが終わりの名。
余りにも急で、当時の貴弘には彼の死は馴染まなかった。
居ないと言われても、実感が無い。
彼の居ない日々に、思い出に実感は伴わなかった。
けれど今、終わったはずの続きが、此処に在る。
実感は、正直よくわからない。もしかしたらあの時に同じく無いのかもしれない。
夢か現かわからないこの状況だけど。
それでも嬉しくないはずはない、あんなに一緒に居たのだから。
胸の高鳴りだけが喜びを刻んでいくのがわかる。
『やぁ、久しぶり』
そう、言いたかった。
気軽に、挨拶を、ただ一言。
けれど 言葉が音を伴う事は――なかった。
出来たのは片手を上げることだけ。
彼を見つめる。
言葉の出ない理由も、貴弘には解っていた。
今の自分は理解してしまっているのだ。
彼が居ない存在であること、居るべき人ではないと。
同時に、未だ彼の死を受け容れられていない自分も居る。
また一緒に笑い合える未来、可能性、捨てられない。
それは頭と心のせめぎあい。
辿った思い出に浸ったように、委ねてしまえたらいいのに。
けれど、この有り得ない再会はきっと良い機会だ。
思い出と心への区切りにしなくてどうする。
奇跡のような出来事、穏やかに笑う友人。
たとえ幻でも。
たとえ夢でも。
貴弘は口にする。
「……さようなら、今までありがとう!」
前を、向く為に。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
癒雨
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年07月08日
参加申し込みの期限
2013年07月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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