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何でも屋『いぬもり』の楽しいにゃんこあつめ
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九夜山付近で、
八神 修
は猫探しに励んでいた。
茂みを背にしゃがみ込んで、すぅ、と息を吸い込み、細く声を出す。
「にゃーん」
秘技、可愛い声音。
果たして、その声に引き寄せられたのは、
「見ーつけた♪ ……って、あれ?」
「ののちゃんどうし……え? 修君?」
という具合で、こちらも猫探しの真っ最中の
野々 ののこ
と
七夜 あおい
だった。
「へ? 野々? あおい? ……はっ!」
茂みの向こう側からこちらを覗くののことあおいの視線は、修の頭の上に注がれている。
修は思い出した。自分は今、猫耳ヘアバンドをしているのだということを!
「いや、これはその……形から猫の仲間にだな……」
慌てて猫耳を押さえて弁解する修。しかし、
「修くん、それ、可愛いね~♪」
と、ののこは修の猫耳に興味津々だし、あおいはののこの向こうで笑いを堪えている。
「……あおい、笑い過ぎだろ」
「だって、修君にそんな一面があっただなんて意外すぎて……」
「いや、そんな一面ってどんな一面だよ!」
「どんなって……猫耳……」
完全にツボに入っている様子のあおい。声が笑いで震えている。
「くっ。とにかく。探すぞ。猫を」
込み上げてくる恥ずかしさを無理矢理抑えつけるようにして、修は言い切った。
ののこと、少し遅れてあおいが後をついてくる。
「ね、ね! じゃあ、ちょっとの間一緒に行動しよ?」
「わ。ののちゃんそれ楽しそうだね」
「でしょでしょ~?」
ののことあおいの弾む声を耳に、修はふっと息を漏らした。
少しの間でも、あおいと行動できると思うと、修の胸にあたたかいものが満ちる。
「修君も、それでいい?」「ああ、勿論」
あおいの確認に修がふわりと微笑して、3人はそのまま連れ立って猫探しを再開した。
猫がいた痕跡を注意深く辿りながら道を行く。
やがて修達は、草陰に親子らしき猫達を見つけた。
「あ、あの猫は家族かな」
「本当だ。可愛いね」
猫達を驚かせないように抑えた声で、囁きを交わす。
修はののことあおいに目で合図をすると、姿勢を低くし、猫達へと近づいた。
「写真を撮らせてくれないかな? 待っている人がいるんだ」
子猫を背に庇うようにはしながらも、親猫が「にゃーん」と甘く鳴く。
ありがとうと微笑んで、修はカメラのシャッターを切った。と、その時だ。
――パシャリ。
背後からの音に振り向けば、スマートフォンを構えたあおいが悪戯っぽく笑っていて。
「……もしかして、俺の写真撮った?」
「修君の写真じゃなくて、修君と猫ちゃん達の写真だよ。こういうのも喜ばれるかなって」
それにしても、とあおいが続ける。
「修君、すごく猫に好かれるんだね」
「ああ、家でも大体こんな感じだよ」
擦り寄ってくる猫達を一匹一匹撫でてやりながら、あおいの言葉に応じる修。
ののこが、ひょこっとあおいの後ろから顔を出した。
「あおいちゃん、今度はあっちに行ってみよっ♪」
「うん、わかった。じゃあ修君、また学校でね」
「あ、ちょっと待ってくれ。これ……」
修が鞄から取り出したのは、おにぎりだ。
余分に作ってきたので、あおい達に分けても問題ない。
「ご飯部分なら猫にあげても大丈夫だよ」
やったぁ! とののこが騒ぎ、ありがとう、とあおいが口元を綻ばせる。
「そうだ。さっきの写真、修君にも送るね」
「え? いいのか?」
「勿論。勝手に撮っちゃったけどそれで許してね、なんて」
じゃあまた、と去っていく2人の背中を見送りながら、修は少しだけ眉を下げた。
(おかえしに、あおいと猫の写真も撮れたら良かったんだが……)
可愛い写真になっただろうな、と思う。猫も、それから、あおいも。
「――よし、もう少し頑張るか」
樹の上などにも目を配りながら、修は展望台へと続く道を進んでいく。
手頃な場所を見つけると、修は背嚢から七輪を取り出し、無塩の魚を炙り始めた。
じきに沢山の猫達が、その香りに誘われて集まってくる。
猫達へと魚を千切っては与えていた修だったが、懐いてとび乗ってくる猫達の数たるや。
「わ、こら、危ないって! ……全く、仕方がないな」
猫が集う樹のような塔のような状態になって、その温もりの中で修は思う。
(この時間も、あおいと共有したかったな。……ああ、そうだ)
先ほど交わした『またね』の約束の中で、今この時の話をしよう。
彼女の弾けるような笑い声が、耳に聞こえるような気がした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月15日
参加申し込みの期限
2017年08月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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