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何でも屋『いぬもり』の楽しいにゃんこあつめ
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公園のベンチに腰を下ろして、
綾辻 綾花
は傍らの三嘉 計一郎へと柔らかく声を掛けた。
「計一郎さんは、どんなにゃんこが好きですか?」
「どんな子も好きだよ。うん、本当に」
ベンチに深く腰掛け、目を細めて
猫メモ
の頁を捲る計一郎の横顔を綾花はそっと見遣る。
既に、商店街や空き地などを猫メモを見ながら巡ったあとだ。
写真の数が増えるほどに、計一郎の顔には疲労の色が濃く乗って。
けれど、それでいてこの老紳士は、酷く楽しげな顔をしてもいるのだった。
「綾花君、このメモはすごいね。君の猫への愛情が伝わってくる」
「ありがとうございます。計一郎さんに見せたいなって思っていたんです」
「先ほどの、初めて会ったと言っていた子も追加しないといけないね」
「あ! そうでした、更新更新、っと」
今の寝子島の猫達の情報満載のメモ帳を、計一郎から受け取る綾花。
メモ帳にペンを走らせながら、綾花は計一郎がこの依頼を持ち込んだ理由に思いを馳せる。
(歩けない訳ではないのにこんな依頼をするのって、何でだろう……)
誰かに送るのかな? 見つけたいにゃんこがいるとか? 本土にはにゃんこが少ない?
色々考えたけれど答えは出なくて、綾花は手を止めると、計一郎の名を呼んだ。
「計一郎さん。今回は、どうしてこんな依頼を?」
「どうして……どうしてだろうねぇ。自分の身体では叶えられない夢だと、諦めてしまっていたからかなぁ」
実際、君にもこうして迷惑を掛けているしねと計一郎は苦く微笑する。
「でもこうして、幾らかでも自分の足でこの島の猫達に再会できて、すごく嬉しいよ」
「なら、良かったです。そうだ、若かりし頃のにゃんこ探しの思い出とか失敗談とか聞いてもいいですか?」
「そうだねぇ。素っ気無くあしらわれることなんかはしょっちゅうだったかな。でも、それもまた楽しかった」
「ふふ、わかります」
懐かしむように微笑みを交わした後で、計一郎がすっくと立ち上がった。
お待たせ、そろそろ行こうか、と。
そうして2人は、行く先々で猫と触れ合いながら綾花お勧めのカフェのテラス席へ。
「このお店、テラス席だとにゃんこが寄ってきてくれるんです」
綾花が秘密めいて口元を綻ばせれば、相手からも笑みが返る。
綾花はふと、数時間前の
犬杜 初
とのやり取りを思い出した。
クラスメイトの初に「お願いっ!」と手を合わされて、
「そんなの……」
と、綾花は声を震えさせた。
「あー……やっぱ駄目?」
「そんなの、即OKに決まってるじゃないですか! 猫好きとして協力は惜しみません!」
初さんもにゃんこ好きですか? と身を乗り出せば、初は驚いた様子で、けれど「うん」と笑って。
だから綾花は、「今度一緒に猫カフェ行きたいですね」とにっこりとしたのだった。
カフェで猫との触れ合いと食事を楽しんだあとは、九夜山方面へ。
「こっちにも、可愛いにゃんこが沢山いるんですよ」
なんて計一郎に話し掛けていたら、
「綾花ちゃん!」
と名前を呼ばれた。すぐに、声の方へと顔を遣る。
「わ、あおいちゃん!」
「偶然だね。こんなところで会うなんて」
声を掛けてきたのは仲良しの
七夜 あおい
。
ばっひゅーん♪ といつもの調子の
野々 ののこ
も一緒だ。
「うん、本当に偶然! 私は、こちらの計一郎さんと一緒に猫探しを……」
「あ、それって何でも屋さんの?」
あおいの言葉に、少し驚いたあとで頷く綾花。
話を聞くに、どうやら、あおい達も同じ依頼を引き受けているらしい。
「じゃあ、一緒ににゃんこを探しませんか? ほら、煮干しも沢山持ってきたんです」
言いながら、鞄から大量の煮干しを取り出せば、
「わあ、綾花ちゃん本気だね!」
と、あおいがくるりと目を丸くした。
そんなあおいへと、綾花はふんわりと笑みを零す。
「勿論です! 大好きなにゃんこのことですから」
そうして4人、煮干しを手に猫が隠れられそうな場所を探して回った。
やがて出てきたちび猫へと、「にゃー」と上手に鳴きながら綾花は煮干しを食べさせてやる。
目線を同じにして写真を撮り終えれば、あとはお楽しみの触れ合いタイムだ。
「このにゃんこは、首の後ろを撫でられるのが好きなんですよ」
「へえ、そうなのかい」
「さすが綾花ちゃん。詳しいね」
「ねえねえ、私も私も!」
綾花のアドバイスに、計一郎が、あおいが、ののこが目を輝かせる。
賑やかな時間はあっという間に過ぎ、時は夕暮れ。
プリントアウトした写真を、綾花は計一郎へと確かに手渡した。
「一日、楽しかったです。癒しの時間でした」
写真を手に、目元を柔らかくする計一郎。
その様子を優しい眼差しで見遣りながら、綾花は思う。
(お金を貰ったら、
クロワ
に良いご飯を買ってあげようかな)
初さんとの猫カフェ代に使うのもありですね、なんて、綾花は口元に笑みを乗せた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年08月15日
参加申し込みの期限
2017年08月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年08月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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