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寝子島高校
<三羽烏の襲撃2の3>寝子島高校が空に浮上しました
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●ループ:
07
・寝子島高校の入学式……ののこ対応班&対クローネ班(4)●
【講堂:時計塔付近】
『な〜んちゃって、なんちゃって〜〜〜!』
するとクローネが身を揺すって大爆笑した。
・・・・・・・ ・・・・・・・・・
『ま? 前回の周回では、そんなコトもあったケドぉ〜?
もう同じ手は通用しないわよ、この7周目のループではねぇ〜♪』
「って、えっ……?」
椿 美咲紀
が空に向かって放ったパチンコ弾は、ジャンプして割って入ったにせストレイトの1人にパシンと掴み取られ、風雲児本人には届きもしなかった。
ザ・ストレイト、このループでは気絶せず。
よってそのろっこん暴走も解けず、にせストレイト軍団は講堂の屋根でなお健在だ。
「何……だと……?」
八神 修
がすぐに事態を悟る。
(もれいび本人を撃って暴走を絶つ行動が……
最初から、敵に知られていたのか)
ループのたびに前周の記憶を失ってしまい、何度も同じ行動を繰り返しがちな自分達とは違って、クローネには全ての周回の記憶がある。この暴走阻止の手立ても、1度は上手く成功した筈だ。だが、次のループのこの周回でクローネにあっさり対応されてしまった。
八神が呻く。これではまるで、自分の手札を最初から全て知られているポーカーゲームの卓に、強制的に付かされているようなものだ。どう足掻いた所で、勝てる筈がない。
「シュー君、あれ!」
美咲紀の声にハッと八神が顔を上げる。見ればにせストレイト軍団のうち2人が、ののこの落下地点には向かわず、直接こちらの鐘楼の方にダッシュしてきている。どちらも、クローネの羽根手裏剣を逆手に握っていた。
(風雲児の次は、この俺を暴走させる気か!?)
強力なろっこんを操る八神だからこそ、自分の能力の危険性を、彼自身がいちばん良く分かっていた。八神のろっこん【分解】を今暴走させれば、この時計塔や講堂どころか、寝子高そのものを完全に崩壊させてしまうことも容易だろう。崩壊に巻き込まれた講堂内の生徒も、もちろん無事では済まず、校舎の地上落下に匹敵する大惨事が、目の前で起こるに違いない。
(あおい……!)
八神の脳裏に、大好きな人の姿が思い浮かぶ。
それでも。彼を暴走から守ろうと、敵の進路に立ち塞がった美咲紀に対して、八神はこう叫んだ。
「いや、いいんだ美咲紀!」
「ふえっ?」
思わぬ制止に、振り向いた美咲紀の両脇を、2人のにせストレイトが駆け抜ける。こちらに向かってくる敵を真っ直ぐ見据えながら、それでも八神は迎撃もせず、その場から逃げもしなかった。
リスクを取る、覚悟を決めたのだ。クローネの羽根を受ける覚悟を。
(たとえ暴走させられても、俺はクローネの意のままにはならない。
自らの意思で、能力を制御してみせる。
自分の意思で操れるなら、それは暴走ではない。……超ブーストだ!)
圧倒的優位に立つクローネに打ち勝つには、逆に敵の力を利用して対抗するしかない。八神はそう考えたのだ。強固な意志があれば、クローネになど屈する筈がない。自分にはそれだけの、強い想いがあるから。
「大丈夫だ、あおい。
君の居る世界は侵させない……!」
「「バアアアアアアアアアスト!」」
その無防備な八神を一瞥すらせずに、2人の敵は次々に彼の横をすり抜けていった。
「なっ……!?」
あっさりスルーされた八神と、彼の指示で敵を通してしまった美咲紀が、慌てて後方を振り返る。
けれども、すでに手遅れだった。鐘楼の奥に、彼らが目撃したものは……左右から羽根を突き立てられ、悲鳴を上げることすら忘れて棒立ちになっている、もう1人の ののこ対応班の姿だ。
夢宮 瑠奈
、ろっこん暴走──上空から、クローネの笑い声が降りそそぐ。
『アハハハハ! それじゃ、そのコの能力、利用させて貰うわよぉ〜♪』
「しまった……狙いは最初から俺じゃなく、
夢宮の方だったのか!」
口をぱくぱくさせている瑠奈の暴走を未然に防ごうと、八神がすぐに彼女に向かってパチンコを撃つ。けれどもそのゴム弾は、瑠奈を中心に突如として巻き起こった旋風に、あっけなく弾き返された。
▼
夢宮 瑠奈
ろっこん【風のいたずら】
☆通常能力……自分を中心にして、風が円状に広がるように吹く。
↓
★暴走能力……自分から外へ向かって、激しい暴風が噴き出す。
「くそっ、暴走を絶てない……夢宮! 夢宮!」
鐘楼内の狭い空間で風は渦を巻いてのたうち回り、瑠奈に羽根を刺した当のにせストレイト達を、たちまち鐘楼の外へと弾き飛ばす。旋風に吹き飛ばされまいと、八神は柱の1つに全身で掴まりながら、渦の中心で滅茶苦茶に髪を振り乱している瑠奈に向かって、必死に呼び掛ける。
「負けるな夢宮、意思を強く保て!
暴走能力を自分でコントロールするんだ!」
螺旋の暴風の向こうから、途切れ途切れに聞こえてくる八神の声を何とか聞き取りながら、瑠奈も必死に自分のろっこんの制御を試みる。
(意思はドコまで暴走に効く?
でも、無理やりでも何でもやらないと……!
でないと、今回もやっぱり死んじゃうループ?)
けれども、人の身で。八神が言うような暴走のコントロールなど、出来る筈もなかった。もし八神の方が暴走させられていたとしても、全く同じ結果になっていたことだろう。
ゴウッッ。
「うわあああああああああ!」
「きゃあああああああああ!」
さらに威力を増した烈風が八神を、そして美咲紀や時子を、講堂の屋根にいた夏朝をも、にせストレイト軍団ごとまとめて吹き飛ばし、講堂周辺から彼らを一掃する。
そして瑠奈の方は、鐘楼の天井と四方の柱にジグザグの亀裂が走るのを見て、目を丸くした。最初のにせストレイトが鐘を振り回して塔に加えていた、あのダメージ。瑠奈の暴走風がその破壊箇所に追い打ちを掛け、建物の強度が保たなくなったのだ。
バガアアアアアアアンン!!
内側から膨張するように砕け散る鐘楼、ぽっかりと頭上に現れた青空と──そして、飛び散る瓦礫のすぐ向こう側に、大切な友達の顔を見付けて、瑠奈がその名を呼ぶ。
「ののちゃん!!」
「うきゃぽ〜〜……ぽ?」
けれども瑠奈の顔色がすぐに蒼白になる、爆散した塔の破片が、落ちてきた ののこに向かっていたからだ。ドガガガガガガ! だがその無数の瓦礫が、ののこの1メートル手前で全て弾かれ、四散した。凛とした歌声が遅れて瑠奈の耳にも届き、瑠奈は誰がののこを守ってくれたのかを知る。
(獅子目くんの……球状障壁!)
このループでも、
獅子目 悠月
がののこに障壁を張り、役割通りに彼女を守っていたのだ。
けれども、ぶつっとその歌声が唐突に途切れた。
壊れた塔の頂上から、瑠奈が部室棟の上空を振り返ると、獅子目とスハイルの2人が、足場から放り出されて空に吹き飛んでいた。瑠奈を中心に発生した暴風が、彼らの待機していた空域にまで到達してしまったのだ。
同様に、瑠奈本人から際限なく噴き出す風は、障壁の加護を失ったののこをも捉え、彼女を勢い良く元の空へと押し返す。ぐんっっ。
あっ、と瑠奈は思わず右手を伸ばす。ののこが自分に向かって差し出された、その手を見る。不思議そうに。それからキャッキャと笑うと、元気いっぱいな大声を上げて、また空の彼方へと吹き飛んでいった。
「ばっひゅーーーーーーーーーーーーーん!」
「のっ、ののちゃーーーーーーーーん!!?」
【講堂上空:時計塔直上】
ののこ、瑠奈の暴走風に阻まれ、時計塔に落下せず。時計塔のテッペン自体が消失し、当の ののこは落下してきたルートをくるくるとまた逆戻り。
そしてその ののこと同様、講堂周辺の空にいたメンバーも、爆発的に広がる暴風のあおりを喰らって全員、散り散りに吹き飛ばされていた。先ほどの獅子目やスハイルに続いて、同じののこ対応班の鴻上と楢木も、そして対クローネ班の山田やティクス、凛も風雲児も、全員が。
だから、ののこに羽根が突き刺さる瞬間をまともに見ていたのは、瑠奈だけだ。
ののこが吹き飛ばされたコースに、とっくの昔に先回りしていたクローネが、無駄撃ちすらせずただ1本きりの羽根を発射し、その1本が彼女のタマネギ頭に突き刺さる。
『アハハハハハハ! アハハハハハハハ!』
2本目のアホ毛みたいに、ののこの頭にぴょこっと増えた羽根を大笑いで見下ろし、クローネが空の高みから宣言する。
『ハイ、ちょ〜っぴし手間取ったけど、これでこの時間軸での目的は達成〜。
それじゃ〜早速ぅ? その能力を暴走させて、
私の願いを叶えちゃおうかしら〜ん』
「願いを……叶え、る……?」
呆然としている瑠奈に向かって、カラスの邪神がニタリと嘴をゆがめて嗤う。
『ウッフフ、そうよ〜。これなら、ののこの意志に関係なく、
どんな願いも思い通りに叶うもの〜』
『そう……こうやって、
誰かの「願い」を「叶え」る「ののこ」の能力を「暴走」
させれば、ねぇ〜?』
一方、暴風で吹き飛ばされた もれいび達は、手分けして足場を生成した
楢木 春彦
と
ティクス・ソル
のろっこんでキャッチされ、どうにか全員がレスキューされていた。
けれども、そこで。狂ったような笑い声が空から降りそそぎ、一斉に頭上を振り仰いだ彼らは、メリメリと身体が2つに引き裂かれている、あのカラスの姿を見ることになる。
「オイ何だ……クローネ、一体あいつは何してやがる?」
楢木たちが唖然と見守る間にも、カラスの身体は完全に半身と半身に分かれ、その断面にみるみる肉と羽毛が盛り上がって、元通りの肉体をかたち造る。2枚の翼は4枚に増え、やがて寸分違わぬ同じ姿へと分裂し終わった2羽のカラスが、代わりばんこに言う。
『ウフ、これでばっちり願いも叶ったわ。同じ私を複製するっていう、願いがねぇ〜』
『あとは私自身に羽根を刺してぇ、私の暴走させる能力を暴走させるだけ……』
『これでもう1人1人に羽根を刺して回るなんて、チマチマした手順は無しよ〜』
『あんた達全員のろっこんを……これからまとめて、強制暴走させてあげるわぁ〜!』
らっかみ・ののこに羽根が刺さり、「誰かの願いを叶える」ののこの能力が暴走。
クローネが自分の願いを叶え、2羽に増殖する。
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3人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
動物・自然
定員
50人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年06月11日
参加申し込みの期限
2017年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年06月18日 11時00分
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