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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
ダイエット！ フツウ体重の危機！
○死活問題！
シーサイドタウンの旧市街の自宅で、真境名 アリサは目を覚ました。
（そう言えば今日は仕事休みだったはず。何でこんな早くに目が覚めるのよ）
不満を抱きつつもゆっくり身を起こそうとしたら……妙に身体が重い。
（おかしいなあ……ゆうべ何かしたかしら）
それでも眠気まなこで身支度を整えようと、着ているパジャマ代わりのＴシャツをを脱ごうとして気づいてしまった。
「何、この身体？！」
大きな胸がさらに巨大化しているばかりではない。その下も……。
慌てて鏡を見て絶句した。
「嘘、こんな……」
自分は推定体重80キロオーバーのデブになってしまっている！
「冗談じゃない！ 明日から仕事なのよ！」
アリサの仕事は水着ガールズバーのキャストだ。健康とは違う意味で、体が資本なのである。
今まで店で、太りだした子を何人か見てきた。
笑い話で済ませられるうちはいいが、ダイエットできなかった娘はいつのまにか消えている。
キャストの間で「やめたんだって」と一言語られるだけで、理由は深く語られることはなく（ああ……）と皆が納得し、忘れる。
太ったと言っても彼女たちのは、普通の仕事なら問題にならない程度のものだ。
他に仕事はあるだろう。けれど今以上の収入や脚光はまず望めない。そういう世界だ。
それがどうだ、この膨れ上がった身体は……日頃から自分のスタイルを磨き上げることには貪欲だというのに。
「こんなんじゃ速効で首になっちゃうわ」
日頃怠惰で能天気なアリサだが、これは放っておけない。
「しょうがない。すぐにダイエットの準備にかからなきゃ」
まずはブラックコーヒーを淹れることにした。
食事は、りんご1個やツナ缶1個だけで済ませよう。
（ったく、どうしてこんなにいきなり30キロオーバーも太るのよ？）
準備をしながらアリサは思う。
「また……ろっこんとやらのせい？」
しかし戻ってくれるとは限らない以上、とにかくダイエットに効きそうな事はありとあらゆることを試さなくては。
「筋トレ、マーシャルアーツ、水泳、サウナ、ダンササイズ……他に何があるかしら」
（ダイエット用品とかもわらをも掴む勢いで試してみよう。締めるだけで痩せるベルトとか、腕輪とか……）
などと考えながら、アリサはりんごをゆっくり噛みしめるのだった。
「体重が増えた！？ いやいや、まさか、そんな……」
綾辻 綾花は、おそるおそる体重計に乗ってびっくりした。
（！ ３０キロも増えてるなんて……）
確かに運動は苦手で図書室で本を読むことが多い綾花ですが、これにはショックを隠せない。
「もうすぐ健康診断もあるし……それに、珪先生に誰か気付かれなかったらショックで立ち直れなくなりそうです」
運動しようかと外に目をやった綾花は、丸々と太ったテオの姿を見つけた。
「まるまるしたテオも可愛い……」
思わず駆け寄り、ぎゅっと抱きしめる。
「おいよせ、そんなことより自分が痩せるほうが先だろ」
テオはいつものように逃げようとするが、急に体重が増えたので動きが遅く、すりぬけることもできないようだ。
ぷにぷに、もふもふ。
「これはこれでアリです！」
思う存分テオをもふったり肉球をぷにぷにできて、満足そうな綾花。
猫なら何でも可愛く見えるのだから問題ない。
けれど、ふと思う。
（でもテオはこのままだとお腹の肉が擦れて歩けなくなるんじゃ？）
それに猫は太ると短命にもつながるらしい。
（そんなのは嫌です）
だから綾花は、もう一度テオをぎゅっと抱きしめて言った。
「テオ、一緒にダイエット頑張りましょう！」
「まずは放せ」
ジタバタと暴れるテオ。これはこれで運動になっているかもしれない。
「主食はご飯じゃなく、豆腐やこんにゃくにしましょうか」
食事もカロリーを気にして低カロリーのものを選ぶ綾花。
「次は運動です。さあ、テオも一緒に！」
ランニングマシンは無理せず続けられるぐらいのスピードに設定して走る。
「お、俺はいらねえ。余計なお世話だ」
口の悪さは相変わらずだが、体がついてこずランニングマシンから抜け出せないテオ。
「次はダイエット商品を試してみましょう」
ようやくランニングマシンが止まり、テオは脱兎のごとく、いや脱猫だが、逃げ出した。
「テオ、このベルトをお腹に巻くと……あれ、どこへ行ってしまったんですか」
綾花は仕方なく振動するベルトを自分のお腹に巻いて、置いてあったダイエット本を読み始めた。
「なるほど、ツボマッサージですか……」
シーサイドタウンの旧市街の自宅で、真境名 アリサは目を覚ました。
（そう言えば今日は仕事休みだったはず。何でこんな早くに目が覚めるのよ）
不満を抱きつつもゆっくり身を起こそうとしたら……妙に身体が重い。
（おかしいなあ……ゆうべ何かしたかしら）
それでも眠気まなこで身支度を整えようと、着ているパジャマ代わりのＴシャツをを脱ごうとして気づいてしまった。
「何、この身体？！」
大きな胸がさらに巨大化しているばかりではない。その下も……。
慌てて鏡を見て絶句した。
「嘘、こんな……」
自分は推定体重80キロオーバーのデブになってしまっている！
「冗談じゃない！ 明日から仕事なのよ！」
アリサの仕事は水着ガールズバーのキャストだ。健康とは違う意味で、体が資本なのである。
今まで店で、太りだした子を何人か見てきた。
笑い話で済ませられるうちはいいが、ダイエットできなかった娘はいつのまにか消えている。
キャストの間で「やめたんだって」と一言語られるだけで、理由は深く語られることはなく（ああ……）と皆が納得し、忘れる。
太ったと言っても彼女たちのは、普通の仕事なら問題にならない程度のものだ。
他に仕事はあるだろう。けれど今以上の収入や脚光はまず望めない。そういう世界だ。
それがどうだ、この膨れ上がった身体は……日頃から自分のスタイルを磨き上げることには貪欲だというのに。
「こんなんじゃ速効で首になっちゃうわ」
日頃怠惰で能天気なアリサだが、これは放っておけない。
「しょうがない。すぐにダイエットの準備にかからなきゃ」
まずはブラックコーヒーを淹れることにした。
食事は、りんご1個やツナ缶1個だけで済ませよう。
（ったく、どうしてこんなにいきなり30キロオーバーも太るのよ？）
準備をしながらアリサは思う。
「また……ろっこんとやらのせい？」
しかし戻ってくれるとは限らない以上、とにかくダイエットに効きそうな事はありとあらゆることを試さなくては。
「筋トレ、マーシャルアーツ、水泳、サウナ、ダンササイズ……他に何があるかしら」
（ダイエット用品とかもわらをも掴む勢いで試してみよう。締めるだけで痩せるベルトとか、腕輪とか……）
などと考えながら、アリサはりんごをゆっくり噛みしめるのだった。
「体重が増えた！？ いやいや、まさか、そんな……」
綾辻 綾花は、おそるおそる体重計に乗ってびっくりした。
（！ ３０キロも増えてるなんて……）
確かに運動は苦手で図書室で本を読むことが多い綾花ですが、これにはショックを隠せない。
「もうすぐ健康診断もあるし……それに、珪先生に誰か気付かれなかったらショックで立ち直れなくなりそうです」
運動しようかと外に目をやった綾花は、丸々と太ったテオの姿を見つけた。
「まるまるしたテオも可愛い……」
思わず駆け寄り、ぎゅっと抱きしめる。
「おいよせ、そんなことより自分が痩せるほうが先だろ」
テオはいつものように逃げようとするが、急に体重が増えたので動きが遅く、すりぬけることもできないようだ。
ぷにぷに、もふもふ。
「これはこれでアリです！」
思う存分テオをもふったり肉球をぷにぷにできて、満足そうな綾花。
猫なら何でも可愛く見えるのだから問題ない。
けれど、ふと思う。
（でもテオはこのままだとお腹の肉が擦れて歩けなくなるんじゃ？）
それに猫は太ると短命にもつながるらしい。
（そんなのは嫌です）
だから綾花は、もう一度テオをぎゅっと抱きしめて言った。
「テオ、一緒にダイエット頑張りましょう！」
「まずは放せ」
ジタバタと暴れるテオ。これはこれで運動になっているかもしれない。
「主食はご飯じゃなく、豆腐やこんにゃくにしましょうか」
食事もカロリーを気にして低カロリーのものを選ぶ綾花。
「次は運動です。さあ、テオも一緒に！」
ランニングマシンは無理せず続けられるぐらいのスピードに設定して走る。
「お、俺はいらねえ。余計なお世話だ」
口の悪さは相変わらずだが、体がついてこずランニングマシンから抜け出せないテオ。
「次はダイエット商品を試してみましょう」
ようやくランニングマシンが止まり、テオは脱兎のごとく、いや脱猫だが、逃げ出した。
「テオ、このベルトをお腹に巻くと……あれ、どこへ行ってしまったんですか」
綾花は仕方なく振動するベルトを自分のお腹に巻いて、置いてあったダイエット本を読み始めた。
「なるほど、ツボマッサージですか……」
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2016年06月15日
- 参加申し込みの期限
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- 2016年06月22日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2016年06月22日 11時00分
