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長い黒髪を弾ませて
雨寺 凛
は通りをゆく。背負ったギターケースをものともしない。
「今日は絶対にあるよねぇ。予告にテレキャス特集ってあったから、とても楽しみだなぁ」
大人しそうな見た目に反して凛は躍動的であった。音楽のことが片時も頭から離れないのか。仮想のピックを持ち、滑らかな指の動きを披露した。
「藤原書店に到着しましたぁ♪」
切れのある動きで身体を左に向けた。同時に、じゃーん、と声を出して右手を高々と上げる。ステージ上に立つギタリストさながらの格好であった。
「あれ、なんで? ここ本屋さんじゃなかったっけ?」
目の前の古ぼけた店舗はレコード屋を強く主張した。どこかに外部スピーカーでもあるのか。エレキギターの軽やかな音が聞こえてきた。
「なんだか懐かしい……あ、そうだよぉ。昔にパパと一緒に聞いたことがある曲で確か……」
小難しい顔で目を伏せて、それとなく音楽に合わせて頭を動かす。
「ザ・フライング・ストーンズの『ジャンピン・フラッシュ・バック』だ、ってあれ……実家のパパの部屋?」
大きなスピーカーに真っ先に目がいく。
「これがパパの青春時代に流行った歌だよ。凛、一緒に聞こう!」
大らかな声は凛の真後ろから聞こえた。パパ、と思わず声を上げて振り返る。父親の側には小学五年生くらいの女の子がいて、聞く聞く、と興奮気味に言った。
「私の昔の記憶?」
間もなくして部屋は小さなライブハウスとなった。女の子はギターを弾く真似をして飛び跳ねる。娘の溌剌とした姿に父親の頬は緩みっ放しであった。
「凛、ギターを持つ手が反対だよ。ピックは右手に持たないと」
「そうなの? ギター持ってないから、よくわからないよぉ」
娘の不満に父親は少し考えるような顔付きになった。その間、女の子は曲に夢中で想像上のギターを掻き鳴らす。
「この時にはパパ、もう考えていてくれたんだねぇ。十二歳の誕生日プレゼントのギターは、今でも私の大切な相棒だよ」
凛は背負ったギターを父親に見せた。
「実家に帰ったら、私のギターと歌、パパに聞かせてあげたいなぁ。『相変わらず凛はファザコンねぇ』なんてママに言われちゃうんだろうけど」
仲の良い親子の脇を抜けて凛は扉を開けた。おや、という表情を見せる。
「凛は上手だね。将来は有名なギタリストになれるかもしれないな」
「もちろんだよ!」
背後の会話に、もちろんかぁ、と凛は照れたように言った。扉の先には藤原書店が見えていた。大きな一歩で元の場所に戻れる。
「なんかやる気が出てきちゃった。プロになるために、パパに最高の演奏を聞いてもらうために、これからも練習をがんばるよ!」
凛は笑顔で跳び出していった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月25日
参加申し込みの期限
2013年05月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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