this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
天使と悪魔のロマネスク
<< もどる
1
…
34
35
36
37
38
…
66
つぎへ >>
大悪魔『ペッテン・シー』(1)
「……何してるんだ?」
卯木 衛
が眉をひそめたのも、無理はない。
「気づいたら、こんな格好させられてて……た、助けてくれないかな……!?」
涙目、赤面しつつ訴えた
丹羽 紅葉
は、何故だかバニーガール姿。小悪魔風バニーさんといった装いで、魔界の空気にはなかなか溶け込んでいたものの、恥ずかしそうにもじもじとしているあたり、どうやら本意でそんなことをしているわけでは無さそうだ。
ふと、そんな紅葉の背後からするりと手が伸びて、ぺろん。お尻をひとつ撫で上げた。
「ひゃあっ!?」
「彼女には少しばかり、お手伝いをお願いしているのですよ。ギャンブルには強い酒、麗しい女性が付きものでしょう? ヒョッヒョッヒョ」
タキシードを颯爽と着こなす、洒落た佇まいの小さな老人。痩身の背には、梟めいた褐色の翼。
シルクハットを取り上げ、優雅な仕草で、
「大悪魔、『ペッテン・シー』。私とひとつ、ギャンブルで勝負というのは、いかがでしょうかな?」
老悪魔が言うには、要するに紅葉を解放したければ、自分と賭け事で勝負し、勝ってみせろということらしい。種目は問わず、公平な勝負が成り立つものなら何でも良い、とのこと。
「皆さんが勝てば、お嬢さんはお返しします。ついでに、皆さんがあの白い石を手に入れる、お手伝いもさせていただきましょうか……代わりに私が勝てば、皆さんの魂をいただきますが、ね?」
「ふーん。魂ねえ……」
衛とて、胡散臭いと思わないわけではない。悪魔が仕掛ける勝負だなどと、いかにも何か裏がありそうだ。
とはいえ、どうにも、後には引けないらしい。
「……しょうがないなー。俺も付き合ってやるよ!」
悪魔との危険なギャンブルは、こうして幕を開けた。
まず真っ先にテーブルへついたのは、
八葉 あいら
だ。
「さて、小さなお嬢さん。準備はよろしいですかな?」
「いいぞ、おじーちゃん。やろう」
臆することもなく、あいらは言ってのけた。
以前に、あの悪魂石を
目にした
時から、あいらはどこか、何かがおかしい。そんな風に感じている……本人は、あまり良く覚えていないにしろ。石を介して触れた強烈な悪意が、あいらの他者への信頼というものを、いささかに危うくさせていた。
「では、山札を一枚開きましょう……うむ、ハートの7だ。お嬢さんは、手元に伏せたカードがこれよりも大きいか、小さいかを予想するだけ。実に、簡単なゲームです」
「うん、分かったぞ」
小さなあいらにもできるゲームとのことで、勝負はトランプのハイ・アンド・ローが選ばれた。あいらが当てれば、悪魔の眼前に積まれたチップがあいらのところへ移動する。外せばその逆。10回勝負で、最終的にチップが多いほうが勝ち。あるいは、チップが無くなればその時点で敗北だ。
「えっと、高いと思うときは……ハイ! って言えばいいんだっけ」
「その通り。おお、幸先が良いですな? スペードのJ、まずはお嬢さんの勝ちだ」
さっそく勝負開始。最初の数回は、連続してあいらが勝ちを引き、まずは優勢に立った。
が、
「今度は……ロー!」
「おや、残念。クラブのQ、ハズレですな。チップはいただきますぞ、ヒョッヒョ」
「あ、あれ?」
その後が振るわず。あいらは瞬く間に、苦境へ追い込まれてしまった。
単純なゲーム……とはいっても、あいらの勝負方法は子どもらしく、純粋なるカンによるものだ。幾度となくこうした駆け引きを経験しているのだろう、大悪魔を相手にしてはどうにも、分が悪かったのかもしれない。
山札から引かれたのは、ダイヤの4。
「うー、もう最後か……ハイ!」
「おやおや。残念ですな。スペードのA……この勝負、どうやら私の勝ちのようです」
そうして勝敗が決した、その瞬間だった。唐突に、不思議なことが起こった。
「? 何か、ひっぱられて……うわぁ!?」
しゅるるるる……あいらの身体があっという間に小さく縮み、いつの間にやらペッテン・シーの手のひらの上に乗っている小瓶の中へ、すぽん! 吸い込まれてしまった。
「……あれえ? あたし、どうなっちゃったんだ?」
「申し上げたでしょう? 魂をいただく、とね」
透明なガラスの中へすっぽりと収まり、くりっと小首を傾げたあいら。残された面々を前に、老悪魔は悠々と告げた。
「いざ負けが込んだ時、暴力的な手段に出られてはかないませんからな……これは担保です。もちろん、皆さまがこの先勝ち続ければ、お嬢さんの魂はお返ししましょう。勝つことができれば、ですがね……ヒョッヒョッヒョ」
<< もどる
1
…
34
35
36
37
38
…
66
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
天使と悪魔のロマネスク
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
151人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月01日
参加申し込みの期限
2016年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!