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黒い指先 ――透明な檻――
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●シーサイドタウン【Ze Pet】
八重崎 五郎八
が働くホビーショップに、
浮舟 久雨
、
金堂 睦月
、
冴木 竜司
、
桃原 空音
、そして五郎八を迎えに来た
如月 庚
が集まった。
【Ze Pet】では、まだ子供達が大勢遊んでいる。
「少女が襲われない様に見守るぜ!」
壁から顔半分覗かせて、幼女を観察。
息遣いも荒く鼻血を垂らす。竜司は相変わらずだ。
睦月はワナワナ震える腕を押さえながら、竜司の後頭部に彫刻刀を突き立てたくなる衝動を堪えた。
「冴木、こンの、変質者めが……」
「ハハッ! 何を言ってる! 俺はロリコン紳士!
幼女を見守る、簡単なお仕事をしてただけさ……待って! 通報はやめて!」
唸りを上げる彫刻等を、咄嗟のジャンピング土下座で、かわす竜司。
土下座がだいぶ板についてきたようだ。
そんな竜司の様子を、唖然と見下ろす子供達に、睦月は優しく微笑みかける。
「ああ、子供達。こんな汚らわしい大人になっちゃいけないよ。
そしてもし、こういう不逞の輩が現れたら、すぐに助けを呼ぶのじゃぞ? 万が一の時は、このわしが盾になるぞい」
本当は子供も大切だが、同じ学校の仲間が傷つくのも嫌だと思っていた睦月だが。
竜司は変態だから、この際どうでもいい。
「どいひー!? いやでも桃原も浮舟も、大事な後輩だ。先輩が守るのは当然だろう?
つーわけで俺も騎士の如く、君達を護ろう! 何、俺だって肉の壁くらいにはなる。
信用してくれ、俺はロリコン紳士だ! YES、ロリータ、NO、タッチ!」
声も高らかに宣言する竜司に、久雨は重い息を吐いた。
「素直なのはいいが、いつか手が後ろに回ることがないようにな」
「あー、くーちゃん! あたしの携帯に、仄ちゃんからメール来たよ」
「どれ。何……変質者がセブンを名乗っていた?」
空音の携帯を覗き込んだ久雨は、うなった。
それじゃあ、もれいび狩りと同じじゃないか?
「ああ、そう言えば。さっき子供達が言ってたよ。
変なおじさんに話しかけられると、気がつかないうちに、いつの間にかワープしているんだって」
「何だって? 姉ちゃん、それマジか?」
「うん、そういう子が何人かいるみたい」
五郎八の言葉に、庚は鋭い視線を投げた。
「理屈はわからないが、ろっこん……なのか?」
「そう考えるのが、自然じゃろうな」
「ん~、よくわかんないけど。仄ちゃんにも知らせとくね」
●寝子ヶ浜海浜公園
蛇沼 風弥
は
寝虎島連合
のレディースチーム、【魔吽血禍无(まんちかん)】の初代総長だ。
さらしに特攻服、マスク、そしてソバージュ。
古典的な不良だが、人の道だけは外れないという美学主義者でもある。
風弥は、夜の寝子ヶ浜海浜公園にやって来ていた。
「聞いた話によると、もれいび狩りっつーのがいるみたいじゃないか。
あたいらのシマで、舐めた真似してくれるねェ!」
小さな波を豪奢に描いた髪を、後ろに流しながら、風弥はバイクを駆る。
一人で居る者を見つけ次第、聞き込みと警告をするつもりだ。
風弥のチームには、もれいびじゃない者もいる。
総長として、そんな不逞の輩を好き放題のさばらせておくのは、沽券に関わる。
また仲間の安全は、先頭に立って守らねばならなかった。
「怪人だろうが何だろうが……あたいが直々にオトシマエ付けさせてやるよ!」
しかし風弥には、同時に強いこだわりがあった。
例え相手がもれいびでも、ろっこんを使わない相手には、自分も使うつもりはない。
小気味良い程に、潔い。
ボロボロになったとしても、己の芯は意地でも通す。
それが風弥の、生きる道であり、誇りでもあった。
雲間から顔を出した月明かりが、薄衣のようにその裾を眼下に伸ばした。
「!?」
風弥の見つめる先で。
先を歩いていた帽子の少年が連れた、ぼんやりした色の大型犬の毛並みが、白く輝く。
風弥は鋭く目を細めた。
「待ちな、あんた! ちょいと聞きたい事があるよ。その犬、今、光らなかったかい?」
足を止めた少年は、風弥と犬とを見比べて「気のせいだと思うよ」と平然と返した。
「そうかい? それならいいんだがねェ……犬にリードをつけないのかい?」
大人しく座ってはいるが、犬を拘束するものは何もなく、ただ自然に寄り添っているだけだ。
「そう。今は、君と同じで自由」
この少年、レディースの風弥を前にしても物怖じしない。
風弥は呆気に取られたが、すぐに笑い飛ばした。
「あはははは! あんた変わってるって、よく言われないかい?」
「はは、まあ今のは冗談。ルクスは盲導犬だから、いきなり飛び出したりはしないよ」
「へェ、盲導犬? それをどうして、あんたが連れ歩いてんだい?」
興味を持って見下ろせば、犬の方も落ち着いたものだ。
盲導犬と言うのは、きっと本当の話なのだろうと、風弥を納得させた。
「母がね、盲目なんだ。半月ばかり前、交通事故に遭って入院中だけど」
「……そいつは、難儀だったねェ。怪我はひどいのかい?」
気遣わしげに表情を曇らせた風弥に、少年は首を横に振った。
「いや、ルクスが守ってくれたから……。ただ、元々目が見えないから、大事を取ってしばらく入院かな」
少年が犬の頭を撫でれば、ルクスと呼ばれた犬は嬉しそうに尻尾を振った。
「そうそう。盲導犬といっても、四六時中ハーネスで繋いでいるわけじゃないよ。
大人しいのは、厳しい訓練の賜物だけど、ずっとそれじゃあ可哀想だからね。
だからこうして前から折を見て、自由に遊ばせてやってたから、こうして僕に懐いてる」
「そうかい、犬にも人の心がわかるんだね。……わかったよ。手間取らせて悪かったねェ。
あたいはこれで行くけど、この辺りは物騒らしいから、精々気をつけるんだね。
あんたは、まあ変質者に襲われる事はないだろうけどねェ。
何かあったら、大きな声で呼んでくれれば、いつでもこのあたいが駆けつけるよ!」
マスクで隠れて見えない口元で、ニッと笑って。
風弥は親指で自分を指す。
「変質者……さっきも、同じ事を言ってる子がいたな……」
「どうも近頃増えたらしいねェ。
ああ、そうだ。あたいは風弥ってんだ! 人呼んで、チェーンのカザミ。あんたは?」
少年が、帽子を深く被り直す。
「……未央(みお)だよ」
「そうか、じゃあまたな! 未央、ルクス!」
来た時と同じように、颯爽とバイクに跨って。
特攻服を翻して去っていく風弥を見送り、未央と名乗った少年が呟く。
「もれいびって案外多いね、ルクス」
返事の代わりに尻尾を振る犬の、毛並みに覆われた柔らかな額からは、体温を感じない。
「見た目は怖かったけど、いい人だったね」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
推理・サスペンス
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月22日
参加申し込みの期限
2013年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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