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キャベツ畑でつかまえて(物理)
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「触手キャベツの排除か……役不足にもほどがあるが、俺様の力を試す機会として、大目に見てやろう」
キャベツ狩りに、新しいメンバーが加わった。
眩しい日差しを背負い、肩にかけた上着の袖をバタバタとはためかせ仁王立ちしている、彼の名は。
「俺様の名を刻むがいい……そう、銀河太陽という名をな!」
不敵に笑いながら、闇の軍勢(笑)との戦いで頬に出来たらしい傷を指で撫で、自称「銀河太陽」な
山田 花太郎
が、触手キャベツを見据える。
いやー、今回は一段と個性的な面子がそろったものだなぁ。
とりあえず本人の意思を中途半端に尊重し、彼のことは「銀河太郎」と表記させていただく。
「すべてを燃やし尽くしてやろう……む、全部燃やしたら捕まってる人も危ないだと? ……ふっ、戦いには犠牲がつきものなのだよ……」
流れるように、自己完結。
人の話なぞ、聞いちゃいない。
銀河太郎は意識を集中させ、その手を前に翳す。
いつも鏡の前でポーズの研究でもしているのだろうか、一部のスキもなく妙にキマっている。
この間、キャベツ達には反応がない。
きっと銀河太郎が何をしたいのか、理解できないのだろう。
モンスターは驚き、戸惑っている。
「さあ、見せてやろう……これが俺様のろっこん、
セブンスシンフォニー、バージョンワン、ダークフレイム
だ!」
銀河太郎のろっこん『セブンスシンフォニー』。彼が集中し、手を前に翳した時、それは発現される。
「……はあああああああ、闇の炎に抱かれて消えろ!!」
セブンスシンフォニー、バージョンワン、ダークフレイムが、キャベツ畑を黒くなめ尽くす。
「ふっふっふ……はぁーっはっは! どうだ、これが俺様の力だ!」
高笑いが響き渡る。
しかしこれで終わりだ、もうこんな所に用はない……と禍々しい闇のオーラを背負って立ち去ろうとした銀河太郎の足首に、何かが巻きついた。
あっという間もなく、逆さづりにされる銀河太郎。
銀河太郎のろっこんの性能は『対象に幻覚を見せる。幻覚の内容は花太郎の想像したものがそのまま見せられる』というもの。
キャベツ達には、かすり傷ひとつついていなかった。
しかし黒い炎だけは、しっかりと認識され、それは敵対行為とみなされる。
「何故だああああああああああああ!!?」
空中でおぶおぶしながら、絶叫する銀河太郎。
ついでに言うと、キャベツ達以外には銀河太郎のダークフレイムを認識出来たものは誰もいない。
つまり、周囲には銀河太郎が一人で勝手に騒いで、勝手にキャベツに捕まったようにしか見えなかった。
思い出せ。君は、「フラワーショップヤマダ」の倅だ。
お母さんの前で(だけ)は普通の少年じゃないか。
「おのれ、こしゃくなァ! キャベツの分際でー!」
「重症だな」
一部始終を見ていた斗南は、黙って顔を伏せた。
「キャベツが暴れてるって聞いて来てみたけど、うわーすごくうねうねしてる。大丈夫、あとは私たちで何とかするから。心配しないで、安らかに眠っててね!」
駆けつけた
深民 実々
は、ぷらぷらしている銀河太郎を認めると、深く頷いた。
「小娘! どこに目をつけている、俺様は死んでないぞ!」
「仇は取るよ! 打倒触手キャベツ!」
銀河太郎の叫びを無視して、実々は鉈を掴んだ手をかわいらしく振り上げた。
「待て、そのキャベツどもは、この俺様ですら倒せなかった強敵。脆弱な一般人である小娘、てめえなんかに……」
「えいえいおー!!」
「人の話を聞け――!!」
人の振り見て我が振りなおせだね、銀河太郎くん。
「さあ、かかってこいキャベツたち!」
鉈を振りかざして特攻した実々に、キャベツ達は素直にかかってきた。
キャベツの攻撃が、実々のお団子頭をかすめ飛んだ。
「キャー! 髪引っ張らないでー、せっかくセットしたお団子がぁ。これ毎朝時間かけてやってるんだからね!」
あどけない顔立ちの実々、小柄で言動も子供のように天真爛漫であるため、実年齢よりも幼く見られ勝ちだ。
それはそれで彼女の魅力なのだが、本人は背伸びをしたいお年頃。
伊達眼鏡で童顔を隠し、ちょっとでも背を高く見せるため、毎朝苦心して髪を高くお団子に結い上げているのだ。
「隣のキャベツからも!? ちょっと、メガネ返してよー」
眼鏡を奪っていった触手に慌てて手を伸ばすが、彼女の身長ではかすりもしない。
「ふぇーん、もっと背があれば良かったのにぃ~」
触手にちょっかいをかけられまくって、実々の髪はすっかりほどけている。
「もう、みみ怒ったよ! このキャベツ! 止まって! 止まりなさーい!」
調子付くキャベツ達を睨み、髪を振り乱して怒る実々。
そんな彼女の前で、キャベツ達が時間を止められたかのように、ピタリと動きを止めた。
「あれ? あれ? ホントに止まっちゃった……よ、よーし。今のうちに刈り取っちゃえ」
さくりさくりと、実々は動きを止めたキャベツを収穫する。
休むことなく手を動かしながらも、実々は自らの不思議な体験に首をかしげずにはいられない。
彼女のろっこん『ミミューサ』は、実々が髪を解き、メガネを外して対象を睨むことで、相手の動きを止める力を持つ。
「もしかして、みみ……じゃなくて、私って最近言われてるもれいび?……って、今度は背後からまた触手がー!」
「ハハハ、俺様の警告を無視するからだ! ざまあないな、小娘!」
「もー! 小娘じゃないもん、みみだもん!」
同じように吊り上げられながらも、何故か偉そうな銀河太郎に、振り子のように勢いをつけて、体当たりを食らわす実々なのだった。
「今度はキャベツから触手だぁ? また面倒なことになってやガルじゃねーか……聞いたからには、ほっとけねーな」
御風 不二夫
はころころ&吊り下げられた連中を見上げて、ワイルドに後ろ頭を掻いた。
とはいえ、見た目とは裏腹に情の深い彼である。
まずは相変わらず木の上に引っかかっていた、そふとを降ろすと農家の縁側まで輸送した。
不二夫が戻ると、オカマ……いや、蛇那伊が修羅になっていた。
「触手を生やすキャベツとは、珍しい品種になったわね。そのまま抜いて出荷したら、さぞかし高価な値がつきそう」
「確かに好事家なら、買うかもしれないな」
「……さすがに冗談だろう?」
月詠と修に突っ込まれながらも、蛇那伊はわざとキャベツを煽って見せ、飛んできた触手をわざと腕に絡ませる。そこからが本番だ。
全身を覆った筋肉は、それが伊達ではない事を証明するかのように、土から引き抜かれたキャベツが小山を作り始めた。
残念ながら(?)引き抜かれたキャベツは、触手を失って、どこの八百屋にでもあるような普通のキャベツになったのだが。ほとんどのキャベツは傷がついていないので、きちんと出荷出来そうだ。
「やるじゃねぇか、あんた」
ここまでくると、感心すれば良いのか呆れれば良いのかわからない。
ただ率直な感想を口にする不二夫に、蛇那伊はウインクを返した。
「あの子達が転がされてる所まで、あとちょっとよ。君もそのガタイ、かなりイケるクチなんでしょう? 手伝って頂戴」
「ああ、了解だぜ」
不二夫は十一たちに声を掛けた。
「おい! とりあえず、まーそのなんだ。もうすぐ落ちるから、受身的な何かを……」
「えー……? 受身になってちゃ駄目だって、先生が言ってたよー……」
回転の悪影響か、おかしな受け答えをする十一に、不二夫は肩を落とす。
「あー、わかった。うまくキャッチしてみるけど、後で文句言うなよ!」
「横! 来るわよっ!」
瞬間、蛇那伊の警告が飛び、不二夫は咄嗟に腕を交差させる。。
直後、不二夫の腕は体の大きさとは不釣合いな、巨大な機械仕掛けの腕へと姿を変える。
不二夫のろっこん『ダーティー・アストロアーム』だ。
大仰なサイズの機械の腕が、襲おうとした触手を弾いた。
「げっ、またかよおい……どちくしょーが、何故だか分からんが邪魔くせぇ……が、愚痴ってもしょうがねえから利用させてもらうぜ!」
「あらん? いいじゃない、そういうの。男の子のロマンよねぇ?」
絡みついた触手キャベツを、今度は握力でギリギリと握りつぶしながら蛇那伊。
口調は穏やかなのが、逆に怖い。
握られた先の触手が霧散し、ついで残りも崩れ落ちた。
圧倒的な迫力につい引き込まれていた不二夫にも、再び触手が迫る。
「このきゃべ公、根性あるじゃねーか……上等だ、テメェを踏み越えて、美味しいロールキャベツんしてやるぜゴラァー!」
絡んだ触手を機械の腕で、豪快に引きちぎる。
「いいわねぇ、痺れちゃうわん」
品行方正で勤勉な少年を気取ろうとして、寝子島に逆デビューをもくろんでいた不二夫からすると、蛇那伊の賛辞に複雑な気持ちでもあるのだが。褒められるのは、それほど悪い気分じゃない。
「さあて、それじゃかわい子ちゃん達を開放するわよ。その逞しい腕で、しっかり受け止めてねん!」
「おっしゃ、こいやぁー!」
両の手を打ち鳴らし構える不二夫に、口の端を吊り上げると、蛇那伊は米太郎と十一を転がしている触手の束に揺さぶりをかける。
「いくわよぉ、そおれっ――!!」
支えを失った、少年二人が落ちてきて。不二夫はその重さを、取り落とすまいと全力で受け止めた。
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シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
バトル
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月08日
参加申し込みの期限
2013年04月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月15日 11時00分
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