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キャベツ畑でつかまえて(物理)
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●クールに受け入れられ始めた近頃の僕らの非日常風景
「あわわー、ご近所のピンチだ~! 耕作さん家が、死んじゃうー!」
爽やかに澄み渡った、五月の空の下。
偶然か必然か、はたまた予定調和か。寝子島で農家を営む
畑 耕作
&孫のそふとが、キャベツから生えた触手に蹂躙される現場に居合わせた
納 十一
。
ほんの少し前の出来事にも関わらず、耕作に「助けを呼んでくれ」と頼まれたことなど、十一はもう覚えていなかった。
仕方ないよね、目の前でこんな惨状見せつけられたら、普通は驚いてパニックになるよね!
しかも被害にあって、ぐったりと吊り下げられているのは、十一の顔見知り。
毎日のように「変な名前つけやがって、ジジイ! 俺が就職出来なかったらどうしてくれる!?」とか「ヒーハー! 喜べっ! お前がワシの豪邸と広大な畑(とち)を譲り受けるのは、確定的に明らかじゃーっホゥ!」などと、威勢のいい喧嘩をしていたのを、やけにハッキリと思い出す。
今、この時に限っては、そんなんどうでもいいのに。
「どうにかして助けなきゃ!」
なぜかしつこい程、ずり下がってくる鉢巻を押し上げ、にじんで来る涙を手の甲で拭う。
十一はキリッと顔を上げると、さっき耕作がどんな経路で、あのような目にあったのかなど、まるで覚えていないかのように、キャベツ畑に突撃した。
耕作が取り落としていた鉈を拾い上げ、耕作一家の収入を気遣い、キャベツを傷つけないように……!
慣れた手つきで、丸々と太ったキャベツの根元から生えた触手を刈り取ろうと鉈を構える。
と。つんつん、と何者かに肩を叩かれた。
「え? 何、ちょっと待って、今取り込み中だからさー」
さらに肩が叩かれた。
「いや、ホントに誰? 忙しいんだってばー」
振り返った十一が見たのは、無数のキャベツから伸ばされた、無数の触手の波であった。
しかも最初見た時よりも、心なしか元気がいいような気もする。
十一は自覚がないが、彼が感情を昂らせることで、ろっこん『植物活性化』の影響を少なからず与えてしまったのである。
なんてこったい。
さわさわ……と十一に向かって、触手が揺れている。
十一の手の中の、鉈をペタペタしているようだ。
「……え、ああ? これー?」
悪びれることなく白い歯を輝かせた、笑顔の十一が答える。
「農家にとって、野菜は命の次に大切だよ! だから触手だけを、キレイにカットしようねー!」
「アッ――!!」
ブルートパーズの如くまばゆい空に、甲高い悲鳴が響き渡った。
ジャージに鉢巻姿の少年が、キャベツから生えた無数の触手の上で、フライパンの上を転がるウインナーのように転がされて目を回している。
遠目でよく確認出来ないが、以前会った顔のような気がしなくもない。
すぐ傍で逆さづりになっているのは、通りがかりにちょくちょく見かける、ファンキーな農家の爺さんと孫だろう。
「あー……なるほどねぇ。身の危険を感じると、あの触手で襲ってるのか」
九夜山に居を構える
猫鳴館
の住民、
逆巻 天野
はふむと小首を傾げる。
逡巡したのもつかの間、メールで『キャベツ暴走した可愛い』と場所の情報を流す。
キャベツが暴走した、なんて一般の人が聞いても、なんのこっちゃだろう。
これは神魂がもたらした事件に関わった者だけにわかる、暗号のようなものだ。
「買い物は後回しだ、僕も急がなくちゃね」
きびすを返すと、天野は元来た道を小走りに行く。
「ろくな物ないけど、ナイよりましか」
猫鳴館に戻った天野がつかんだのは、救急箱に数種の看板。
『熊出没注意』
『ただいま狩猟中』
『露出厳禁』
『撮影有料』
「ラインナップ? 猫鳴館だから、シカタナイ」
誰も聞いちゃいないが。天野、ちょっと言い訳。大丈夫、君のせいじゃないよ。
「天野さん、また何かあったんですか?」
同じく猫鳴館の住民である
森 蓮
が、妙に悟った顔で立っていた。
「森か。うん、なに、キャベツが暴走しただけだよ」
「キャベツ、ですか? ああ、はい、神魂の影響ですね」
一寸、頓狂な声を上げたものの、そこはすぐ表情を引き締める。
「畑一面のキャベツがもれいびになって、農家さんをコテコテにしてたから、ちょっと行ってなだめてくる」
「!! 大変じゃないですか、私もお供して構いませんか?」
「……いいよ、おいで。その代わり、怪我をしても知らないよ」
「お気遣い、ありがとうございます」
元より個人主義の天野の素っ気無い口ぶりに潜んだ心配に、蓮は丁重に礼を言うと、寮の各所に仕掛けられたトラップに引っかからないよう注意を払いながら、自身も準備を始めるのだった。
同じ頃。さらに猫鳴館の住民である
後木 真央
が、もれいびキャベツ畑を前に歓声をあげていた。
「ワァオ! 新鮮でおいしそうなキャベツが、人を襲ってるー!」
今日も元気に猫のお尻を追っかけまわして、寝子島を闊歩する真央は、金銭に不安を抱える者が多い猫鳴館の住民の中では、異色の存在だ。
なにせ真央は「猫鳴館に入れば、一部屋に一匹ずつ猫がついてくる」なんて自分の勘違いを妄信して、入寮しちゃったかわい子ちゃんなのである。
もちろん、猫鳴館は学生寮なので、そんなことはなかった。
思い描いた猫との共同生活の夢は費えたが、そこでへこたれる真央ではない。
ここは寝子島だ。猫なんて、たくさん徘徊しているのである。ひたすらに前向きに、真央は寝子島の「猫の地図」を広げているさなか、このハプニングを目撃したのである。
「真央ちゃん、いいこと思いついちゃった! キャベツ畑で、キャベツボウリング&キャベツパーティ」
にゃははと、能天気に猫目を細めて笑う。
「この前ネットで、6字産業課(六次産業化)勉強したのだ。付加価値つければ、粉砕キャベツも売れるのだ! 1人1玉食べるのだ、耕作おじーちゃんの現金収入に協力するのだー! 真央ちゃん、あったまい~♪」
……かしこい真央ちゃんが言う、六次産業化とは。
農林水産省が推進する、雇用と所得を確保し、若者や子供も集落に定住できる社会を構築するため、農林漁業生産と加工・販売の一体化や、地域資源を活用した新たな産業の創出を促進することだそうです。
「キャベツを狩って、キャベツパーティするのだ。エクストリームキャベツパーティなのだー!」
つまりは皆でゲーム感覚で楽しくキャベツを狩って食べ、その分のキャベツ代を耕作の懐に収めようということであろうか。
真央の姿も畑から消え、残るは農家の二人と、転がされ続ける十一のみ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
バトル
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月08日
参加申し込みの期限
2013年04月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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