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【お三夜】子ナマズおもてなし作戦じゃけえ!
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【逆襲っ】
「……大体あなた本当に地震だの噴火だのさせられるの? あの九夜山を爆発させられるっていうの? だったらほらやってみなさいよ今すぐに、ここで。ほら。ほら! できないの、できないんでしょ? さっきからあなた口ばかり大きなことを言うけど見てたらとてもそんな御大層なことができるようには見えないものええ全然見えないわそもそもあなたお偉い大ナマズとやらの子孫とか言ってるけどその証拠でもあるのあるなら出してみなさいよ見せてみなさいよ軽く地震起こすとか何でもいいわよほらやって御覧なさいな今ここでさあ早く、さあッ!!」
「どうどう。りさちん、どうどうー」
本来ですと、
深倉 理紗子
さんのSっ気タップリ長ゼリフがあと数千文字くらいは続く予定でしたけれど、都合によりここではカツアイさせていただきます。
とはいえ、カットに入った
深林 真瞭
さんとて、いい加減腹に据えかねていたのは同じでありまして……すちゃ、と取り出したスマホで、おもむろに再生してみせたのは、
「あなた確か、猫がキライ……って言ってたわよね。伝説の大ナマズとやらも、猫が苦手だったとか」
にゃ~ん、にゃお~ん! うにゃにゃ~ん! みゃあみゃあ、と可愛らしいにゃんこボイスであります。それはそれは愛らしい声ですけれど、
「ッひィ……!? や、やめぇー! 猫は、猫はイヤじゃあー!」
あれま、効果テキメン! 真瞭はずずいとスマホを子ナマズの鼻っ面へと近づけますと、
「良い? この声を止めて欲しかったら、今すぐこんなバカなことはやめるのよ! 大体、人を脅しつけておもてなしさせて、何が楽しいっていうのよ」
「だ、だってワシ……えらーいナマズの子孫じゃけえ、ちぃとくらい……ちゅーかそがーに怒らんでも、大人げなかろーが……ぶつぶつ、ぶちぶちぶち」
お叱りにちょっぴりしゅんとしたものの、ぶつくさと文句タラタラな子ナマズ。途端に理紗子が、ぎろりっと吊り上がった目を向けましたけれど、さすがに話が進みませんもので、真瞭がどうどう、とストップをかけました。
「ともかく……いいこと? 心からのおもてなしをされたいのなら、まず自分から相手の心をもてなすことを心掛けなさい!」
「でしたら。一度、互いの立場を入れ替えてみてはどうでしょう?」
そんな時に。
森 蓮
が、こんなことを提案し始めまして。
「ナマズさん。ちょっとした面白い遊びがあるのですが……やってみませんか? お互いをどれだけ上手く真似ることができるか、という遊びです」
「……遊び? 面白いんか、それ?」
偉ぶっていても、何だかんだで子供は子供。面白い遊び、なんて言われて、気になってしまったのでしょうか? あるいは蓮を多少なりとも話が分かる相手と認識したためでしょうか、子ナマズは興味を惹かれたようです。
「ええ、とても。あくまで、ナマズさんがお付き合いいただけるならですが。そうですね、例えばナマズさんと……こちらの、瓢さんの立場を入れ替えてみてはいかがでしょうか?」
「……そいつさっき、ワシにぶち熱っついトムヤムクンぶちまけてくれよったんじゃが」
蓮が指差した
骨削 瓢
を、子ナマズはじとーっとした目で見つめます……まぁ、無理もありませんけれど。とはいえ、
「ああ、今度はあっしが理不尽な扱いを受けるというわけかい? そりゃあおっかないねぇ……! しかし、ま、あっしのように振舞うのも、これはこれで骨が折れるもんでねぇ。子ナマズはんに、務まるかねぇ……?」
「むむ……!」
挑発するような瓢の言葉にはむっとした顔を浮かべたあたり、結構単純な性格のようです。
「良いんじゃないかな? やってみたらさ」
横合いからそう言ったのはメイドさん、サキリンこと
サキリ・デイジーカッター
です。
「む、むぅ。ほーじゃの、サキリンちゃんがほーゆうなら……」
「そろそろ、僕はこんな恰好で何やってるんだろう? って思い始めてた頃だからね。このナマズを斬り開いて蒲焼きにでもしてやりたくなって」
「えっ、何て」
「……来る前に、さっさと始めちゃってね、ナマズさん♪」
優しく明るいメイドさんなはずのサキリンからごごごと漏れ出るこの、剣呑なオーラ!
さらには後ろでは、ずだだだだんっ! まな板の上で瞬く間にみじん切りにされていく野菜たち。それらをグツグツ大鍋へどぼんと放り込み、ぎぎぎぎぎ。振り返った
後木 真央
ちゃんの、とってもイイ笑顔!
「真央ちゃんの料理は楽しんでもらえてるのだ? まだまだおもてなしは続くのだ次のメニューは少し時間がかかりそうだから遊んでいると良いのだ♪」
「は、はィィィっ……!」
そのえもいわれぬ迫力に、思わずこくこくとうなずいて、結局、立場入れ替えゲームとやらのスタートと相成ったのでした。
「ねー、あんまりひどいことしたら、かわいそうだよ~?」
心配そうな表情の、
岡野 丸美
。隣では
綾辻 綾花
も、
「私は、おもてなししてあげるのは構わないですけど。色々とお話も聞けますし」
「そ、それに、ね? もし本当に子ナマズちゃんが怒っちゃって、九夜山を……ばばば、爆発ッ、させちゃったりしたら……!」
彼へと向けられるご無体な扱いについては、
中村 優子
も最悪の事態を想像してはあわあわとしておりますし、傍らでは、何か思惑ありげな『まみ』さんや
大天使 天吏
も、複雑そうに事の成り行きを見つめています。
「大丈夫ですよ。これは本来お遊びやゲームではなく、れっきとした『心理劇』の手法ですから」
そんな彼女らへ、蓮はふんわりと邪気の無い微笑みを浮かべ、その意図を解説してくれまして。
「心理劇、またはサイコドラマ。演劇の枠組みを用いた心理療法のひとつで、これはその中でも
役割交換
という技法なのです。相手の立場に立って物事を考え、そして相手の立場から見た自分を確認することができるこの手法を通じ、ナマズさんはご自分が改善すべき点を自覚することができるかもしれません」
とまぁ、子ナマズの将来のため! なんてしごく真っ直ぐな瞳のままに仰られてしまいますと、なるほどそうかあ……と、見守る方々もうっかりこくん、うなずいてしまうわけなのです。
「なるほどな。とはいえ、備えておくに越したことは無いか」
「……どこへ行くの」
「要石だ」
神とあがめる子ナマズの前から立ち去る無礼を見とがめるように、呼び止めた天吏。ぴくりとまつ毛を震わせた彼女へ、くるりと背を向けつつ告げたのは、
八神 修
……ここまで静観を貫いてきた彼が、にわかに動き始めます。
「まぁ、ダメ元というやつだが……やってみたいことがあるんだ。この場は任せた、しばらく時間を稼いでくれ」
「私も行くわ」
と、天吏。怪訝そうな修の視線には、
「……この島の神を。知りたいの」
「な、何だか分からないけど、早めに戻って来てね……! 子ナマズちゃんが噴火しちゃわないうちに!」
落ち着かない様子の優子が上ずった声で言うと、ふたりは頼もしくうなずき、九夜山の森の中へと分け入っていきました。
「それじゃ……私たちは、しばし。見守ることにしましょうか」
とのお言葉は、謎めいた女性、まみさん。
「あまり、獲物に無茶なことをされるのは困るけど。少ししおらしくなってくれたほうが、良い情報を引き出せるかもしれないし……うふふ」
「「……えもの?」」
何やらアヤシく微笑む彼女には、丸美と綾花はきょとん、と顔を見合わせるばかりでありました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
動物・自然
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月13日
参加申し込みの期限
2015年10月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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