\ オーバータイム!/
鈴宮 音々
木々の葉の間から温かな光が弱く差し込む。 心地よい静寂に満たされたその場所は、周辺の猫たちの集会場所になっているらしい。 猫好きな人なら、集う猫たちに誘われて、この場所を訪れることができるかもしれない――
(彼女が見ていてくれるのなら 少しくらいなら寝ていても、大丈夫。 そう思えてしまう不思議な何かがあった) 少し、だけ……。 ……少しだけ、お願い、できます、か……? (指の間を少しだけ開けて ちょっとだけ、のジェスチャーをしながら)
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花風 冴来
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