木々の葉の間から温かな光が弱く差し込む。
心地よい静寂に満たされたその場所は、周辺の猫たちの集会場所になっているらしい。
猫好きな人なら、集う猫たちに誘われて、この場所を訪れることができるかもしれない――
冗談が、お好き、なんですね……
(ふわっ、とした口調でぽつり
ごくごく僅かに口角の上がったその表情は、彼女の中では笑顔のようだ
もっとも、よく観察しないと分からないのが傷だけれど)
夏は、涼しい場所が、ある、ので……
冬は、寒い、です……とっても、とっても。
(こくこく、頷いて見せる)
……たまに、来ます。男の人、とか…
2人か、3人まで、なら……抑え込まれない、なら、なんとかなる、ので……
(ぽつぽつと途切れ途切れになりながら、言葉を紡ぐ
口下手なのか、それとも話す機会が無いだけなのか)