シナリオタイトル:
読書会 ~語ろう、あなたの一冊を~
担当ゲームマスター(敬称略):
じんの
シナリオタイプ:
ブロンズシナリオ
シナリオガイド:
https://rakkami.com/scenario/guide/1008
リアクション:
https://rakkami.com/scenario/reaction/1008
参加キャラクター一覧:
https://rakkami.com/scenario/chara-list/1008
コメントページ:
https://rakkami.com/scenario/comment/1008
シナリオID :1008
シナリオ名 :読書会 ~語ろう、あなたの一冊を~
キャラクター名:森 蓮
投稿日時 :2015年08月13日 10時57分34秒
◆アドリブ度
S
◆プレイヤーの目的・意図
書籍紹介を通じ、現在の森蓮の経済に関する価値観を述べます
森蓮は倫理を実践するために経済を学んでいます
◆キャラクターの目的・理由
【既存】
民衆が行った実践的な経済活動について学べる、興味深い本を読みました
みなさんにも紹介しましょう
◆キャラクターの行動・手段
元ネタ テツオ・ナジタ 『相互扶助の経済』
らっネタ 名下鉄郎(なしたてつろう) 『民衆経済』
講と呼ばれる様々な相互扶助組織の歴史について述べた本です
公正で質素な人も、病気や火事、洪水など予期しない災難で、緊急の出費が必要になることがあります
そういった悲惨な状況に備え、たとえば村全体が協力して、各人から少額の掛金を集めれば、個人では用意できない金額が集まります
将来の不幸に備えた保険や共済ですね
明治になると、政府は講に競争的資本主義を導入し、協同信用貸付組織に改編しようとしました
講の組織員は、弱者救済をめざす相互扶助を基本思想としていたため、優勝劣敗を掲げる社会ダーウィン主義の政府官僚に支配されることは受け入れられませんでした
講は無尽会社や相互銀行と名を変え、相互扶助の伝統は戦後の社会でも存続しました
資金面でも生活面でも戦後復興を支えたそうです
経済について学ぼうとしたきっかけは、政治経済の授業でペットボトルを高く売るという課題したからですね
私は善行をなした満足はお金よりも価値という考えから、無償で渡すと答えましたが、成績は可でした
一方的な慈善よりも相互扶助が望ましいということかもしれません