ここは休み時間の教室で雑談所だ!
こっちはアクティブに話したい人向けで、ゆっくりもあるからゆっくりしたい人はそちらがお勧めかな?
そうかい。
ふむ、俺のことが知りたいなら遠慮なく聞いてくれ。
……といっても学校で話すのはいささか問題だな。寮でも話しにくいか……。
まぁ、丁度いいところがあったらそこでなら何でも話すよ。
うん!
貴方は私の親友で、私は貴方の親友。
えへへ、凄く嬉しい…。
私、貴方のことをもっとよく知りたいなあ。
親友……か。ありがとう。
とっても嬉しいよ。俺もお前のことを親友だと思っているよ。
うん。ありがと。
ムゲンも寂しがりやなんだね。
ふふ、私と同じ。
私も、ムゲンに何か困ったことがあったら全力で助けるよ。
貴方は私の大切な友達…。
ううん、親友、かな。
貴方もそう思ってくれると、嬉しいんだけど…。
ふむ……。
まぁ、俺には気休めしか言えないけどな……。
少なくとも一つだけいえることは……、そうだな。
俺のそばなら好きなだけ居ていいぞ。ま、俺のそばに居てもお前にとって得はないかもしれないけどな。
……その、俺は一人ぼっちって嫌いだから、友達が近くに居ると嬉しいよ。……何を言ってるんだろうな、俺は。
……やっぱり考えるのは得意じゃないな。そういうのは俺の仕事じゃない。俺は動くことしか出来ないみたいだ。
えーっとさ、お前は大切な友達だから、お前のためなら出せる全力を出し切ってもいいと思っている。だから、どうしても困った事態になったら相談してくれ。もてる全力を持って対応する。
俺自身は人一人をなんとか殺せるくらいで、あんまり強くはないけど、"教会"に戻れば……、いろんな"仲間"がいるから……。何とかできるかもしれないし。
そうしたいけど、それも上手く出来なくて…。
後ろを振り返る事をやめられないの。
何も捨てられない…。
生きるのは、怖い事だね。
すごく不安だよ、私は…。
そうだな、
まったくだ。
自分の運命くらい自分で切り開きたいが、そうできないのが現実だ。
……けど、この場合はお前の心次第だと思うぞ。
どうしても迷ったら俺みたいに、もう道しるべを一つに固定してしまうのもいいかもしれないけどな。……正直、あんまりお勧めは出来ないけど。
まだ行ったことがない場所沢山あるし
これから色んな所に遊びに行きたいなあ。
ずっとそうしていられるといいんだけど
そう出来ないのも人生だよね…。
そうだな。そういうのも面白い。
そうだな、「自分のことが一番分からない」ってのは良くあることだ。
まぁ、人間……だけじゃないかもしれないが、とりあえず人間ってのは色々移ろい行くものだからな、居場所だって一点にとどまってるとも限らないよ。
自分がいたいところに居続ければいいんだよ。
うん、案内して欲しい!
よく知らないならこれから二人で知っていこうよ。
新しい素敵なお店とか見つかるといいなあ。
違うの?うーん…。
正直、何処にいたいのかどうしたいのか
自分でもよくわからなくて迷ってる最中で…。
こうだ!ってしっかり思えるときもあるんだけど
時間がたつとまたわからなくなっちゃったり…。
わからない事はたくさんあるけど
自分の事が一番わからないや。
そうなのか……、そういえばそんなのを見たような気もするな。
そうなのか? 俺にとっては一応、近所だぞ、あそこ。案内しようか? ……もっとも、良く知らないんだが。
んー、そういうのとは少し違うんだが……。まぁいいか。
大丈夫、いる"べき"場所なんてどこにも無い。逆に、そこが居場所じゃないなんてことはないよ。
この島にも馬に乗れる場所があったはずだよ。
星ヶ丘ホースクラブ、だったかな…。
そういえば私、シーサイドタウンの方にはよく行くけど
星ヶ丘の方にはあんまり行ったことがないかも。
あー…。私もそんな感じがする。
平和な日常、好きだけど
本当にこれでいいのかなーって思うんだよね。
綺麗な世界にいる自分に違和感があって
なんだか落ち着かないんだ。
ここにいたいけど、いるべき場所はここじゃない。
みたいな…。
そうだな。いつか馬に乗れたらいいな。
もちろん、不穏な何かとは無縁の場所で、だ。
まぁ……その、なんだ。
俺は時々、騒動に巻き込まれている時のほうが自分らしいような気がしたりしてな。
平和だと少し落ち着かないんだ。
相性が悪いんだね。
でも、ムゲンを嫌わない馬だって
きっといると思うよ!
平和なようで、そうでもないよね…。
何もないのもつまらないから嫌だけど
またこの間みたいな事があったら
って思うとちょっと怖いかな…。
まぁな。馬に乗るつもりなんてなかったのに、無理やり師匠に乗せられて、んでその後振り落とされた。散々だ。
あと、とあるお嬢様……まぁ一応同僚だったんだが、ともかくそいつ愛用の真っ黒い馬に蹴られたこともあってな。
馬は天敵同然なんだ。
この島は不思議な島だよな。もっとも、時折平和とは程遠い事態が起こるけど。
ある意味、俺が最初にいた場所とは対極にあるかもしれん。
落馬経験でもあるの?
ふふ、お姫様みたいにみえるかなあ。
私のろっこん、なにか幻獣を呼び出せるものだったら
好きになれたかもしれないのに…。
うんうん!
あんな素敵な場所をみつけられるなんて
思わなかったから、私もう嬉しくて…。
この島は本当にいい島だなあ。
来てよかった。
(微笑んで
正直、馬はそんなに好きじゃない。
……が、ペガサスに乗っている冴来は素敵かもしれないな。
なるほどな。
そんなに綺麗なら、一度言ってみてもいいかもしれない。
そっかー…。
綺麗なんだろうなあ。
背に乗せてもらいたい…。
(想像し頬に手を当てうっとり
あー…えっと…。
ごめん、嘘。
妖精が住んでいそうな綺麗な泉があるのは本当だけど
妖精が住んでるっていうのは私の作り話。
本当にいたらいいなーって思って、ね…。
(気まずそうに
ペガサスかー。
幻獣の類だな。あいにくながら、俺は会ったことがないよ。
へぇ……あんなところにな……。まぁ人里に出てこない限り、俺には関係ないけどな。
教えてくれてありがとう。
ふーん…。
私は出会いたいけどね。
今はペガサスに一番会いたいかな…。
ああ、何と無くわかる。
…うん。九夜山の奥で見つけたの。
沢山妖精が住んでいるんだ。
ちょっと捻くれた子もいるけど、みんないい子だよ。