これは、ある日のわたしの日記です。
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【ジャンル】日常
【形態】完結
【分量】11レス+α、約10100字(レス番号13→3)
【登場キャラクター】小島 海美、ほか(レス番号2参照)
【登場コミュニティ】(レス番号2参照)
道は、さい初はちょっと下がってから、またちょっと上がります。それからもう1回ちょっと下がると、橋があります。でも橋はけっこう高いので、左がわの2つの川が合わさるとこも、右がわの海の波がせまいとこにおしよせてくるとこもきれいだけど、下を見ることになってこわいです。
わたしはこわいから橋のまん中しかとおれなかったけど、おねえさんがおそるおそる、下をのぞきこみました。するとおにいさんが、うしろから「わーっ!」っておどかしました!
おねえさんは「きゃーっ!」ってひめいを上げて、それから何か早口でおにいさんにおこってました。するとおにいさんは、またとつぜん「わーっ!」ってさけんでおねえさんをおどかしました。おねえさんはまた「きゃーっ!」っておどろいて、おにいさんをつきとばして先のほうへにげていきました。おにいさんはそのあと、しばらくおねえさんに話しかけてて、たぶんごきげんをとろうとしていたんだとおもいますが、口をきいてもらえてませんでした。
この先は、いっきに山道がきつくなります。
ぐねぐねした道をしばらく行くと、まん中に木のはえた広場にたどりつきます。ここをまっすぐ行くとロープウェーの駅のほうへ行って、右に行くと千年杉のとこへ行きます。でも千年杉は、ここからだいぶ下がったとこにあります。せっかくのぼったのにまたおりなきゃならないので、ちょっともったいないです。
千年杉は太いです。おねえさんがそのそばによって、わたしに何か言いました。わたしは言葉はわからなかったけど、おねえさんが手まねきしていたので、こっちきてって言ったのがわかりました。
それから、おにいさんとおねえさんとわたしで手をのばして、木をかこもうとしました。でも、せの高さのせいでわたしの手がななめになったせいで、ちょっとたりません。
おにいさんがおもいついて、ちょっとしゃがみました。それでおねえさんにもたぶんしゃがむように言いました。おねえさんもしゃがんで手をのばして、「きゃーっ!」って言いました。わたしの見えないとこで、2りの手がさわったみたいです。そういえば2り、もうなかなおりしてたみたいです。
おじさんもまぜればもっとかんたんだったけど、おじさんは木かげで休んでいました。けっして、なかま外れにしたんじゃありません。