古今東西の様々な古書がずらっと並べられた本棚がひしめきある狭い店内。
飲食スペースに設けられたカウンターには、店主らしき男が一人。
「いらっしゃい。良い本に巡りあえるといいね」
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雑談トピックです。
お友達同士でおしゃべりしたり、本を探す、読むなどのRPにお使いください。
喧嘩・確定RPにご注意ください。
本を読むだけならお代はいただきません。また、小中学生は無料で飲食が可能です。
ただし、お家の人が心配するので暗くなったら帰ること。
「夜は大人の時間だよ」
注文などは甥の直治にしていただければ、店主へと取り次いでくれるでしょう。
(津島さんに目をとめ)
あの少年はお手伝いかな?若いのに感心だね
(アレハンドロさんに向き直りにっこり微笑み)
ありがとう。これかい?(モノクルに軽く触れ)ただの老眼鏡だよ。僕位の年になるとすっかり目が悪くなってしまってね……ヴェネツィアで買ったのだが、なかなか使い勝手がよくて重宝しているよ
そうか、君にも異国の血が流れているのか
日本の四季は美しいだろう?特にこの寝子島は風光明媚な土地柄で知られざる観光名所が多い
読書の秋もいいが、紅葉狩りに出かけてみるのも悪くない
(ねむるくんに本のタイトルを示し)
ご存知かな?「ファウスト」……美しいものを欲する一心で悪魔と契約した愚かな男の話さ
……ちょうど彼と似た男を知っている
本は知識の殿堂にして教養の宝庫、活字からは様々な事を学べる。
乾いた紙の手触りやインクの匂い、時代を経た装丁の重み。
この本もまた幾多の人の手を渡り時代を巡り今ここに在る……
人と人との縁が計り知れぬように人と本の出会いにも無数のドラマが秘められている。
そう思うと年甲斐もなく心が高揚するね