夜歩く人たちのある日の記録。どんな事が起きたのやら。
(野阿さんから日暮さんへと視線をゆっくり移しつつ)
教えてくれてありがとう。
俺?うん。俺は神にお仕えしてる。君は……、学生さん?
と、怪我してるのは彼かな。そう、もう処置はしてもらったの。
俺も君に応急処置するか、もしくは全部治すか、どっちか出来るけど。もう要らない?
(満足げな顔をしつつも、調子を見る為に日暮さんの全身に視線を巡らせ、今度は天神平さんへと視線を向け)
そう、貴方が処方して下さったんですか。ありがとう。
貴方は薬剤師?
(飛吹さんに目を向け、ちょっと驚いた顔をして)
こんばんは、こんなところで出会うなんて。
貴方は、今日はお元気そう、かな。
(すいと一瞬、左胸に視線を向け)
(灯さんへ視線を移し、ちょいと肩を竦めてみせ)
怪しい?俺は何処にでもいる普通の神父だよ。
(自分の身体を暫く見回した後)
……やっぱさあ、黒いのがさあ、駄目なのかな。