白い布製のハンモックがかけられた木陰。
ハンモックの傍には木箱が置かれており
羊柄の可愛らしいブランケットがはいっている。
三人までなら一緒に寝れそうだ。
(堀さんににこにこと笑いつつ)
んーん、いいっていいって。
チビ堀とデカ堀かー。たしかに堀くんはおっきからねえ。もひとりの堀くんはちっこかったんかもしれないし、意外と小さくないのにチビ堀だったりするかもしれないヤツ?
そうかかも、敬語使うねー。そりゃそうだ!こいつは一本取られたなあ!(大げさに頭に手をやりくひひと笑い)
いぬー?あーなんかソレよく言われる!
首輪もしてるし、犬っぽいかも!あ、でも玉ねぎ食べられるからそこまで犬じゃあないかもなー。
堀くんはなんだろ、セントバーナードか、ニューファンドランドっぽい!なんかこう、のっそりしてて、優しそう!どっちもお利口さんだしね。
サボりかー!サボリはよくないねえ。
卒業できれば、まあいいかもだけど、学費って結構バカにならないから、留年とかは、できるだけしない方がいいよねえ。
(堀クンにちかづいて鳴らし、神妙な顔をします)
……ところで、堀くん、ちょっと焦げ臭い?なんだろ、煙い?だいじょぶ?