命と咲耶の部屋と茶の間・居間に挟まれた、9畳の部屋。
高校生の長女・奏の部屋。
一人用としてはゆったりとした部屋に、パイプのロフトベッドとデスク、
本棚2つ、折りたたみ座卓、4段チェスト2つ、小物用の棚、テレビラックが
置かれている。
園児たちのいたずらを防ぐため、入口の扉に、外と中から鍵をかけられる
ようになっている。
【妹の事を聞かれて】
まぁ・・・うちがミコちゃんにプレゼントした猫耳カチューシャなんやけどね。
あれを付けて元気よく遊ぶのが日課みたいなもんやよ。
気持ち、猫みたいにすばしっこくなった感じがするんよ、あれを着けたミコちゃんは。
【手渡された包みを開き、中身の手作りクッキーを見て】
それにももちゃん・・・クッキーありがと。あとでうちのおかんに頼んで、
とりわけしてもらうわ。
【ひとつを包みからつまみあげて、口の中へ。】
うん・・・さっくりしていて、ほんのり甘くって、おいしいわぁ・・・