『入館無料』の貼り紙と、開け放たれた門。
アナタは気後れしながらも門をくぐった。
青々とした芝生と季節の花に彩られた庭を進み、薔薇のアーチをくぐったアナタの前に、背丈の倍はあろうかという巨大な扉が現れる。
ゴシック調の白い外壁に負けぬ存在感を放つ、黒い観音開きの扉の前に立つと、薔薇に囲まれた獅子のノッカーの横に『入館の方はこちらを鳴らして下さい』と書かれている。
意を決したアナタが2回ソレを鳴らすと、ゆっくりと扉が開き始めた。
出迎えてくれたのは美しいオルゴールの音色、そして暖かみのあるオレンジ色の灯りだった。
館内を見渡すアナタの後ろで、扉がゆっくりと閉まっていく。
アナタの目の前には美しく、無機質で、異様な、混沌とした光景が広がっていた。
横からアナタに声が掛かる。
「お客さんですね。ようこそお越し下さいました。まずはこちらで、お茶でもいかがですか?」
・・・・・・・・・・
(こちらは雑談トピになります。)
ハッハッハ! まあ、とにかく、勘助共々改めてよろしく頼むぜ!
気遣いは無用だ!
フハハハハ! 安心しろ、初対面の上、しかも今仕事中の相手に突然そんなことしねえよ!
……前科はあるけども!【ボソッ】
おう! 今は身内含めて一部しか知られていないが、いつか、と思って!
もちろん寝子島のシーサイドタウンも含むぞ!
銅像にするならどんな風がいいかなーキンピカかなー銅かなーどんなポーズにしようかなー…色々悩むよなあーうへへ…【変な笑い方をしながら色々妄想を膨らませつつ】
ハイ、お代官様~って、なんか急に時代劇っぽくなってますねぃ。
え、なんで?
なんでぎゅっと抱きしめるとか身体に刻むとか、そーいう話になってますのん?
いやいや、せっかくですけど、遠慮しまっすごめんなさい(首をぶんぶんぶん)
ふむふむ、世界一のイケメンとして名を馳せたいんですか。
ん?どっかの町???
ここではないんですん?
フハハハハ! くるしゅーない、表をあげい!【ご機嫌そうに】
いやいや、勘助の友達、ときいて俺は感激してんだよ!
せっかくだから、じっくりと眺めて今のうちに頭に刻まねばと!
いや、いっそ、ぎゅっと抱きしめて、身体に刻むとか!【興奮中】
おう!
そしてどっかの町ン中にドーンッと置いときゃ、
一生俺は世界一のイケメンとして名を馳せれるってわけよ!【グッ】
あ、ソレって分かる気がしまっす。
ちゃんと動いてるんだなぁって、ほっとするというか、安心するというか。
そんな感じでー♪
うわわ、勘助君のお父さんだったんですねぃ。
改めて、初めましてーっ
ハイ、勘助君と同じ桜花寮で同い年の友達ですよぅ☆
…って、ありゃん?
オレの顔になんかついてます??(自分の顔を両手でペタペタ触る)
んん??蓮太郎さん、自分の銅像作りたいんですん?
うんうん! 歯車の音、人の心臓の音を聞いてるのと同じで、落ち着くんだよなー!
つい聞き入ってしまう!
おう、勘助は俺の息子だぜ! …って、え、もしかして、勘助の友達か?!
ほへー…【呉井君の顔をマジマジとみて】
残るような作品、か…
(僕も何か、人生に残すべきもの、作るべきなのかな…)
…………俺の銅像、とか? 【なんとなく呟いてみて】
歯車の音、オレも大好きですよぅ☆
んん?飛吹って苗字……。
もしかして、勘助君のお父さんですん?
コレ創るのすごく大変だったみたいですしねぃ。
オレもこーいうずっと残るような作品を創ってみたいなぁ。
なるほどなるほど…確かにここはいい感じだな! 歯車の音がすごく心地よく感じられるぜ!
ん、おう、こりゃご丁寧にどうも!
俺は飛吹蓮太郎っていうんだ、よろしくな! 陽太くん!
おう、浪漫だな!
…これを創った人は、相当苦労したんだろうな【しみじみ】
ハイ、こんにちは☆
へへー、ここにあるものが好きで、バイトで入っちゃいました♪
あ、名前まだ言ってませんでしたねぃ。
呉井陽太って言います。よろしくお願いしまっす!
生きてる人間もこうして輝いてる、かぁ。
そういうのって浪漫ですよねぃ。
おっ、こんにちは!
若い子までここで仕事しているなんて、えらいねー
【とヘラヘラと笑いながら】
だよなあ…宝石で心臓ができるなんてよ…
生きてる人間の価値も、こうして輝いてるもんだよな。きっと
【そう呟いて心臓をまじまじとみつめる】
新学期が始まりましたー♪
んでも、学校帰りの子が寄ってくれそうな気がしますよぅ、オーデンさん。
あ、ほら。早速お客様が来ましたよぅ。
ようこそ、ドムス・エクス・マキナへ☆
その作品、凄いですよねぃ。
ずっとこうして動き続けてるのを見ていたくなりますわー。
…おおーっ、ここすっげぇなあ!
まるで別の世界みてぇ!
【目をキラキラ輝かせながらきょろきょろと辺りを見渡す】
んー? これは…心臓?! いや、良くみりゃ宝石だなこれ…
【と、ある作品を一人でまじまじと見る】
さて、夏休みも終わってしまいましたね。
ここも今までの様に、昼間から人が集まる事もなくなるのでしょうか?
寂しい気もしますが、勉強は頑張ってしなくてはいけませんよね。
http://rakkami.com/topic/read/1672/10
展示物にまつわる逸話も含めてのコレクションだと思ってますが、中には掘り下げない方が美しい物もありますよね。
皆さん、今日もゆっくりいていってくださいね。
何か解らない事があれば説明しますので、遠慮無く仰ってください。
(一悶着あって)
http://rakkami.com/topic/read/1672/9
見苦しい所を見せてしまいましたね。
このオルゴールは、元に戻しておくとしましょう。
(手にしたオルゴールを再びガラスケースに収める)
ちょうど休憩中でした☆
うん、ここって色んなカラクリがあって楽しくてー。
ずっといたくなっちゃうんだよねぃ。
今日も油差しとか掃除とか頑張っちゃったよぅ。
水饅頭、見た目も涼やかだし美味しいよねぃ。
オレ、よく冷えた水羊羹も大好きー♪
ひすいくん・・・ふふ、かっこいい名前だねー♪
もふもふっていいよね癒されるのー
私も働くならこういう見てても飽きないような場所がいいなあ
ラヴィーナさん…【覚えたというように、こくりとうなずきながら】
俺、飛吹、勘助、です…
…うん、アンゴラうさぎの…もふもふ、です…
水饅頭、美味しい、ですよね…
見た目も、綺麗、ですし…
…俺も、ここみたいに、楽しい所で、働いて、みたいですね…
【水饅頭を食べながら、天井を見上げ】
ふふ、はじめまして ラヴィーナだよ。
ちょうど休憩中だった?
ここで働いてるだなんていい趣味持ってるんだねぇ
ここにある作品はみんなキラキラ動いてて素敵だよね、思わず見とれちゃう。
こんなところで働けたら一日中飽きないかも♪(きゃっきゃ
へへー、勘助君、ありがとー♪
水饅頭、うまうま~~
って、うわわ…っ 新しいお客様来てたぁ。
(急いで水饅頭を飲み込んで、お辞儀をして)
こんにちは、カワイイ角のお嬢さん。
ドムス・エクス・マキナへようこそー☆
(部品代はバイト代から引くと言われて)
そりゃもちろん、きっちり引いといて下さい。
そこまで負担かけるわけにはいきませんからねぃ。
オーデンさんはカラクリに詳しいし、そう言ってもらえて嬉しいでっす。
ありがとうございっます♪
…!(声をかけられて思わずびっくり)
ふふ、残念。妖精さんじゃないんだな~♪
おじゃましてます、ラヴィーナです(ぺこり
カワイイだなんてありがとうおにいさん。
もふもふのおにいさんもこんにちは~
かわいくて癒されるもふもふ動物だねー
これは・・・アンゴラ・・・?
では呉井君、部品代はバイト代から引いておきますね(笑)
時間の有る時なら、いくらでも付き合いますよ。
(ドルチェさんに気付いて)
おや? 可愛いお嬢さんですね。
妖精が迷い込んだのかと思いましたよ。
ようこそ、ドムス・エクス・マキナへ。
館長のオーデンと申します。
アナタもこちらでお茶などいかがですか?