『入館無料』の貼り紙と、開け放たれた門。
アナタは気後れしながらも門をくぐった。
青々とした芝生と季節の花に彩られた庭を進み、薔薇のアーチをくぐったアナタの前に、背丈の倍はあろうかという巨大な扉が現れる。
ゴシック調の白い外壁に負けぬ存在感を放つ、黒い観音開きの扉の前に立つと、薔薇に囲まれた獅子のノッカーの横に『入館の方はこちらを鳴らして下さい』と書かれている。
意を決したアナタが2回ソレを鳴らすと、ゆっくりと扉が開き始めた。
出迎えてくれたのは美しいオルゴールの音色、そして暖かみのあるオレンジ色の灯りだった。
館内を見渡すアナタの後ろで、扉がゆっくりと閉まっていく。
アナタの目の前には美しく、無機質で、異様な、混沌とした光景が広がっていた。
横からアナタに声が掛かる。
「お客さんですね。ようこそお越し下さいました。まずはこちらで、お茶でもいかがですか?」
・・・・・・・・・・
(こちらは雑談トピになります。)
(ビクッと背筋を震わせながら)
あ、えっと、その……はい、こんにちは……
そ、そうですね…ちょっと怖いけど、おもしろそうだなーとも…
今流れてる曲、なんだろう……綺麗だな……
(オルゴールの音色を聞きながら)
ん、あやとも来たんだねぃ。
それとー…女の子と背が高い人もいるなー。
こんにちわー、不思議な場所だよねぃ。
あ、これオルゴールなのかぁ。
本当だ、ネジとー…ハンドルのがあるわー。
すごいなー、これ…。
うん、こうして説明してもらえるのも嬉しいけど、説明書きもあると嬉しいかもー(頷く)
(なんだろうここ……怖いけど……なんだか落ち着く……ような……)
呆然と館内の展示物を眺めながら、もふもふと
…はじめまして…(よーたのうしろからにょきっ
ここは…なんなんだろう…?(
…不思議な、場所…。
…別の世界に、来たみたい…。
(管内を見回す
こんにちは。
当館は初めてですね?
まずは仕掛けオルゴールがお勧めですね。
ネジのタイプとハンドルを回すタイプがあります。
ふむ……。
いきなりどうぞと言われても、難しいかもしれませんね。
今度、説明書きでも付けるとしましょう。
はじめまして、こんにちわー。
オレ、呉井陽太っていいます、よろしくお願いしまっす。
おー、展示物の説明してくれるんですねぃ。
それじゃぁ、ええっとー…って、
なんか変わった物が多くて、どれから聞いていいかわからんどうしよう…(汗)
申し遅れました。
私、オーデンと申します。
よろしければ、展示物の説明もしますので、お気軽に声をかけて下さい。