柔らかな陽射しが差し込む穏やかな昼。
清んだ空気が周辺を満たしており
野生動物が時折、喉を潤しにやってくる。
ある少女は静かに語る。
「この泉には妖精達がすんでいるの。
貴方に姿が見えないだけで
ちゃんとここに存在しているのよ。」
*昼の雑談トピックです。
*独り言や探索にもどうぞ
お父様を尊敬しているのね。
(「誇り」とそう、迷う事なく口にする彼女に
眩しそうに目を細め、頷きを返す。
自分はといえば、実の両親に
その様な想いを抱いた事があっただろうか。
今となってはもう確かめる事も不可能なことであるが故に
彼女を少し羨ましく思う。)
妹は、そうね。優しい子だわ。
私には勿体ないぐらいの良くできた子ね。
(そう口にして柔らかに肯定し)
と、いけない。
此方こそ、素敵な時間を有難う。
麓の方まで案内するわ。
(エミリー、と彼女の膝に身を落ち着けたままの
白兎に呼びかけては腰をあげる。
名を呼ばれた白兎は少々名残惜しげに彼女を見上げては
二人を先導する様に森の方へと小さく駆けていく。
その後何事もなければ青薔薇の少女と白兎は
偶然泉へと訪れた凛とした雰囲気を纏う彼女を
人里まで送り届けるだろう。)