対の衣装を着た精巧な造りの双子人形と
人形サイズの調度品が置かれている。
誰かがここで1人遊びしているとかいないとか。
当然でしょう。
その子達は私のものだもの。
貴方なんかに、触らせないわ。
心配?
この間私を放って何処かに行った癖によく言うわね。
別に無理なんてしていないし、
悩み事もないけれど…。
そんなに私の力になりたいというなら
気が向いたら、頼ってあげてもいい。
今は私より、ももの面倒を見てあげて。
え、あ…。クロウディア…?
(一連の行動をぽかんとした表情で眺め
その後我に帰って和哉を睨みつけて
もう!いいから早く貴方はでていって頂戴!
貴方が入っていい部屋じゃないって言っているでしょう?
今度、手伝ってくれたお礼に
特別に何かお菓子を作ってあげる。
だから、出て行って。…お願い。