対の衣装を着た精巧な造りの双子人形と
人形サイズの調度品が置かれている。
誰かがここで1人遊びしているとかいないとか。
ううん、そんなことない。
私にとっては、それが一番の慰めだよ。
(嬉しそうに笑って
本当は、貴方はもう私といては駄目だっていうつもりで…。
貴方を迷わせたままにするぐらいなら
私の方から貴方を突き放そうって
そういうつもり、だったんだけど…。
駄目。やっぱり、敵わない…。
私には貴方が誰よりも必要だ…。
貴方がいなくちゃ、私は安心できないよ…。
ね、もっと抱きしめて。優しくして。
貴方にならどれだけ優しくされても
怖いと思わずにいられるの。
だから…。