対の衣装を着た精巧な造りの双子人形と
人形サイズの調度品が置かれている。
誰かがここで1人遊びしているとかいないとか。
俺はきっとお前が理想なんだと思う。
お前を選ぶ時は俺が俺の立場も役目もすべて捨てる時だからな。
これがどういう感情なのかは知らねぇが、俺が本来歩みたかった場所に今のお前は立っているのさ。
対岸の目印みたいなもんだ。
叶わないと分かっていても手を伸ばして近くに居てみたいと思う。
要は自己満足だな。
馬鹿馬鹿しい…。
ったく…俺にこんな話させるんじゃねぇよ。