対の衣装を着た精巧な造りの双子人形と
人形サイズの調度品が置かれている。
誰かがここで1人遊びしているとかいないとか。
どこにも行きたくない…。
誰にも会わせる顔がない…。
ずっとずっとここにいたい…。
誰かを傷つけてまわるぐらいなら
一人でいる方が、ずうっといい…。
助けてくれようとする人が
私にはこんなに、沢山いるのに…。
私は根暗で、うじうじしていて…
なんてみっともないんだろう…。
死ねば楽になれるかな…。
私はもう、死んでしまいたい…。
私に自由は、似合わない…。
大丈夫、一人ぼっちでいても
貴方達がいるもの、寂しくなんて無いよ…。
(弱々しく人形を抱き寄せ、体を丸めて横になる。)
もう、嫌だな…。
誰か助けて…。
…助けを拒んでるのは私なのに、なに言ってるんだろ…。
馬鹿みたい…。