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鞄を背負って夏朝は前のめりで歩いていた。
「手芸店かな。ホームセンターもいいかも」
近道となる路地に入った。先の方に点々と日溜りが出来ていて道端や塀の上に猫が丸くなっていた。
夏朝は意識して正面を向いた。一点突破を試みるかのように足を速める。瞳は猫の方に引き寄せられた。止まりそうになる足を一歩に変えて何とか誘惑を振り切った。
「猫さん、ごめんね」
振り返らずに呟いた。
人の流れが出来ていた。合流した夏朝は左手のホームセンターの中に入っていった。
天井は高く、品揃えは豊富。人々は迷うような視線で方々に散っていく。
夏朝はしっかりとした足取りで直進した。右手の工具の棚を通って園芸のコーナーに抜けた。
歩みは極端に遅くなる。品定めをする目が厳しくなった。
「虫を撃退……絡め取る……殺虫成分」
スプレー缶を手に取った。有効な害虫の項目に蠅という文字を見た。缶を握る手が強くなり、少し震えた。
「これはいるよね。あとは」
身体に装着できる物が棚に並ぶ。夏朝は手にした殺虫剤に熱い視線を向ける。
「もしも、は考えられる……顔の防御は必要?」
目に付いた防護服の値段を見た。想像よりも高いのか。悲しそうに目を逸らす。
「今の僕には無理」
続きを見ていく。阿多もの中で浮かんだ言葉を呟いて端まできた。
「ここで終わり」
夏朝は入り口の方に身体を向ける。横手に特価品と書かれたポップがあった。型落ちの電化製品の中に掃除機を見つけた。
夏朝はしゃがみ込んだ。
「掃除機……吸引力……蠅も吸い込める?」
掃除機の値札を見て考え込む。
「買える値段だけど……どうしよう」
苦しそうな表情で身を震わせた。
大きな袋を両手で持って夏朝は帰路に就いた。
「手芸店は、また今度かな」
小さな身体には相当に堪えるのか。太腿で前に押し出すようにして歩いた。
桜花寮が見えるところまできた。夏朝は通行の邪魔にならない端に立ち、足元に袋を置いた。赤くなった掌に向けて息を吹き掛ける。
その時、虫の羽音が聞こえてきた。夏朝は咄嗟にしゃがみ込んだ。怯えたような視線を上空に向ける。
「……蠅じゃないの?」
ほっとした顔で立ち上がった。喜びは一瞬で悔しそうに下唇を噛んだ。
「僕は負けない」
傍らの袋を両手でしっかり持つと歩みを再開した。重さにへこたれることなく、夏朝は桜花寮の門を潜っていった。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月03日
参加申し込みの期限
2015年05月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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