メカメカバトルカーニバル｜リアクション

メカメカバトルカーニバル

●合言葉は『レンジャー！』

「うっひゃあ、なんだこれ、わけわかんねえな……」

　寝子島の空を覆い尽くすように現れたメカカラスの軍団を見上げ、高峰一馬は驚きの声を上げるしかなかった。

「こーれが最近噂の神魂騒動ってやつかね……
　……噂みたいなもんは聞いてたけど、こうなるともう信じるしかねえかな
　なんにせよ、街がどうにかなりそうなら、放っておけるわけあるかよ！」

　一馬は自衛官を目指す身。街が酷いことになってるのに黙って見ているなんて事は出来ないと、闘志を燃やす。
　そして、一馬が呼びだしたのはメカ自衛官（レンジャー）軍団！
　彼らは、どこでも自活できる『生存自活術』と戦闘に特化した『潜伏・隠密戦闘術！』を身につけたエリート部隊なのだ。

「白沢先生、大丈夫ッスかね？」

　まずは要救助者の安全確保が第一優先だと、一馬は白沢先生の無事を確認にやってきた。

「味方か？　ああ、先生は無事だ」

　そこに居たのは、八神修と彼の率いるメカミラー（鏡）軍団だった。

「一応怪我はねえみたいだな、とりあえず担いで安全なところに移しておこうぜ」

「そうだな。俺のミラー達を並ばせて担架代わりにするよ」

　一馬の提案に修はミラー達を組体操のように並ばせて、白沢先生をカラスたちの目のつかない所へと運ぶ。

「それじゃ、俺も戦ってきます」

　修は気を失った白沢先生に上着をかけながら言った。

「メカレンジャー、先生の護衛を頼むぜ！」

「レンジャー！」

　一馬はその場を去る前にレンジャー軍団の一部を先生の護衛に付けた。

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