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●エレナ陣営:
エレナのビューティフルショップ
その2
エレナ陣営の主力商品はお気づきの通り、広島出身
秋 もみじ
の、本場「広島焼き」だった。
「広島焼きって言うけど、私にとっては『お好み焼き』がこれなのよ」
というもみじの手順を見ながら、広島焼きについてすこし紹介しよう。
まず、熱した鉄板の上に生地を薄くひく。ここにたっぷりのキャベツともやしをこんもりと乗せる。そこに豚バラを乗せ、その上からまた生地をかけたら蒸し焼きにする。最後に卵を重ね焼きしたらボリューム満点広島焼きの完成だ。
「特製ソースかけて熱いうちに召し上がれ!」
ちなみに、もみじ曰く「大阪風? 美味しいしそれはそれで別物だから好きだよ」だそう。
握 利平
が誘蛾灯に引かれる蛾のようにフラフラとやってきた。
「いらっしゃいませ~」
うさぎ屋を営む叔母に仕込まれた焼きの技術で手際よく広島焼きを手伝いながら、商売用のにこやか笑顔でデネボラが声を掛ける。畳みかけるように、
「ご一緒にお茶はいかがですか~?」
抱き合わせは基本じゃ、と胸のうちで零すデネボラ。策士である。ところが。
「へー、広島焼きか。ソースの焦げる匂いが堪らねえ……って!」
500円の文字を見て「やってられねえ……」と利平は打ちひしがれた。
これにはカチンと来たデネボラさん、
「何を言ってるの。500円、激安よ!」
と言い返すと、利平は試合に負けたボクサーの如く肩を落とし。
「バザーと言えばトン汁100円とか焼きそばもラーメンもカレーも100円とか、夢の様な世界が待ってるに違いねえと思ってた……のに思ったより安くねえ……いや、その辺で食うより安いんだけど……これはアレか? 増税のアオリか?! 円安の影響か?! 物価のインフレ誘導かーっ?!」
適当に分かった様な事叫んでみても、利平のポケットには200円ぽっちしか入っていない事実に変わりはない。広島焼きがどんなに美味しそうであったとしても! 利平はこの場を去るしかないのだ!
「くっそぉ……!」
「よ、よくわからないけど、頑張って……」
もみじもデネボラも哀愁の背中を見送るしかなかった。
利平の200円で食える飯を求める旅は続く。
◇
入れ替わるようにやってきたのは、大家族三夜家の大人御一行様だ。
「選挙の為にバザーなぞを企画するその学校の愚劣さを罵るべきか……というか同調するなよ、糞甥に糞姪ども……千暁、貴様も」
三夜 千暁
の義弟で、木天蓼大学の考古学教授である
三夜 八雲
が、吐き捨てるように言い放つ。
「あらあらいいじゃないの」
三夜家のお母さんはまったく気にする風もない。八雲の口の悪さには慣れっこなのか、愛情の裏返しだということが暗黙の了解なのか、他の家族も無頓着だ。ちなみに小学生の雪月と太陽に「貸しだ、貸し」という名目のお小遣いをあげてしまった甘いおぢさんが彼である。たぶん、けっこう、メンドクサイ人だ。
一方、三十代を迎えた男性陣は、家族でのお出かけはかなり久々だったようで、ここぞとばかりに羽根を伸ばそうと年甲斐もなくはしゃいでいる。
派手な桃色の髪をした
三夜 雷一
と、黒髪の利発そうな
三夜 霧人
は双子の兄弟。
「久方ぶりの母校。なんもかんも懐かしい」と雷一が言えば、霧人も、
「寝子高もあまり変わってないな」と眼鏡の奥で目を細める。
「智蔵叔父も昔は随分尖ってよな?」
「そうだそうだ、智蔵の武勇伝も聞かせろよ」
雷一と霧人に水を向けられた
三夜 智蔵
は、この双子の父の弟――つまり関係上は叔父なのだが、彼らの父とは年が離れた兄弟で、実際は双子よりひとつ年下、弟みたいなものである。いまは電気工事が専門の大工さんだが若い頃はヤンチャしたようで。
「武勇伝つっても、大したことしてないって。せいぜい喧嘩して、知り合いのバイク夜中に乗りまわしてたくらいで……そういやあの時はスキンヘッドにして眉細くしてたっけ……」
「ふふ、あったわねそんなこと」とお母さん。
義姉さんの言葉に、智蔵は後ろ頭を掻く。
「今となっては思い出したくねぇことばっかりだな。せいぜい、当時の先生たちに会わないことを祈るわ……どういう顔していいか分からねぇし」
「わかるわ」と雷一。「俺も当時はやんちゃしてたしなあ……クソ霧人も裏じゃ色々悪さしてたけどさ」
「忘れたな」
霧人は喰ってかかってくる雷一を適当にあしらう。
旧市街の片隅で個人病院「三夜医院」を営む霧人は、高校の頃から医者になることを目標にしていた。そのためにがむしゃらにやったし、優等生の仮面も外さなかった。――そう、仮面だった。
(表向きは優等生の顔を維持しながら、裏では経験と金を稼ぐために色々やった……家族には心配かけまいと平静を装い……あの頃は隠し事ばかりだったな)
霧人は当時を振り返り、ひとりごちる。
(あの頃は? ……今もだろ)
「へーい! そこ行く素敵なご家族のみなさん! 美味しい広島焼きにお茶は如何かな♪」
昌也の呼び声に、智蔵が足を止める。
「お、いい匂いだなー」
「バザーも色んな出店があって見て回るだけでも疲れるよね? ここで休憩でもしていってよ♪」
昌也のイケメンスマイルはおもに、達観した表情で家族の最後尾を歩いていた
三夜 静音
先輩に向けられたものだったけど、釣られたのは色気より食欲な智蔵の方だった。
「ひとつくれ!」
「はーい、まいどありー」
焼き立ての広島焼きをもみじから受け取り、智蔵は大きく口を開け、がぶり!
「ん、美味い! 俺、お好み焼きは関西風より広島風の方が好きなんだよな。焼きそばとか卵入ってる分お得感あるし……!!」
広島風、と聞き、もみじがはぴくり、と眉を上げた。
「お客さん……こりゃあ広島焼きじゃけん。風とかつけるのはやめてつかぁさい!」
広島生まれの彼女には、譲れないこだわりがあるらしい。
頭に来た時、つい方言が出ることって、あるよね!
「す、すんません」
「わかればよろしい! っと標準弁にしなくちゃね……ほほほ」
まあそんなことはあったにしろ、広島焼きが美味いのには変わりない。
「……? 一口食う? 美味いぞー」
智蔵としては視線を感じたからそう言ったのだが、弟に食いさしを差し出された八雲はこの上もなく不機嫌な顔をした。
「フン!」
盛大に鼻を鳴らして、がぶり。さらにがぶり、ともう一口。
「あっ、八雲兄さん食いすぎ!」
「食べろと言ったろう、愚か者め!」
「美味いって素直に言えよー」
まったく空気を読まずに、千鶴がお茶もいかがですかと勧める。八雲は千鶴にもビシリ。
「そこな娘、乳が揺れ過ぎだ」
「あの、これは……ごにょごにょ……信彦くんが、メイド服にしなさいっていうから」
ごにょごにょのところには『大好きな』という言葉が入っていたりするのだが、それは女の子の秘密だ。
「けしからん! その衣装ならもっと前屈み気味に両脇を締めなければ意味がない!」
「は、はい!」
良く分からない八雲のアドバイスを受け、千鶴はより胸を強調しながら男性たちを悩殺してゆく。
「チャラ彦君……」
焼き饅頭を差し入れに来たコスプレ部の先輩、
黒兎 都
が、千鶴の姿を見て信彦に話しかけた。
「あの衣装……何カップからおっぱい引っ掛かるのかのう……?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
バトル
定員
1000人
参加キャラクター数
137人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月19日
参加申し込みの期限
2015年04月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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