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【生徒会選挙】歴代生徒会長からの挑戦状~寝子高バザール!
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●昼下がりは波乱の予感
昼過ぎ、素晴らしい青空を悠々と渡るお日様の恩恵で十月にしては思いのほか暑くなり、バザーに遊びに来た人々はお好み焼きやサンドイッチ、アイスなどを手に木陰で休む姿が多く見られはじめる。
長い黒髪も爽やかな
哀坂 極夜
と、日に焼けた肌も情熱的な
七峯 亨
もしかり。
「おや亨さん、汗が……」
胸元から綺麗に折りたたまれたハンカチを取り出すと、甲斐甲斐しく亨の額に当てる極夜。
「おっ、すまねえ。ときに極夜、おまえの食べてるそれ、旨そうじゃねぇか」
「ふふ、亨さんも召し上がります?」
極夜は昼食をスプーンに一口掬うと、あーん、と亨の口に咥えさせる。亨も亨で、
「間接キッスか?」
などと冗談を言いながらもまんざらではない様子。
妙にラブラブなこの二人、恋人というわけではない。寧ろ、恋敵である。恋敵であるのだが、腐れ縁の友人でもあるのだ。さて、そんなふたりの愛を一心に受けるのが――、
「……何だか二人が異様に仲がいい様に見えるのだが……これはもしかしてBLという奴……?」
風紀委員の
矢萩 咲
であった。
見回りの最中に目に留まったふしだらで不健全で破廉恥な男男恋愛模様に、咲は動揺を隠しきれない。
「だ、だめだ! その関係! 大体二人は……その……咲の事が好き……なんじゃないのか……?」
「うあっ姐さん!? いつから見て……っていうか、俺ストレートですって!」
と慌てる亨に対し、極夜は穏やかに微笑んで咲の手を取る。
「ご心配なく、彼とは腐れ縁なだけですよ」
「あっ、極夜、抜け駆けすんな!」
手の早い極夜に対抗するように、咲の腰に手を回す亨。ふたりからのお姫様扱いに、ほんのり頬を染める咲だが、それでも先ほどのあーんを思い出すと、ふつふつと疑問が浮かんでくるようで……。
「信用できない……不純同性交遊な事をしないか咲も一緒に行動して監視しなくては!」
咲はゴキゲンナナメだが、遠目に見れば両手に美男子なデートである。
――ちょうどその頃、咲たちの耳にまだ届かないところで、本日のイベントを曇らせるような出来事が起こりつつあった。
◇
「ふん、ここかい。寝子高のヤツらがなんか面白そうなことやってるっていうのは」
「ぶっつぶそうぜー」
「……」
彼らは三人組だった。
リーダーらしき女は縮れた赤い長髪で、時代がかった長スカートを履いていた。改造され着崩してはいるが木天蓼工業高校の制服だ。その女に従順なペットのようにくっ付いて歩くのは、パンダのようにころころとした体格の少年。残りの一人はバイクに跨ってライダースーツに金色のヘルメットを被っている。
女は手下と思しきパンダとヘルメットに話しかける。
「バザーだとさ。うまそうなもの売ってんじゃないか。あんたら、金もってるかい?」
「持ってないよー」
「……」
パンダの方は声がわりしていないのか妙に高い声で子どもっぽい話し方をするのに対し、ヘルメットの方は無口で、返事の代わりにドルン! とエンジンをひと吹かしさせる。
このとき、人波を避け校舎裏の木陰で休んでいたのが
多喜 勇生
の不幸であった。
やってくるのは見るからに不良。しかも、明らかに自分はロックオンされている!
勇生の脳裏に
以前マタ工の不良にカツアゲされたときのこと
がまざまざと蘇る。
関わったら負けだ、と視線を逸らした勇生を、不良たちは見逃さなかった。
「おいそこのモブ眼鏡、金出しな」
「な、無いよ」
「うそつけ、寝子校のモブ眼鏡は金持ちなんだろ? お姉さんはちゃんと知ってるんだぜ、ボクゥ?」
どうも以前寝子高に来て勇生をカツアゲしたおばかな
墓多豚骨
という仲間によって、寝子校のモブっぽい眼鏡はアラブの石油王なみに金持ちだという誤った噂が彼らの仲間内で流れ、それを信じているらしい。あのとき勇生が持っていたのはほんの三千円だったのだけれども……しかし今日はそれもない!
勇生は侘しい財布の中身を開いてみせる。
「ほんとなんだ、ほら空っぽ!」
不良に囲まれる勇生の姿に気づいたのは、見回りをしていた選挙管理委員の
榛宮 智
だった。
「どうしたの?」
声を掛けてからしまった、と思ったけど後の祭り。
おっかない不良さんたちが、あぁ? と一斉に智をねめつける。
「えと……その……」
小鹿みたいに震える智は、どう見ても第二のカモだ。女が余裕たっぷりに智に迫る。
「あんた、喧嘩売ってんのかい?」
「ふえぇ!? 喧嘩とか、そういうわけじゃ……ただ揉め事は辞めてもらえればと……」
「はん、誰に向かって物言ってるんだい?」
「だ、誰ですか……?」
智の天然な誰何に不良たちは顔を見合わせると、急に威嚇めいた笑い声をあげた。
「耳かっぽじってよぉく聞きな! あたしゃマタ工の赤い高波、
木多肩 血字礼
(きたかた ちじれ)!」
血字礼は長スカートを膝までまくると、ドン、と足踏み鳴らして見栄を切る。するとパンダもそれに倣い。
「オレっちは血字礼姐さんの一の子分、
宙華 淡々
(ちゅうか たんたん)!」
彼の得意技なのだろう、大道芸人よろしく口から炎を吐き出せば、
「……! ……!」
金色ヘルメットも激しくバイクのエンジンを吹かす。
「こいつは
無呂乱 加怜
(むろらん かれー)、すぐ暴走するから気を付けな」
智が首を傾げる。
「なんか名前が麺っぽい……」
「フフフ、あたしらは狼魔 羽酢蛇(ろうま ぱすた)ファミリーだからね!」
マタ工にはいろいろな不良グループがあるが、狼魔ファミリーは
仲間になる時に麺ぽい名前を頂けるらしい。
さらに言えば狼魔ファミリーはマタ工の不良の中でも群を抜くおばかさを誇っていた。
「寝子高め! こんな楽しそうなことをしやがって!
ああ、むしゃくしゃする! 淡々、加怜! こいつらをみ~んな困らせてやりな!」
「ええーっ、それって逆恨み……」
そう呟く智に、勇生が小さく首を振った。こいつらはそんな理屈が通じる相手じゃあない。残念だけど!
そして智と勇生はか弱い獲物に過ぎないのだ。
「モブ眼鏡! あんたその眼鏡を質に入れて金作ってきな!」
「そんな無茶な! っていうか誰か、助けて!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
バトル
定員
1000人
参加キャラクター数
137人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月19日
参加申し込みの期限
2015年04月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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