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『Departure』のドーナツを食べよう
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【山盛りのドーナツ】
「ここだね」
学校帰りの
鴇波 羽衣
とともに、
神野 マキナ
は『Departure』を訪れた。
「わ、かわいいお店!」
「うん、一度来てみたいと思ってたんだよね。さ、どうぞ」
スマートに扉を開けつつ、マキナは羽衣に微笑みかけた。
「ありがとう、マキナさん」
来店した二人に気づいた
阿木 陸羽
が、ぱっと顔を上げた。
「いらっしゃいませなのです!」
「はい、こんにちは。ぼくはどれにしようかなぁ」
「どれもおいしそう~」
じっと熱い眼差しをショーケースに向ける二人に、陸羽が言葉を添える。
「自家製のねこっこドーナツはいかがですか? 新商品もございますよ~!」
「う~ん、迷うな-。けど、やっぱり限定に惹かれるかなー」
マキナがつぶやくと、羽衣もうなずいた。
「うん、あたしもこの、ねこっこドーナツのハロウィンが食べたいなぁ。あと、エンゼルクルーラーとメープルリング、それにホットの紅茶をお願いしま~す」
「じゃあぼくは、ポテトモンブランと、マロンチョコ、それにねこっこドーナツのこれとこれ、それからイチゴファッションにシュークルーラー、キャラメル&クッキーリングとクラシックグレーズも。あ、アイスティーもね」
「はっ、はいなのです! 店内でお召し上がりなのでしょうか?」
「もちろん」
「はーい、ご用意します。ありがとうございます!」
トレーに山盛りになったドーナツを見て、羽衣が視線をさまよわせた。
「……ちょっと頼みすぎたかなぁ? 厳選したつもりなんだけど」
「平気平気、このくらいどうってことないよ」
「う、うん。甘い物は別腹っていうもん、大丈夫だよ……ね?」
「大丈夫大丈夫。さあ、さっそく食べよう」
奥のイートインコーナーに座って、羽衣は周囲を見回した。
「けっこうお客さんいるねー。それだけおいしい人気のお店ってことだよね」
「食べるのが楽しみだね。では、いただきます」
「いただきまーす」
ハロウィン仕様のねこっこドーナツにかじりついた羽衣が、顔をほころばせた。
「はあぁ……、これすごくおいしい~!」
かぼちゃのチョコに、紫いもクリームが合わさったドーナツだ。
口の中に、紫いものまろやかな甘さが広がり、幸せな気分にひたる。
「羽衣ちゃんはおいしそうに食べるよね。うん、ぼくのポテトモンブランもおいしいよ」
「あっ、そっちのもおいしそうだね~。新作だったやつ?」
「そうそう。味見してみる?」
「ひとくちくれるの!? わあっ、ありがとー!」
「さ、どうぞ。あーんして」
「えっ、あ、あーん……」
マキナにうながされて、羽衣はぱくっと差し出されたドーナツを頬張った。
「おいしー!」
ほんのり頬を染めつつ、羽衣は自分のドーナツもマキナの口元に差し出した。
「あたしのもあげるね。はい、マキナさん」
「うん、ありがとう。いただきます」
さわやかに微笑みながら、気負うことなくマキナもドーナツを味見した。
「秋らしい上品な味わいだね。いくらでも食べられそうだよ」
ぱくぱくとポテトモンブランを食べ終えたマキナが、シュークルーラーを手に取る。
「ほら、羽衣ちゃん。こっちもどうぞ」
「ありがとう。これもシンプルだけどすごーくおいしそう!」
「はい、あーん」
ぱくんとかぶりついた羽衣を見て、マキナが柔らかく目を細める。
「ほら、羽衣ちゃん」
「え、えっ……!?」
無造作にマキナの指が伸びてきて、羽衣はかたまった。
「クリームついてる」
「え、あ、やだ」
頬をつついていったマキナの指に、今食べたドーナツのクリームがすくいとられている。
「あ、ありがと……!」
どきどきと高鳴る鼓動と羞恥のせいで、顔が一気に赤くなる。
包み込んでくれそうな温かい眼差しを正視できずにうつむいて、羽衣は動揺をごまかそうと、紅茶に口をつけた。
「……やだもう、あたしったら意識しちゃって恥ずかしいなぁ~」
そうつぶやきながら、あらためて、まだまだ自分は子供なんだなと実感した。
落ち着いた雰囲気のマキナをちらりと見て、こんなふうに素敵な人になるにはどうしたらいいんだろうと考える。
「羽衣ちゃん? どうかした……?」
「あ、ううん、なんでもない! マキナさんはいつ見ても素敵だなって思っただけ!」
えへへ、と笑う羽衣に、マキナはドーナツを頬張りながらさらりと言う。
「羽衣ちゃんもかわいいよ。元気いっぱいのきみを見てると、ドーナツもいっそうおいしく感じるよ」
「もう、マキナさんったら~」
赤い顔のまま、羽衣も次のドーナツにかぶりついた。
「う~ん、何個までなら許されるかなぁ……」
ショーケースの前で、
澪乃 澄佳
が真剣な眼差しでドーナツを吟味していた。
あれも食べたい、これも食べたい。
どれもおいしそうに見えるが、買いすぎは禁物だ。
「あんまり食べると、また体重さ増えちゃうし……、せめて5個かなぁ……?」
悩む澄佳の隣でドーナツを買っていく人たちのトレーには、ドーナツが1個か2個しか乗っていない。
しかしそんなことには気づきもせず、澄佳は指折り数えて選んでいた。
「いろんな味のやつが食べたいし、……ねこっこの三毛猫に、メープルに……。あ、これでちょうど5個かな」
ようやく決まった澄佳の目が、レモンカスタードのドーナツに吸い寄せられる。
「……おいしそう」
5本とも指が折り曲げられた手と、ドーナツを見比べた。
「うん、食べちゃおうっと。5個も6個もたいしてかわらないっしょ」
1個くらいいいんじゃないかと、気を大きくもって、澄佳は店員さんに注文した。
「イートインでお願いしまーす」
「は、はいっ、ありがとう、ございます……っ」
笑顔の
中津川 笹鳴
からトレーを受け取って、澄佳はイートインコーナーの空席に移動した。
「ふふふふ、どれもおいしそう~」
席についた澄佳は、ぱしゃっとドーナツを写真に撮り、メモを取り出した。
「いただきまーす! ……んっ、おいし!」
最初に食べたクラシックドーナツは、シンプルながらも甘さが自然で、おいしかった。
「次はこれ。三毛猫かわいいなぁ~」
ねこっこドーナツはチョコにホイップが加わり、クラシックよりはしっかりとした甘さが出ている。
キャラメルの香りも加わり、かわいいだけでなく満足感も得られる一品だ。
「チョコファッションはどうかな~。ん~、さっくさく~」
お菓子作りが得意な澄佳は、自分でもチョコファッションを作ったことがあるのだが、お店で食べるドーナツのようなさくさくの食感は出せなかった。
「やっぱりお店は違うなぁ~。この味で、品質も均一に作るんだから、さすがだよねぇ」
感想や思いついたことをメモしながら、一口ずつ味をみていく。
「メープルとレモンカスタードは家でもできるかなぁ……。あ、カスタードおいし~」
今後のドーナツ作りに活かそうと、しっかりメモをとったあとは、思う存分食べていく。
他の味も気になることだし、また来たいなぁ……、と考えながら、ぱくぱくぱくぱくとドーナツを頬張った。
「たまには一人の時間もいいよねぇ……」
澄佳にも食べ過ぎの自覚はあったのだが、人目を気にせずおいしいものをたらふく食べたいこともある。
「気になる人と一緒だと、こんなふうには食べられないよねぇ……」
そうつぶやいたとき、店のドアが開いて、なにやら見覚えのある人物が来店するのが遠目に見えた。
「……ん、んんっ!?」
はっとして澄佳は目をこらす。
「ど、どうしよう! やっぱり檸檬くんだった~!」
六月一日宮 檸檬
の姿に気がついた澄佳は、焦って周囲を見回した。
「い、いけない、たくさん食べてるところ、ばれてないべか……!?」
焦ってドーナツを口に運ぶ澄佳に、近くの席から声がかけられた。
「あっ、やっぱり澄佳せんぱい。こんにちは~」
「わわっ……、あ! 羽衣ちゃん……!」
同じようにドーナツを食べている羽衣が、澄佳に手を振っている。
一緒に座っていたマキナも、会釈をしながら挨拶をした。
「こんにちは」
にこやかにドーナツを食べる二人のテーブルの上には、まだたくさんのドーナツが積まれている。
やはり、おいしいドーナツはたくさん食べたくなるのだと、少しばかりほっとして、澄佳は残りのドーナツを慌て気味にたいらげた。
「ごちそうさま~っ。それじゃぁ、あたしもう行くから、またねぇ」
「あ、はーい。澄佳せんぱい、さようなら~」
羽衣とマキナに手短に挨拶をして、檸檬が会計を済ませている隙に、澄佳はそそくさと店を出た。
「今の子も、いい食べっぷりだったよね。おいしそうに食べてて、微笑ましかったなあ」
澄佳を見送りながら、マキナはもぐもぐと口を動かす。
「食欲の秋っていうけど、甘い物はいつだっておいしいよね」
「おいしいよねぇ」
マキナの意見に、羽衣も全面的に同意した。
ぺろりと全てのドーナツを食べ終えて、特に気に入ったものを、マキナは買って帰ることにした。
「まだ食べてないやつもあるし、メニュー全制覇とかもしてみたいなー」
「季節ごとの新商品も気になるよねぇ……」
そんな会話を交わしながら、マキナが羽衣に笑顔を向ける。
「今日は羽衣ちゃんと一緒に来られてとってもよかった。また来たいね」
「あたしも、おいしかったし、たのしかった! また今度、いろいろ食べようね、マキナさん!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月08日
参加申し込みの期限
2015年02月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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