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『Departure』のドーナツを食べよう
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【ドーナツ店『Departure』へようこそ】
星ヶ丘とシーサイドタウンの境目あたりにある、小さくてアットホームなドーナツ屋さん
『Departure』
。
店主夫妻の経営するドーナツ屋で、まだ若い二人の人柄もあり、清潔感と落ち着きのある雰囲気のカジュアルな店構えをしている。
「大変大変っ、遅くなりました、すみませんーっ」
ドアをくぐり駆け込んできたのは、アルバイト店員の
阿木 陸羽
だ。
白く柔らかな髪を揺らし、慌てた様子で頭を下げた。
額の汗を拭う彼女に、同じくアルバイトをしている
中津川 笹鳴
が声をかける。
「だ、大丈夫ですか、阿木さん。顔が真っ赤です、よ……?」
「はぁい! 学校帰りに、すばらしく立派な年輪の切り株を見つけたのですよー。あまりの貫禄に見とれてしまって、遅れてしまったのです!」
息をきらした陸羽は、「落ち着かなくては!」と独りごち、ヒヒッフーと呼吸を整える。
「急いで着替えてくるのですよ!」
「はい、いってらっしゃい」
店主夫妻に見送られて、陸羽は更衣室に引っ込んだ。
先に来ていた笹鳴が着ている制服は、ドイツの民族衣装ディアンドルを模したもので、動きやすく愛らしい。
シャツの胸の下できゅっと結ばれたリボンの下から広がるのは、ボリュームのあるスカートと前掛けのエプロンだ。
動くたびにスカートの裾がひるがえり、かわいいと評判の制服だった。
手早く着替えをすませた陸羽が戻ってきて、店主夫妻と笹鳴に改めて挨拶をした。
「よーし、張り切ってれっつアルバイトなのです。今日もよろしくお願いしますなのです!」
「今日は新商品の売り行きもいいの。よろしくね」
そんなふうに笑顔を向けてくれる夫妻に励まされて、陸羽もやる気をだした。
ドジでマイペースだと評価されがちな陸羽も、ここでなら温かく受け入れてもらえる。
ありがたいなぁと、心がぽかぽかとしてくる。
「本当に、今日はいつも以上ににぎわっていますね……。頑張らないと、です」
「新作効果ですねー。あれ? さなちゃんセンパイ、緊張してます?」
顔をこわばらせる笹鳴に、陸羽が尋ねる。
「うぅ……、大勢のお客さんに接すると思うと、少し。で、でも、お互いに頑張りましょう、ね……?」
「はーい、頑張りましょーねっ! 気を楽に! 笑顔があれば、絶対だいじょーぶなのですよ!」
「そ、そう、です……よね……?」
今日は月替わりの新メニューが出る日だ。
定番の商品に加えて、店主夫妻が考えた季節感あるドーナツがケースに整然と並んでいる。
どのドーナツも、丸くてかわいく、そしておいしい。
おいしいドーナツを食べたお客さんに笑顔になってもらえるよう、笹鳴と陸羽は気合いを入れた。
ちょうど店のドアが開き、新たなお客さんが来店した。
「いらっしゃいませ-!」
二人は声をそろえて、出迎えた。
【学校が終わったら】
学校が終わると、高校生は思い思いの場所へと繰り出す。
北原 みゆき
も、
花風 冴来
に誘われて、『Departure』へやって来た。
「ここのドーナツが、とってもかわいいのよ」
「冴来先輩の行きつけのドーナツ屋さんなんですよね?」
「ええ。今日は二人でゆっくり過ごしましょう」
ドアをくぐり、明るい店内に足を踏み入れると、カウンターに立つ笹鳴と目が合った。
「あっ、北原さん、花風さん。い、いらっしゃい、ませ……!」
「こんにちは、笹鳴ちゃん。わあ、制服がとってもかわいい!」
「こんにちは、笹鳴。今日も頑張っているのね」
「ありがとう、ございます……。ごゆっくりどうぞ。新作のドーナツも、ありますよ」
笹鳴がケースに並ぶドーナツを手のひらで示す。
「わあ、どれもおいしそう! 迷っちゃいますねー」
ショーケースに並ぶドーナツはどれもかわいらしく、色もきれいだ。
目を輝かせるみゆきに、冴来が猫の形のドーナツを指さした。
「この、ねこっこドーナツがおいしいのよ。私、この白猫のドーナツといちごファッションにするわ。あとは紅茶ね」
「かわいいですよね、この形。私もそれにしますね。えーっと、でも、どの猫もかわいいし……」
少し悩んで、みゆきは結局、4種類あったねこっこドーナツをそれぞれひとつずつ食べることにした。
「あと、チョコリングに抹茶リングに、バニラ&ホイップも……。あれっ? 頼みすぎちゃったでしょうか……?」
選びきれなくてどんどん注文してしまうみゆきに、冴来が笑顔を向ける。
「大丈夫よ、もし多かったら、持って帰ればいいんだもの」
「そっか、そうですよね! それじゃあ、あとはコーヒーをください。ミルクたっぷりで甘いのがいいなあ」
「はいっ。かしこまりました。お二人とも、ありがとう、ございます……!」
トレーにたくさん乗ったドーナツを持って、二人は奥のイートインコーナーでテーブルを囲んだ。
「かわいいのに落ち着きがあって、いいお店ですね」
「そうなの。さっそく食べてみましょう、おいしいのよ」
「あっ、冴来先輩、ちょっとだけ待ってください。私、写真に撮っておきたいんです」
スマートフォンを取り出して、みゆきは色違いのねこっこドーナツを撮影した。
「ふふっ、あんまりかわいいから、食べるのがもったいないですね」
「そうね。かわいらしいし、おいしそうよね?」
「うん、とってもおいしそう! いただきま~す!」
ぱくりと二人はドーナツを頬張って、目を見交わし合い、微笑んだ。
「おいしーですね!」
「おいしいのよね」
「いくつでも食べられちゃいそうですよ~」
「気に入ってもらえて嬉しいな」
なごやかにドーナツを食べながら、二人はのんびりとおしゃべりをした。
「冴来先輩、もう秋ですね~」
「そうね。夏とは空の色が違うよね」
「秋をテーマに、
コスプレ部
で何かできたらいいなって思ってるんですよ。少しファンタジーめいた、紅葉や動物に似合いそうな衣装も着てみたくて」
「あら、素敵ね」
みゆきの提案に、冴来もうなずく。
「私も、普段とは違う雰囲気の服に挑戦したいな。そうね、たとえば騎士のコスプレとか」
「わぁ、冴来先輩似合いそう! 私はね、ええと、お姫様……とか、やってみたいんです」
「お姫様と騎士ね。ぴったりじゃない。一緒にやりましょうよ」
「嬉しい! ありがとうございます、冴来先輩!」
「ええ。楽しみね」
「楽しみといえば、もうすぐ
マタタビック演劇フェスティバル
がありますね」
「あら、そうね」
「冴来先輩は、どんな劇がやりたいですか?」
「ん~、そうねぇ」
冴来は人差し指を顎に添えて、考えた。
「童話をアレンジした劇がいいかも。とびきり甘くて切ない、恋愛劇とか、いいかなぁ」
「恋愛劇、いいですよね~」
「心に残るような劇がいいわよね、せっかくのフェスティバルなんだもの」
「冴来先輩だったら、何を演じても似合いそうですよね。たとえば、ミュージカルでも。……私、音楽は苦手だから、いいなぁって思っちゃいます」
「音楽に対して苦手意識を持つなんてもったいないわよ?」
「んー……、冴来先輩、音楽少し、教えてもらってもいいですか?」
「ええ、もちろん」
「よかったぁ、助かります! では、お言葉に甘えて……」
みゆきが苦手だと語る音楽のあれこれに対し、冴来はていねいに疑問に答え、教えていった。
「実は、みゆきに渡したいものがあるの」
トレーの上が空になり、話に区切りがつくと、冴来が鞄からプレゼントを取り出した。
「これ、遅くなってしまったけれど、誕生日のプレゼント」
「私に……ですか?」
目を丸くするみゆきに、冴来はプレゼントを手渡した。
ぬいぐるみと、少し厚みのある封筒だ。
「このぬいぐるみ、キレニャンコですね。かわいい……!」
「こっちの封筒には、プレゼントの他に手紙も入っているの。恥ずかしいから、あとで見てね」
「いいんですか……? ありがとうございます!」
喜びと心苦しさが、みゆきの胸にうずまいた。
プレゼントを受け取ったみゆきの手をそっと支えて、冴来は彼女に気持ちを伝えた。
「今日、こうして一緒にお茶を飲みながらお話ができて、私とても嬉しかったの。こんなふうに過ごすことにあこがれていたから……」
「私も、冴来先輩とこうして仲良く、一緒にいられて……、それだけで幸せです」
頬を赤らめるみゆきに、冴来は目元をほころばせた。
「ありがとう。私、あなたのことが大好きよ」
「私も、です」
「また一緒にデートしようね、みゆき」
「はい!」
その日、冴来とわかれて家に戻ったみゆきは、胸を高鳴らせながら、もらった封筒を開けてみた。
「わぁ……、素敵!」
中に入っていたのは、白く清らかな雪の意匠のレジンのブローチ。
「手作りだよね。嬉しいなぁ……!」
そして開いた手紙には、
逆境の中でも希望を失わず前へ進もうとする貴女は
冬の寒さの中でも可憐に凛と咲き誇るスノードロップの花の様。
どうかその美しい心を
何時迄も無くさずにいて下さい。
私は貴女が大好きです。
「……冴来先輩」
喜びに瞳をうるませて、みゆきは手紙を抱きしめた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月08日
参加申し込みの期限
2015年02月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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