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『Departure』のドーナツを食べよう
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【甘い甘い、ドーナツと】
「フフフー♪ どんなドーナツを食べようかな~♪」
「えへへ、ぼたん先輩と一緒に食べたら、どんなドーナツでもおいしいね、きっと~」
珍しく委員会も部活動もなかった放課後。
添木 牡丹
と
戌井 創
は、二人きりの時間を過ごそうと、腕を組んでぴったりとくっつき、ドーナツ屋さんを訪れた。
「いらっしゃいませなのです~!」
接客中の陸羽の前に立ち、牡丹と創はドーナツを指さした。
相談をしながらも、互いの顔を熱心に見つめ、熱い視線を交わし合う。
「私、今日はショコラやシナモンの味のドーナツが食べたいんですぅ」
「僕はね-、いろんな味を楽しみたいから~、それじゃあ色々いくつか買って、一緒に食べよう?」
仲むつまじく意見を交わし、うなずきあった。
「そうですね~、では味の違うものを……、これとこれとこれとこれ、お願いします♪」
ショコラやレモン、オレンジにカスタードなど、種類の異なるドーナツを二人は買った。
イートインコーナーで並んで座り、二人は肩を寄せ合った。
触れた腕から伝わる体温を、常に感じていたかった。
「どれもおいしそうだね、ぼたん先輩」
「どれから食べましょうか。ん~、これにしましょう。はい、創君、あ~ん♪」
自然な動作で牡丹がドーナツを差し出すと、創は嬉しそうに口を開けた。
「あ~ん♪ あっ、おいし~よ。ぼたん先輩も、ほら半分こだよ、あ~んしてっ」
お返しに、創も彼女の口元へ、自分のドーナツを持っていく。
「あ~ん……、クリームがとろとろでおいし~ですねぇ~」
「えへへー、おいしーよねー。あれ、ぼたん先輩、お口にクリームついてるよ、ほら」
牡丹の唇の端についていたカスタードクリームを創は指で取り、ぺろりと舐めた。
クリームの甘さが、口の中にふわっと広がる。
「あまーい、おいしー♪ もっとたくさん食べたいねー」
次はどれを食べようかと悩む創を見つめて、牡丹はショコラ味のドーナツを手に取った。
「うふふ、いいことを考えました。創君、ゲームをしませんか?」
「ゲーム? もちろんいいよっ」
牡丹の誘いを断ることなど思いつきもしないといった様子で、創はうなずいた。
「ドーナツを両端から食べていく度胸試しですよ~」
「りょうかーい♪」
ドーナツの片側を口に含んで、牡丹が促すと、創はぱくりと反対側にかぶりついた。
あむあむと食べていくと、互いの鼻先がすぐに当たった。
「ふふぅ~♪」
近づいていく距離がくすぐったくて、二人はくすくすと笑いながら、おいしいドーナツを食べていく。
口の中でほろほろと溶けていくドーナツの甘さと、近づいてくる熱い瞳の熱が混ざり合い、満足感が胸をひたした。
同時に、すぐそばにある特別な人の体温を味わいたくてたまらなくなる。
「ん~っ♪」
「んっ、えへへ~」
ちゅっと当たった唇は柔らかくて、甘いショコラの味がした。
「ぼたん先輩、甘くておいしー」
「創君も、とっても甘くて、とろけちゃいそうですぅ~」
うっとりとして目を細める牡丹に、創は見とれた。
「次は、少しあまずっぱいドーナツを食べよう……?」
レモンカスタードのドーナツをかじり、創は牡丹に口移しで食べさせた。
「おいしー?」
「えへへ♪ 創君、おかえしですよ~♪」
牡丹も創へ、お口からお口へドーナツを運んであげる。
「創君……、大好きですよ~」
「……んっ、ぼたん先輩、僕も~っ♪」
すっかり二人の世界に入り込み、互いのみを見つめてドーナツを分け合う。
甘くのどかな時間を過ごし、牡丹は創に耳打ちをした。
「フフフ……、今度、ココにも負けないくらいおいしいドーナツを作ってあげますよ~。創君、リクエストはありますか?」
「僕、こうやってぼたん先輩と一緒に食べられるなら、何でも嬉しいよ~。甘くて柔らかいドーナツ、今度はおうちでゆっくり食べようね~っ」
「は~い、楽しみにしていてくださいね~♪」
甘い空気を振りまきながら、牡丹と創は店を出た。
来店したときと同様に、ぴったりと身体を寄せ合いドアをくぐると、外の空気が二人を包む。
「創君……、少し寒いですね。ぎゅーってして、暖めてください~」
胴体にしがみついてきた牡丹を、創はぎゅっと抱きしめた。
「えへへ……、ぼたん先輩、暖かい、ね……」
「創君のほうが暖かいですよ~、ぽかぽかでもう離れられません~」
ぬくもりを確かめるように創に頬ずりをして、牡丹はささやいた。
「こうして抱き合ってると、私たち丸いドーナツみたいじゃありませんか?」
「うん、ぼたん先輩は、甘くて柔らかい、とってもおいしいドーナツみたい」
「創君も、甘くておいしくて、癖になっちゃう味わいですよ~」
牡丹の頬にちゅっと軽く唇をおとして、創は微笑んだ。
「ぼたん先輩、甘くておいしい匂いがするよ~」
「創君も……、ほら、お砂糖の味がします♪」
お返しとばかりに、今度は牡丹が創の唇をぺろりと舐めた。
「創君、とってもおいしいですよぅ」
「ぼたん先輩も、どこもかしこも甘くておいしいよ……。僕、もっといっぱい食べたいな~」
「もう、創君ったら……、それなら、早く帰って、もっとたくさん味わいましょう……?」
すきま風など吹き込む余地もないほど身を寄せ合って、二人はドーナツの甘さにひたりながら帰路についた。
何気なく牡丹が自身の唇を舐めると、そこは創と同じ、ほんのり甘いお砂糖の味がした。
【差し入れと気遣い】
学校帰りに
御巫 時子
は、一人で寄り道をしながらのんびりと歩いていた。
端から見ると一人に見える時子だったが、当人に一人きりだという意識はない。
時子の周囲を、様々な鳥たちが飛び交い、時に彼女の肩で羽を休めていく。
ろっこん『鳥の囀り』を使って鳥たちと言葉を交わしている時子にとって、この時間は楽しい交流のひとときなのだ。
「今日の授業中に、こんなことがあったんですよ……」
他愛のない言葉を交わしながら星ヶ丘方面に歩いていると、こぢんまりとしたかわいらしいドーナツ屋さんを発見した。
「ここにこんなお店があったなんて、気がつきませんでした……」
ふらっと店内に足を踏み入れると、明るいショーケースに綺麗な色合いのドーナツが並んでいる。
「い、いらっしゃい、ませ……」
ほんのりと顔を赤く染めて出迎えた笹鳴に、時子は尋ねた。
「種類がたくさんあって、どれもおいしそうで迷いますね。おすすめはありますか?」
「は、はいっ。あの、こちらの、ねこっこドーナツがおすすめです。……あっ、それに、今日からの新商品も、あります」
ドーナツの中には、丸いだけでなく、猫の形をしたドーナツも置いてある。
「これがねこっこドーナツですね。……かわいくて、疲れが癒やされそうですね」
「はい、かわいいだけじゃなくて、とてもおいしいので、おすすめです……!」
形も色もかわいらしいドーナツを見ていると、選ぶ時間すら楽しいものだと思えてくる。
「では、こちらの黒猫のドーナツと、抹茶リングとレモンカスタードをひとつずつください。お持ち帰りでお願いします」
「はいっ、ありがとう、ございます……!」
緊張の面持ちながらも、きれいにドーナツを包んだ笹鳴が、時子に包みを手渡した。
「ありがとうございます。またのお越しを、お待ち、してます……!」
時子は幸せそうに微笑んで、ドーナツを受け取った。
外に出た時子は、人目につかない場所を選んで、ろっこんの力で雀に変身した。
「よろしければ、ご一緒にいかがでしょうか……?」
そんなふうに誘った別の雀と並んで、学校へと引き返す。
「ここです。理科室なんですけど……、今は誰もいませんね……」
高校の理科室の窓辺から中に入り、変身を解いた。
「コーヒーをいれますから、少しだけ待っていてください」
雀にそう声をかけながら、手早くビーカーに温かいコーヒーをいれ、購入したばかりのねこっこドーナツを机に置いた。
ペンを取り、簡潔なメモを残す。
【尚輝先生、お疲れ様です 時子】
化学の
五十嵐 尚輝
先生にあてたメッセージだ。
「……ドーナツを食べて、ひといきいれてくださいね」
そうつぶやいて、時子は再び雀の姿となり、理科室を後にした。
星ヶ丘寮の自室に戻り、変身を解いた時子は、鳥たちと寄り添って残りのドーナツを口にした。
しっとりとした口当たりのドーナツはほんのり甘くて、優しい味わいだ。
緑茶を飲みながら、今頃先生もドーナツを食べているのかもしれないと考える。
「今日も良い一日でしたね……」
笑顔で鳥たちに語りかけると、皆が口々に同意した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月08日
参加申し込みの期限
2015年02月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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