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不思議なお菓子を召し上がれ?
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最初に金平糖の文字を見つけたのは
双葉 由貴
だ。
「樹弥、金平糖の屋台だ。行ってみようぜ」
「そんなのあったか?」
半信半疑でついていった
樹弥・エヴァンズ
は、赤いのぼりに染め抜かれた文字を見て「ほんとだ」と呟いた。
「せっかくだから何か買ってこうぜ!」
「いらっしゃい。ゆっくりどうぞ」
小さく礼をして屋台を見回す樹弥とはうって変わって、由貴は店主の声にぱっと顔を上げた。
「どうした、由貴」
「いや、なんか聞き覚えがあるような……」
「気のせいじゃないか?」
樹弥はそう云うと、すぐに地球瓶に向き直った。
(……あ、この紫のやつはぶどう味かな。美味しそうじゃん)
ききょう、と書かれた紫色の金平糖が気に入った樹弥は、店主を呼びとめて瓶を指差した。
「これお願いします」
と同時に、由貴も、
「おじさん、俺ききょうにする」
と、同じ物を選ぶ。示し合わせた訳でもないのにききょうを選んだことに、ふたりは少しだけ笑った。
「ほんとに仲がいいね、君たちは」
奥で見ていた店主がそう呟く。自分達を知った風な物云いを樹弥は訝しく思った。
「おじさん、今のって」
「そうだ、君たちにはもみじもサービスしてあげよう」
小壜にもみじを詰めようとした店主に、由貴は首を振る。
「俺はいいよ。その分いっぱいききょう入れてくれ」
「そっちの兄ちゃんはどうする」
樹弥は迷いつつ、素直にもみじを入れてもらうことにした。
「はい、まいどあり」
「ありがとう!」
由貴はすぐに小壜を開け、金平糖を取り出した。
「うわ、いっぱい出た。でも金平糖だし、これくらい食えるな。……うん甘い、でも美味い!」
遅れて小壜を手にした樹弥も、由貴の隣へ並んでききょうを食べた。
由貴とは対照的に、控えめに数粒ずつ口に運んでゆく。
「美味いよな樹弥、これ!」
「うん。甘いけどしつこくない」
「いつまででも食べていられる……っ」
不意に、由貴がよろめいた。
「おい、大丈夫か」
「平気平気。ちょっと足元がふらっとしただけ。いいから食べてろよ」
「……そうか?」
心配しながらも、樹弥は由貴に背を向けて金平糖を頬張った。
(本当にしんどいならちゃんと云ってくれるだろうしな。……それにしても、この屋台こんなに小さかったか?)
7粒ほど頬張ったところで、樹弥は視界に違和を覚える。
「おい由貴、この屋台……」
振り返ると、由貴のしゃがんでいた場所には知らない青年がいた。不思議そうにこっちを見ている。
(由貴、どこいったんだ?)
唖然とする樹弥だったが、実は目の前にいる青年も同じことを考えているとは知らない。
(え、樹弥は? こいつ、いつの間に屋台に入って来たんだ?)
立ち上がった途端、樹弥と場所をチェンジしていた金髪の青年に、由貴も開いた口が塞がらない。
(でも、どことなく樹弥と似てるような……)
背丈は違うが、長い金髪や切れ長の青い目は樹弥の特徴と同じだ。だが精悍な顔や体つきの分、少しとっつきにくい印象を受ける。
しかし話しかけないわけにもいかない。由貴は思い切って口を開いた。
「あの、さ。ここにいた奴は? 金髪碧眼の」
「からかってるのか。こっちこそ聞きたい、由貴はどこだ」
「俺、由貴だけど」
「はあ? 由貴がそんな大きいわけないだろ」
「いや大きいってどう云う意味だよ」
しかし改めて考えてみると、今の由貴は金髪青年を見おろしていたのだ。
「な、なんだこれ!?」
ようやく事の次第が呑み込めてきた由貴。さては、と、目の前にいた金髪青年・樹弥の肩をゆすぶった。
「分かった。樹弥、お前樹弥なんだな! ちょっと自分の姿見てみろよ!」
「うるさい叫ばないでくれ……って、どういうことだこれは!?」
樹弥もやっと自分の体の異変に気づいたようだ。
英国紳士も取り繕うことができない未曽有の事態に、不安な面持ちで互いを見つめるふたり。
だがそのうち、頭の中に同じ考えが浮かび上がった。
「なあ、前にもこんなことあったぜ?」
「ああ。……夏に、屋台で」
同時に屋台の奥を見ると、店主はあの時と変わらず、はりつけたような笑みを浮かべてこちらを見ていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
貝
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月01日
参加申し込みの期限
2015年02月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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