this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
チキチキ!第1回・寝子島トライアスロン
<< もどる
1
2
3
4
5
…
12
つぎへ >>
●スイム競技(1)●
【星ヶ丘イソラ・ガレッジャンテ(B-10)】
「さあ、私を見なさい!」
振り返るなりV字水着のストラップをずらして、
紅 一葉
がセクシーに宣言した。
「えっ……、き、綺麗だぜってば……(照)」
〈ウッヒョー!
ナイスセクシーダイナマイツ
、いただきましたッ……って、やべっ!〉
桐野 正也
が、あせりまくって【思ったー】のフキダシを消しているうちに、一葉を含む大半の選手は、すでにドバザバと海に跳び込んでしまっている。
「し、しまった!? また出遅れちまってるしっ!」
遅刻ったーきりのん、よそ見でビミョーにスタート出遅れ。
あわてて跳び込む海中では、すでに熾烈な位置取りバトルが繰り広げられていた。
「うぐっ……」
わき腹にエルボーを喰らって、思わずうめき声を上げたのは、
三崎 楚良
だ。
少しでも有利なポジションを確保しようと、ひしめきあって泳ぐその集団は、まるで浅瀬のアザラシかペンギンの大群のよう。パンチやキックもありの争いに巻き込まれ、ふだんは柔和で上品な表情の三崎も、痛みにその眉根をしかめる。
「なるほど……。こいつは思っていたより、手荒い洗礼だね……」
体格に優る社会人選手に喰らった肘鉄が、ズキズキと効く。
運動が苦手な芸術科7組の三崎は、このスイムでは極力、無理をしない方針。位置取り争いのバトルを早々にあきらめ、集団の後方に順位を落とす。
(だが水泳は、眼鏡を外さなければならないのが難点だな)
何か目印があると助かるのだが……と見回せば、ちょうど集団の中ほどに、非常に目立った突起物がじゃばじゃばと泳いでいる。
「あのちくわ姿は……
新井 すばる
君か。着ぐるみは目立つし丁度いいな」
よし、あの着ぐるみの背を目印に泳ごう。と決意する、三崎楚良なのだった。
【星ヶ丘マリーナ沖(A-9)】
スタートから500メートル北上した地点にさしかかり、次第に集団もバラけて、ようやく順位がはっきり分かるようになってきた。
「くっ……あんな水着なのに、なんて速さだよ」
現在ぶっちぎりのトップを行くのは、スリングショット水着の
紅 一葉
。その後方で、なんとか
奈良橋 博美
が追いすがろうとするが、まるで勝負にならない。
「あるぇ? 博美ちゃんじゃーん、ちいっす!
いつもウチのたー坊が学級委員で、お世話になっております。いやマジデ感謝」
弟のクラスメイトの顔はすべて把握しているのか、その奈良橋博美を悠々とクロールで、水泳部所属の
志波 武道
がパスしていく。
「うわっ、志波兄にまで抜かれた……」
ここまでかっこつけで泳いできた博美だが、体育科の選手の中でも、早々と地力の差が出てきた。ろっこんがここで使えれば、また話は別だったが、彼女のろっこん【トンビの飛翔】は、足場の無い水中から跳び上がってジャンプできるようなものではない。
「なら勝負は、神奈川県対岸のチェックポイント付近だな」
そこにたどり着くまでは、無理して体力が尽きるのは避けたい。早目の平泳ぎに泳ぎ方を切り替え、今は上位集団におとなしく呑み込まれていく、奈良橋博美だった。
【天宵川河口付近(A-7)】
「つかサンマさん着ぐるみで泳げる……だと!?」
トップの
紅 一葉
をクロールで追撃する現在第2位・
志波 武道
は、息継ぎの合間にも後方を振り返りつつ、後方との距離を確認している。
現在、3位に付けているのは、
寝子 サンマ
さん。
着ぐるみではそもそも泳げないのではないかと、選手の間ではしきりにウワサされていたが、いかなる防水加工が施されているのか、何の問題もなくぴちぴちと、鮮度ばつぐんに泳いでいる。
そのすぐ後方で、サンマさんに必死にくらいついて4位をキープしているのは、意外にも普通科1年4組の
猫島 寝太郎
だ。運動が得意だとはついぞ聞いたこともない彼だったが、この水泳競技にどうやら、なけなしの体力を注ぎ込んでいるもよう。
そして、その後方集団からさらに頭ひとつ抜け出ているのは、現在5〜7位の、
桜庭 円
、
大山田 団十郎
、
御剣 刀
の3人チームだ。
「水泳はボクが先導だ! やるからには優勝だよ」
とチームの先頭を平泳ぎでぐいぐい引っ張っていくのは、
桜庭 円
。その派手なミドリのウェーブ髪を目印に、同じボクシング部の大山田団十郎、さらに助っ人として呼ばれた剣道部の御剣刀の2人がついていく。
このトライアスロン大会に、三位一体の戦略で挑んだ彼女たちは、事前にコースの下見と予行練習も済ませて、準備は万全。3種の競技ごとに先頭の選手を交代して、仲間を引っ張っていく作戦だ。
「でも勝負事だし楽しんでごーごー!」
とうれしそうにバチャバチャはしゃぐ桜庭を、
「おい、この海にはサメが出るんだろ? 狙われないように静かに泳ごうぜ」
後ろから
大山田 団十郎
がたしなめる。
「わっ、言い出しっぺのボクとしたことが。サメ対策、サメ対策っと……。
ところで、そう言う君は……ゴメン、誰だっけ?」
「へいへーい俺だ大山田だ……、っつか、分かるだろうが!?
ほら、お揃いの青で3人揃えたトライアスロンウェアだし!
なぜチームメイトで、同じ部活の俺の顔を忘れやがる!?」
「あはは、やーなんか。最近、
ある事情
があって
伊達メガネ
かけ始めたらさ。
たまに外すと、ふだんの方が何だか、良く見えてないような気がしてきちゃって……。
うん、大山田の顔がビミョーにぼやけて思い出せないのも、きっとそのせいだと思うんだ」
「まあ、いつものことだからもう、いいけどよ……」
本当のところは大山田のろっこん、【IamEXTRA】の影響のせいなのだが、まだ本人たちにはそれが分かってない様子。あと、紛らわしいですが、この大山田団十郎はちゃんとトライアスロンウェアの胸もある、れっきとした女性です。
「おい、星ヶ丘寮の建物が見えてきた。
遊んでないで、しっかりペースを守っていくぞ」
最後尾の
御剣 刀
にうながされ、事前に目星を付けていた建物や地形をペースの目印として、3人はこの後も計画通りに、神奈川県対岸のチェックポイントへと向かう。
──この時はまだ、この仲間のうちの1人が欠けるなんて、思ってもいなかったのだったが。
【木天蓼湾・洞窟沖(B-4)】
九夜山の北西端の岩礁を迂回して、選手集団がいよいよ寝子島を離れて北上していく。
この木天蓼湾を横断して、目指すは神奈川県対岸の、第1チェックポイントだ。
「おっ、海のここからだと、洞窟があるのもよく見えるなっ。
いつか、俺たち探検部のメンバーで、あの謎の洞窟を探検したいもんだぜ……
なあ、光村!」
「は、はいぃ……」
元気よく振り向く探検部部長・
龍目 豪
に、息もたえだえに答えているのはその後輩の1年10組、
光村 日向
。入部当初から、
洞窟探検をしたい
と希望していた光村だったが、競技中の今は、そちらを振り向く余裕もないよう。
遠泳は普通にできるけど、海で泳いだのは2年前。ブランクはやはり大きいようだ。
いつものふわふわ赤毛が、べったり海水で額に貼り付き、息もあらい光村にくらべて、先輩の龍目の方は、まだまだ余力があり元気そう。
ツンツン頭の日焼けした顔で、名残惜しげに洞窟を一瞥してから龍目が、
「ところで、虎渡の姿が見えないが、あいつはどうした?」
光村とおなじく新入部員の、
虎渡 からん
の心配をするあたり、さすがは探検部部長だけあって面倒見が良い。
「はい、虎渡さんは……遠回りの(ぷは)、南下ルートを行ったみたい……です」
「大丈夫かあ? 虎渡は
部員を熊と間違えたり
、ちょっとそそっかしい所があるからな」
「
高野 有紀
先生……と、いっしょだったから、たぶん……大丈夫……」
「おっ、そうか。なら心配要らんな。
……光村は苦しそうだが、もう辛いか?」
「僕も、だいじょうぶ……中距離走のために……体力、残してるから……(ぷは)
先輩は……先に、行ってください……」
「さすがは体育科、まだ全然あきらめてねぇな……よっしゃ、お互い頑張ろうぜ!」
抜き手をきって泳いでいく龍目を、見送る光村。さらにその先の沖では、チェックポイント目指して競い合って泳いでいる、
的場 カンタ
や
汐崎 キミ
の姿なども見える。
「的場くん、汐崎くん……がんばってるね」
こちらの同級生2人の方は、探検部ではなく、スポーツ愛好会の所属仲間だ。
「……体育科のみんなは……やっぱり早いし……油断は……禁物だね」
でも、自分の勝負は、中距離走。
今は慌てず、騒がず、自分のペースを第一にやりきろう。
「あ……れれ……??」
そのまま北東の方角に向かって進む光村日向だったが、なぜだろう。見れば、先を行く前方集団から1人だけ外れてふらふらと、見当違いの方角に泳いでしまっている選手がいる。
「そっちは……、チェックポイントじゃないのに……」
【木天蓼湾(A-1)】
「着ぐるみなのに、
新井 すばる
君もどうして、なかなかやるな。……ん?」
三崎 楚良
が目印にしてきた突起物が、海面でぐるりとUターンした。
「どうした、新井君。なぜこちらに引き返してくる?」
三崎が見つめるその先で、みるみる大きくなるその突起物は、さっきまで確かにそうだったはずの、あのゆるキャラ着ぐるみ『ちくわくん』とは、ちょっと……いや、ずいぶん違うような。
「あれは……、まさか……」
眼鏡を外して心許ない視力で、じっとそちらの方角に目を凝らす三崎。
太陽の光を浴び、虹色に白く輝く、その巨大な背ビレは──
【木天蓼湾(E-1)】
「うわああああああーっ!!」
必死の形相で、こちらにじゃばじゃばと泳いでくる三崎楚良を見て、
「サ、サメが出たぞ〜! 真珠ザメだ〜!」
第2の発見者・
猫島 寝太郎
が、驚愕の悲鳴を上げた。その三崎の後方からグングンと迫ってくるのは、虹色の真珠層でコーティングされた、刃物のような背ビレ。
「うわッこっちに来た!?」
真珠ザメ発見の猫島の知らせに、一挙にパニックになる選手集団。
「キシャーーーーーーーーーーーーー!」
この寝子島トライアスロン第1競技の『スイム』では、大多数の選手が、近道の北上ルートを選択した。そのうち、学生枠で参加の寝子高生は、計23名。
獲物たちの立てるさわがしい音を聴き付け、人数が多い方の集団に出現した、真珠ザメ。
──このうち7名と半分の選手が、これからサメに喰べられる結果になる。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
チキチキ!第1回・寝子島トライアスロン
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
スポーツ
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月02日
参加申し込みの期限
2013年01月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!