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チキチキ!第1回・寝子島トライアスロン
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●スイム競技(2)〜サメ襲撃●
【木天蓼湾・千年杉沖(G-1)】
まず最初の犠牲者は、
ちくわ着ぐるみの新井すばる
(以下、ちくわと表記)であった。
「……うん、やっぱ着ぐるみで水泳は、動きづらい」
防水加工のため浸水こそしないものの、先頭集団からはどんどん離されていくばかり。
(そりゃ着ぐるみを脱げばとりあえず完走は出来るかもだけど、
そんなゴールにどうやって花を見つけられるかって話だよね)
「着ぐるみキャラとして、ここでリタイヤになろうと着ぐるみを脱ぐわけにはいかない!」
そんな見上げた決意を
ちくわ
が固めていたところに現れた、真珠ザメ襲来の急報。
「みんなー、このちくわにまかせて先へいってー」
パニックになってすれ違う選手集団に呼びかけながら、1人海面に屹立して、敢然とサメに立ち向かう
ちくわ
。
(同じリタイヤなら、みんなを無事に進ませてみせる。
これぞ花のある生き方……この海にちくわの花を咲かせてみせる!)
「ここであったがはじめまして、殺生はしないけど道を開けてもらうよ!」
そう言いながらジャキンと
ちくわ
が左腕に装着したのは、『魚新』特製の巨大寝子島ちくわだ!
「くらえボクのパトス!
ろっこん発動、【ちくわ☆ビーム】!!」
ちくわ
の左腕のちくわから、腕の太さの冷凍光線が、サメに向かってほとばしる!
キュイィィィィィィィィィィィンン!!
「凍えて止まれ!」
ピキピキピキピキッッ!
凍った。
海水が。
「ヒュー サメ氷山一丁あがり! ……って、あれ?」
ビームを発射した射線上の海水が見事に凍り、ツララのような数メートルの氷柱が、ぷかりと海面に浮かぶ。
「へっ? そ、そうか……サメは海中にいるから……、
海水が、壁のバリアになって……」
ちくわ
渾身のちくわ☆ビーム、海中の真珠ザメまで到達せず。
「キシャーーーーーーーーーーーーー!」
「ギャーーーーーーーーーーーーッ!?」
ガブガブガブ。口をひらいた真珠ザメに、哀れ
ちくわ
があっさり喰われた。
続いて、近くにいた第1発見者の
三崎 楚良
、第2発見者の
猫島 寝太郎
も、サメの犠牲になる。
「ウワーーーーーーーーーーーーッ!?」
ガブガブガブ。無情に閉じようとするサメの口の向こう側で、こちらを振り返る
寝子 サンマ
さんと、猫島の目が一瞬合った。
ぐっ。
なけなしの勇気を振り絞り、喰われながらも「先に行け」と親指を立ててみせる猫島だったが、
「おっと待ちな、少年!」
まだ逃げられたはずのサンマさんが、ドリフトターンで引き返し、びちびちっと宙に跳躍したかと思うと、みずから真珠ザメの口腔に跳び込む。
「キシャシャシャシャシャシャシャッ!」
あっという間にたちまち、4人の尊い犠牲者が出た。エラから吐き出す海水で、金属音のように耳障りな排出音を撒き散らしながら、ゆっくりと真珠ザメが海面に浮上する。
「ちょっ、まっ……。で、でかいって……!」
逃げ遅れた
的場 カンタ
が、思わず悲鳴を上げる。ぬめる光沢を帯びた白いその全長は、優に8メートルはあるだろうか。
「うわああああああああああああああ!」
恐慌状態に陥る、選手集団。ここから一番近い陸地は、神奈川県対岸のチェックポイント。その砂浜までなんとか逃げのびようと、これから恐怖の遠泳の始まりです。
【木天蓼湾・神奈川県対岸(地図外)】
さて一方、対岸のチェックポイント付近では、スイム競技のトップの順位が入れ替わっていた。
「効果時間って言うのがあるのよね……分かってはいたけど」
現在2位を泳いでいるのは、
紅 一葉
。
ただし、木天蓼湾の半ばで彼女を追い抜いていった
志波 武道
とは、もうずいぶんと差を付けられてしまっている。あのエロガッパはきっともうスイムを泳ぎ切り、今頃はチェックポイントで自転車に乗り換えている頃だろう。
「あるぇ? 一葉ちゅわ〜ん、セクシーわっしょい、もうオシマイ?
ちぇ〜、イケテルTバックをベストアングルから、もっと見ていたかったのにのにー!」
軽口を叩いて追い越していった時の武道の台詞が、思い出すだに、憎たらしい。
そう、スタートダッシュを見事成功させ、一葉がトップを独走したのは、ろっこん【エクスポーズ・ギア】の能力によるもの。彼女のろっこんは、今着ている服の露出度に応じて、身体能力が強化されるというものなのだ。
水着での水泳競技は、そんな紅一葉にまさに、うってつけのスポーツ。
ただし、水着を着ている限り、永続的に競泳力が向上する……というものでもなく、やはりこうして競技の途中で、ろっこんの効果が切れてしまった。
そして、再度の使用にはまた、手近な誰かにキーワードを言い放つ必要がある。
「仕方ないわね……後続の選手が追いついてくるのを、待ちましょう。
って、あら? さっそく追い付いてきたわね」
しかし、ダンゴ状態になってあばばばと彼女を追いかけてくる後続集団は、ちょっと何だか様子がヘンだ。そう、ちょうど彼らも……何かに追いかけられているような?
「ささ、サメですって!?」
「キシャーーーーーーーーーーーーー!」
「逃げられ……いえ、さぁ、この私を見なさい!」
真珠ザメの目を見て、能力向上のキーワードを言い放つ紅一葉、しかし効果が出たかどうか分からないうちに、スリングショット水着のV字ストラップを、ひと噛みで喰い千切られてしまった。
「きゃっ、しまっ……」
すっぱだかになった彼女の、ろっこんは無効。
ガブガブガブ。こうして彼女も、サメに美味しくひと呑みにされてしまうのだった。
紅一葉──アウト。
「わわわっ、でも囮になる人が居るって聞いたから、さっさと通過させてもら……
って、こっち来ちゃったし!?」
ガブガブガブ。対応を他人任せにしていた、
高梨 彩葉
もここであえなくアウト。
「サメがいるのですか……ほら、だから競技なんかしてる場合じゃないって、言いましたのに。
でも、この私の高速水着に、追いつけるサメなんて……きゃー!!」
ガブガブガブ。ろくにサメ対策をしていなかった、
レナ・フォルトゥス
も続いてアウト。
「ボクらは大丈夫だよね……ほら、サメ避け保護色のトライアスロンウェアも着てるし」
しかし、サメ対策を立てていた競技者が難を逃れたかと言えば、必ずしもそうでもない。
例えば大山田団十郎、御剣刀とチームを組んでいた
桜庭 円
も、あっさり喰べられてしまった。
「わーん、何でボクだけなのさぁ!?」
ガブガブガブ。桜庭円──アウト。
【木天蓼湾・海中(地図外)】
一方、真珠ザメの襲撃を、あえて海中に潜ってやり過ごした者もいる。
「は? サメ? そんなのいたらソッコー逃げるでしょ」
シンプルなろっこん【念力】使いのもれいび選手、
的場 カンタ
だ。
(よっしゃ、ろっこん全開! 泳ぎに合わせて【念力】で自分の身体を移動させるぜっ!)
これこそが、スポーツ愛好会会長の、トライアスロン秘策!
(水中を全力で念力移動すれば、下手に泳ぐより早いんじゃね?)
イメトレで練習した人間魚雷のイメージで、さっそく自分の身体を、【念力】で動かそうとする的場カンタだったが……、だがしかし。
(……あれ? あれっ?)
うりゃっ、と懸命に意識を集中させ念じても、沈むばかりで、ぴくりとも身体が移動しない。
(何でー? 俺の身体ってば、まだ動かせないほど重い!?
いやいや、それとも。自分の身体は動かせる『物体』に含まれない、ってことか……?)
あせってもがもごしているうちに、気付けば真珠ザメが、もうすぐそこまでやって来ている。
「キシャシャシャシャシャシャシャッ!」
ぐりんっとサメの目玉が回転して、巨大な真珠がその眼窩にせり上がった。
(ギャーーー!? なにこれ恐いっ!?)
パニックになりかけたカンタが、
(はっ、そうだ! 身体がビクとも動かないなら、いっそ……)
もういちど意識を集中させて【念力】を掛けてみるカンタ、
ばっくり!
と閉じるそのサメの顎をかすめて、的場カンタの身体が動き出した!
(やった、やったぜ、これならイメージ通りじゃん!)
まさに人間魚雷のように水中を泳走するカンタは、たちまち後方にサメを置いてけぼりにする。そのカンタの股間でVの字にグイグイ引っ張られているのは海水パンツ、そう、カンタのろっこんは、水着になら効いたのだ!
(よっしゃ、これで優勝待ったなし!
バンビーナのシーズンチケットもいただきだぜ!)
ばちーーん。
調子に乗って引っ張りすぎた海パンが、伸びきってちぎれた。
(って、えええええーっ!?)
的場カンタ、真珠ザメからは逃れるも……フルチンによりリタイア。
【神奈川県対岸チェックポイント(地図外)】
その頃、海上では。
「デヤッ!」
大混乱の中、ろっこん【トンビの飛翔】で
奈良橋 博美
がサメの背を蹴り、いちはやくチェックポイントに到達していた。まるで、因幡の白兎の身軽さ。
「たたっ、大変だぜ!」
なごやかに雑談していた大会の救助スタッフ、
逆巻 天野
と
八神 修
の2人が、なにごとかと立ち上がる。
博美からサメの出現を伝え聞いた2人は、近くにいた漁師に小型漁船を借り、選手たちの救助に急ぎ発進するが……、
「うわっ、……って、三崎かい? 君、いま何処から現れたのさ?」
救助用の浮き輪やロープが散乱する、その漁船の甲板に。
サメに喰われたはずの
三崎 楚良
が、いきなりテレポートで出現したのだった。
ろっこん、【秋波】。ウインクひとつで瞬間移動できる、三崎の特殊能力である。
「まだ……(ぜえ)、あそこで、生きてる」
荒い息も整えぬまま、なにごとかを2人に訴える三崎に、羽織っていたパーカーをかぶせて、逆巻天野が水を飲ませる。
「ごほっ。……まだ、生きて、るんだ。
俺以外にも、サメに呑まれた選手が、あと6人!
あの真珠ザメの腹の中で、助けを待ってる」
「何だって?」
自分のろっこんの能力ではまだ、自分1人だけしか瞬間移動してこれなかった。しかし三崎の話によれば、喰われた選手たち6名は、何らかの方法でまだ、生存しているのだという。
「わかった。ならば今は、その選手たちの救助を優先させよう。
サメ退治なら、俺にひとつ、考えがある」
と八神修が、急ぎ自分の作戦を説明する。
──三崎楚良の決死の知らせを受けて、選手とスタッフたちのサメ退治が始まる。
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
スポーツ
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月02日
参加申し込みの期限
2013年01月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月09日 11時00分
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