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チキチキ!第1回・寝子島トライアスロン
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●大会スタート●
【寝子ヶ浜海岸(G-11)】
寝子島トライアスロン大会、当日の朝がやって来た。
「やったぁ! サンマが走った、サンマが走った!」
力強くペダルを漕ぎ出した
寝子 サンマ
さんの姿に、
猫島 寝太郎
が、わっと歓声を上げた。
「俺を、サンマと呼びつけにするんじゃねぇ……!」
燃えるような朝日を浴びながら片手を振り上げ、ぷんすか怒ってみせるサンマさんだったが、しかし今日のこの日ばかりは、その喜びの表情は隠せない。
砂浜に足をもつれさせながら、サンマさんの自転車を追いかける猫島、
「ようやく、特訓の成果が出たね」
その2人の姿をながめながら、
高野 有紀
先生も満足げに頷いた。
そう、高野先生の指導により、ついにサンマさんのライディングフォームが完成したのだ。
「徹夜明けの特訓にまで付き合わせちまって、悪かったな、少年」
サンマさんが自転車を降り、猫島に握手を求める。この猫島寝太郎は今日までの1週間、サンマさんの秘密特訓に興味をひかれて、ずっと彼を応援してきたのだった。
「うん〜。自分もトライアスロンに申し込みしてるから、頑張ろうね!」
「おっと、そいつは楽しみだな。海の鉄人として、俺もベストを尽くすぜっ。……ん? 少年?」
ぽんぽんと力強く猫島の肩に置いた手が、すかっと空振りし、不思議そうにサンマさんが辺りを見回した。
「どこに行った、少年? ……おおっ? こんな所に、なぜか布団が。
ちょうどいい。大会が始まるまで、ちょっくら休ませてもらうぜー」
と眠い目をこすりながら、足許に出現した布団に潜り込み、うとうとし始めちゃうサンマさん。
(わわっ。ささ、サンマさんに……寝られちゃったよー。どっ、どうしよう)
猫島寝太郎のろっこん【憧れの超高級羽毛布団】、本日1発めの発動。
布団形態になったまま、なすすべもなくじたばたしているうちに、徹夜特訓に朝まで付き合った猫島も、だんだん眠たくなってきてしまった。
(まあ……いっか……Zzz……)
──この時の2人のやり取りが、のちに、多くの人々の命を救うことになるのだったが。
今はまだ、疲れている彼らはこのまま、しばらくそっとしておこう。
【星ヶ丘イソラ・ガレッジャンテ(B-10)】
「……なのであります、そう、今日こそ打倒、ハワイッ!!」
マイクで
中沢 リッカルド
町長が、よく分からないことを言っているが、だいじょうぶ誰も聞いてない。
大会のスタートがいよいよ間近にせまり、選手たちは町長の挨拶そっちのけで皆、思いおもいに入念な準備体操や、イメージトレーニングをしているところ。
「よーしおにーちゃん、たー坊の所遊びに行くためフリー定期券めざしちゃうぞー!」
うん、中には、愛する弟の寮に押しかけるイメトレを、今からワクワク想像している者もいる。
「正々堂々しょうぶだー! オヨ? どこ行くのたー坊、ねーたー坊ったらぁはははは!」
振り返りもせずに足早に離れようとする
志波 拓郎
に、ぶんぶん手を振っているのは、その兄・
志波 武道
である。
弟からのキツい念押しで、ふだんなら伊達メガネ着用の武道だったが、今日の大会は水泳からのスタート。おおっぴらにメガネを外せて弟に似ることができるので、ものすごくうれしそう。
「っ……馬鹿兄貴……!」
「わっ。ど、どしたの志波君、そんなに恐い顔して?」
他の選手を掻き分け、スタスタとスタート地点に急いでいたら、知り合いの
高梨 彩葉
と鉢合わせしてしまった。言われて、はっといつもの穏やかな表情に戻る拓郎。
初めて見る彩葉のスクール水着姿は、ちょっと胸が窮屈そう。何となく困って、そのふくらみから目を逸らしながら拓郎は、
「ん……、何でも、ない……
馬鹿兄貴に……また、俺の物真似、されそうになったから……
ちょっと……、逃げて、きた……」
「へー拓郎君のモノマネっ! 見たいよ見たいな、ソレどんなー?」
彩葉に腕をゆすってせがまれ、ずーーーんと、ドン底に暗い顔になる志波弟。
「わわっ。そんなにイヤなんだったらいーよいーよ……。
へえ、苦手なんだねー。お兄ちゃんのこと」
「そう、言えば……、彩葉さんも、1コ上……に、確か……」
「うん、2年に兄がいるよー。外面はいーけど、ちょっと腹黒い。
でも武道先輩は、そういう裏表ないから、ずっといいじゃない?」
「裏……表、な……」
「志波君にいつも、愛情まっしぐら!ってカンジで……
わわっ、だから何でそこで暗い顔になるかなっ!」
「うをっ! 見てちょ、見てちょ、きりのん! あのふわふわした赤毛の女子っ!」
さて、その裏表のない志波兄はと言えば、同じ2年10組の
桐野 正也
といっしょに、出場する女子選手たちの水着を、絶賛品評中である。
「パッツンパッツンのキュ! パッツンパッツンのキュ!」
正直すぎて、もはや残念な感想だ。
「あぁ〜ん、中学校のお古の水着しか、なかったのですぅ」
その2人の視線の先で、身をくねくねとよじっているのは、
不破 ふわり
。そのバストを包むピチピチの水着は、風船ガムのように薄く薄く伸びきり、耐久力的にいまにも限界そう。
〈やっべ! 特に胸とか尻とか胸とか尻とか、あと胸とか尻とか、やっべ!〉
「きりのん、出てる出てる。後ろに何か、出てマスヨー?」
志波武道に肘でつつかれ、ムッツリを決め込んでいた桐野正也が、あわてて背後を振り向く。
「やべっ、ろっこん出ちまってる! 消さねぇと!」
そこにぷかぷかと浮いているのは、マンガで言うところのフキダシのようなもの。この桐野のろっこん【思ったー】は、彼の考えていることがそのまま文字となって、宙に浮かび出てしまうのだ。
志波兄と言い、何という正直系男子2人組。
〈ぐはっ。今度は高野先生、ナイスバディっ……って、こっち見た!〉
感想だだ漏れのフキダシを、あばばばと慌てて手で散らす桐野。煙のようなもので、このろっこんは叩けば消えるのである。挙動不審なその体育科生徒2人の背中を、
「おっ、桐野と志波兄も出場するのか。迷惑かけるんじゃないぞ、カカカカカ!」
ばしっと手形が付くほど叩いて、笑いながら去っていく
高野 有紀
先生。クリムゾンレッドの競泳水着が、すらりと引き締まった長身の体格に、じつによく似合っている。
〈先生もみんな、スタイルいいな……って、そこの女子!
その水着は、絶対スポーツに適してないだろ!〉
「あらあなた、桐野君じゃないの。ねぇ、どうかしら、私の水着?
水着はやっぱりハイレグかしらね?」
知り合いの
紅 一葉
に、もっともらしく真面目に桐野は頷いた。
「お、おぉ……。うん、よく似合ってるぜ、君に」
〈いやいや、ハイレグすぎっだろ! つか、ハイレグしかねぇよ!〉
紅一葉が身に着けているのは、なんとV字水着。いわゆるスリングショットと呼ばれる、超露出度の高い水着だ。何でスリングショットと呼ばれるのかと言えば、
〈そのカタチが、パチンコつまりスリングショットのゴムの形状を連想させるから……
って、何で俺こんなに詳しいんだよ! 知らねぇよ!〉
浮いては消されるフキダシと格闘する桐野を、ウフフフとお色気たっぷりに見守りながら、
「ちょうどいいわ、あなたにしようかしら」
とこの妖艶な2年生は、密かに何やら決めた様子である。
「ふん……。あんな二股水着で、泳げるもんか」
一方こちらで、そんな体育科の先輩たちを横目で冷ややかに見ているのは、1年9組の
奈良橋 博美
だ。そう言う彼女の水着は機能重視で、水の抵抗の少ないワンピース型。
ついでに、小柄で平らな体格の博美は、バスト的にも水の抵抗の心配が、じつに少ない。
「まあ、べつに気にしちゃいないが、今日に限ってはこの胸も、俺の武器だぜ」
平らな胸はコンプレックスではなく、本人的にはむしろ気に入っているのだ。
「……水泳は正直苦手さんなのですぅ。
でもこのサンマさん浮き輪があれば泳ぎきれるです(ズバーン)」
と、その博美の横で、
不破 ふわり
が突如取り出した浮き輪を、ぷっぷくぷーと息を吹き込んで膨らませ始めた。
「う、浮き輪……って、そんな物使っていいのかよ?」
「あら、いいんじゃないかしら。あたしの水着だって、べつにルール違反じゃないのですし」
博美と頭1つ分以上も違う高身長の、
レナ・フォルトゥス
が自慢げに自分の水着を見せびらかした。
「これは前々回のオリンピックの時に、新記録を量産して物議をかもした高速水着ですわ。
改造水着じゃないから、この大会の競技規定には、引っかからないんですのよ」
「♪うーみでちゃぷちゃぷ
ぷっかぷっかぷー♪」
さらにいつの間に現れたのか、そのレナの足許では、赤白ストライプ水着の
神出鬼 没
が、ゴキゲンで鼻唄を歌っている。このおチビさんも、ふわりと同じくやはり浮き輪持参だ。
「な、何でもありだな、おいおい……」
あきれる奈良橋博美に、
「どんな事にもレッツチャレンジ!
目指せお魚1年分!! なのさ!」
「参加するからにはぁ、
なんとっ! 優勝を目指しますよー」
お互いの浮き輪をぷっぷくぷーと膨らませ合いながら、さっそく意気投合する神出鬼没と不破ふわりのコンビ。おおきく息を吸い込むたびに上下する、ふわりの豊かなバストを見ながら、
「とりあえず……、胸の大きい奴には、絶対負けないぜ」
やっぱりちょっとは気にしてるっぽい、奈良橋博美なのであった。
◆ ◆ ◆ ◆
さて、いよいよ寝子島トライアスロンの大会、スタート5分前になった。
スタート地点のここ、イソラ・ガレッジャンテは、イタリア語で「浮き島」を意味するメガフロート。中空の浮体ブロックを組み合わせた構造物で、要するに「でかいイカダ」だ。
レストラン、ショップ、高級コテージなどの複合施設を備えているが、まだ開発中であり、全体の印象はむしろ、喫水線の浅い「空母の甲板」のようなものに近い。
その、イソラ・ガレッジャンテの南西の端をスタートラインとして、ひしめき合いながら選手たちが並んだ。個性豊かな寝子島高校の生徒たちが目立っているが、町長のキモ入りで企画されたこの大会、寝子島の内外から社会人選手も集まり、その合計参加者は、計100名。
そして、社会人枠の選手の中で、もっとも優勝候補に近いと言われるアイアンマンが、海の鉄人こと、
寝子 サンマ
さんである。徹夜明けでまだ体調は万全ではないようだが、どうやら
猫島 寝太郎
ともども、大会のスタートには寝坊せずに、間に合った様子。
「ちくわ一筋命をかけて〜」
そのサンマさんの後頭部(?)を見ながら、メラメラと闘志を燃やしている着ぐるみが、ここにいた。
彼の名は、
新井 すばる
。旧市街の商店街にある魚屋、『魚新』の長男であり、この大会にもPR用のゆるキャラ着ぐるみ『ちくわくん』を着込んでの、満を持しての参加だ。
……ある意味、浮き輪や高速水着の持ち込みなどより、はるかに無謀と言える。
「でも、同じ着ぐるみ族のサンマさんが海を渡れて、ボクが渡れないわけはないよね。
ドライタイプウェットスーツバージョンのちくわ着ぐるみだから、
溺れる事は無いと思うけど……よし、いっちょブワーっといくか!!」
「オン・ユア・マーク!」
コールの後、スターターが合図のエアホーンを鳴らした。
ファーーーン
そして、いっせいに海に跳び込む選手たち!
寝子島トライアスロン大会、第1競技『スイム』のスタートである。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
スポーツ
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月02日
参加申し込みの期限
2013年01月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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